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Youtubeが全世界で標準画質に絞るというトピックスからみるX社回線の危うさ

2020年7月18日追記

株式会社グッドラックが運営する「どんなときもwifi」に対する行政指導について、グッドラックから再発防止措置策の報告がありました。

https://greenwaves.jp/wifi/goodluck-gyouseishidou-houkoku/

どんなときもwifi通信障害コンテンツ一覧

管理人コラムです。

最近では新型コロナウィルスによるトラフィック増加について触れてきましたが、まだまだ表面化していないのが実際のところです。

どれくらい増えているのかという部分について、本日発表されたニュースが物語っていました。

[blogcard url=”https://japanese.engadget.com/jp-2020-03-25-youtube-sd.html”]

画質自体の変更は可能ですが、最初の視聴の時はSD画質(標準画質)とするのをデフォルトにして、Youtube側への負荷を減らすという対策をとりました。

現在、第三者サービスへのX社SIMの新規発行が停止されていると考えていますが、これについても「トラフィックの増加」が影響しているといわれています。

https://greenwaves.jp/wifi/softbank-sim-stop/

今後、X社回線はどうなってしまうのでしょうか。

管理人目線で考えていきます。

Youtube標準画質化で削減されるデータ量

以下は当サイトでまとめたYoutubeの画質によるデータ消費量の一覧表です。

<Youtubeの画質別通信量>

画質 1時間の消費パケット 1時間×30日使用
144p 120MB 3.6GB
240p 160MB 4.8GB
360p 320MB 9.6GB
480p SD画質 600MB 18GB
720p HD画質 1GB 30GB
1080p フルHD画質 2GB 60GB

引用:Youtube(ユーチューブ)のパケットデータ通信量を検証!楽しむにはWiFiルーターがおすすめ

最近では高画質化が進んでおり、HDやフルHD画質での動画も非常に多くなってきています。

仮に今まで1080pで見ていた動画が480pになると、1時間当たりのパケット通信量は1/3になります。

よって、約70%近いデータ量が削減出来ます。

ネットワークトラフィックを分析・調査しているSandvineによると現在のYoutubeのトラフィックはNetflixの2倍とのことです。

コロナショック前の通信量の値との比較が欲しいところでしたが、残念ながらありません。

ネットフリックスの2倍といわれてもなかなかピンと来ませんが、データを70%削減しなければいけないほどのトラフィックの増加ととらえれば、いかに世界全体のデータトラフィックが急増しているか分かるでしょう。

X社回線が今危ない…?

全世界で最もよく見られているであろう動画サイトがこのような対策を取らざるをえないということは、当然日本の携帯キャリア各社のデータトラフィックも急増していることと考えられます。

特に回線状況が混雑していると考えられるのはX社回線です。

どんなときもwifiの通信障害でSIMカード供給停止が明るみに

X社は、ドコモやauと違ってさまざまな種類のSIMカードを発行し、第三者サービスへ提供しています。

WiMAXは販売代理店は多くありますが、基本的にはUQモバイルのサービスであるため、回線貸与という形はとっていないと考えています。

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そういった中で、今回のどんなときもwifiの通信障害で、X社SIMカードが供給されていないという事実が明るみに出ました。

https://greenwaves.jp/wifi/donnnatokimo-reason/

また、これを受けてX社回線を使った第三者サービスの新規申し込みが停止する事態となっています。

フジワイファイについては在庫分が出払ってしまったためか、一部SIMプランを除き当月分利用でさえも申し込みが出来なくなっています。

現在、X社公式からはこのことについては触れられていませんが、どんなときもwifi側に総務省の調査が入るとなると、明るみなる日は遠くなさそうです。

新規申し込みを抑制しないと困るくらいトラフィックが増大している…?

前述のように他キャリアとは異なり、多くの回線を貸与しているX社がこれらの新規サービス申し込みを事実上ストップさせたのは、自社回線へのこれ以上の負荷を抑える狙いがあると考えられます。

ただし、X社は「SNSカウントフリー」というサービスを実施しており、Youtubeを含めた動画サービスも実際のパケットにはカウントしないという使い放題サービスを提供しています。

第三者へのSIM提供を止めたところで、今後トラフィックの増加は止めることができないため、この辺りにも影響が出てきそうな影響です。

X社回線のパンクはあり得るのか…?

まず、パンクについて説明しましょう。

実は無線で通信しているように見える現在の4G回線網ですが、大本では有線ケーブルを介しての通信となっています。

引用:NTT

簡単にいうとネットワークのパンクとは、処理能力に対して、処理すべき対象の量が100%に近い状態を指します。

これは、有線と無線の両方を考える必要があります。

私も専門家ではないので、ごく簡単に紹介します。

無線でやり取りできる容量が足りなくなる

上記図を参考にすると、スマートフォンで通信しようとすると、まずは無線基地局へ電波が飛んでいきます。

仮に通信している人数があなただけであれば、その電波を一人で使えるため、高速で通信できます。

イメージとしては、10車線ある道路を1台で走っているようなイメージです。

もちろんそんなことはなく、もっとたくさんの人がそこの基地局を介して通信します。

通信する人が多ければ多いほどその道路は込みやすくなり、渋滞=平均速度の低下が生じますが、それでもその基地局を使う人が殺到すると、今度は通信できないくらいの速度にまで低下します。

データを送信したはずが送信できないため、自動で何度も送ろうとしてみるということが生じます。

こうなってくると同時にデータ通信をする端末が増えている一方で、データ通信がとめどなく起こってしまいます。

これが無線ネットワークのパンクです。

有線でやり取りできる容量が足りなくなる

無線基地局でデータがさばけるだけの量だったとしましょう。

ここでいう有線回線はホース、データ量を水だと仮定します。

ホースの直径は限られているため、一度に送れる量に限りがあります。送れなかった分は「再送」という形で再度送られます。

さらにその「再送」分が多くなり渋滞してくると、無線の時と同様に送らなければいけない水(データ量)がホースの穴の前で渋滞してしまい、遅延が生じてしまいます。

送れないから、再度送ってみるという状況が延々と続くことになり、送りたい情報も満足に送れない=パンクという形に陥ってしまいます。

今後のモバイルデータ通信はどうなっていくのか

このように、無線通信エリアでのパンク(1つの基地局での容量不足)と有線のパンク(ネットワーク全体の容量不足)が存在することが分かりました。

総務省データを見ても、X社の基地局は他2社と比べてもそれほど見劣りするような数ではありません。

携帯電話基地局の数

1位 ドコモ 39% 34万1900基
2位 X社 28% 24万2400基
3位 KDDI 18% 15万5200基
4位 UQコミュニケーションズ 7% 6万3500基
5位 Wireless City Planning 7% 6万3000基

引用:https://dime.jp/genre/706195/

よって、パンクするとしたら有線でのネットワーク全体のトラフィックが耐えられなくなる可能性が高いと考えています。

残念ながら、各社の有線ネットワークがどれだけの通信に耐えられるかについての記述は見つけられませんでしたが、SIMカードの新規申し込みを停止する事態に陥っているということは、ちょっと勘ぐってしまいますね…。

Youtubeの一見から見ても、データトラフィックが急激に増加傾向にあり、国内キャリアの回線網を圧迫していることは確かでしょう。

パケット無制限WiFiルーターサービスの多くがX社回線を使用していることを考えると、4月から一律容量制限が設けられるのでは…なんて想像も容易にしてしまいます。

4Gの周波数帯を5Gに転用する「ダイナミック・スペクトラム・シェアリング(DDS)」が進めばこれらのトラフィック増加にも対応できそうな印象ですが、いくら総務省が解禁時期を前倒しするといっても、明確な時期については不明です。

特にクラウドSIMWiFiルーターサービスに関しては、現状ではほぼ9割がX社回線をつかんでしまうということもあり、4月以降も暗雲がさしそうです。

いずれにしても、やはりパケット無制限で通信するのであれば、固定回線が第一選択肢という事実は5Gが順次普及するであろう2021年以降となるまでは変わらなそうです。

最近ではWiMAXへの原点回帰も進んできています。

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