ギガトラWiFiの契約者向けメール内容にて、2021年4月1日から回線元からの命令により使用パケット上限を料金をそのまま月間50GBに引き下げるという通達があったことが伝えられました。
その後、ChatWiFiにも同様の通達があり、2社のデータ単価は4月1日から約2倍になりました。
フジワイファイについても2021年5月よりデータ通信量の値上げが命令されており、現状価格でのサービス提供が困難と公式サイト上でアナウンスしていましたが、当面は値上げしないことが発表されました。
また、2021年4月20日にはレンタルWiFiルーターサービス提供大手の「どこよりもWiFi」がプランリニューアルですべてのサービスをドコモ回線に切り替えました。
使用しているのは「X社SIMカード」と呼ばれるものです。
この規制はギガトラWiFiやフジワイファイだけでなく、X社SIMカードを使用しているサービス提供事業者に順次適用されていくとされていることから、同SIMカードを使用したサービスが使えなくなる、もしくは大幅な値上げ、サービス提供内容の変更がされる可能性が高まっています。
2020年3月にもX社SIMカードの卸値変更により、軒並み同回線を使用したサービスが非常に不安定となり利用者は乗り換えを余儀なくされました。
今回は2020年時よりもさらに大規模な影響が起こる可能性があります。
通信は生活インフラです。
サービスが使用できなくなる可能性を踏まえ、本記事では代替乗り換えサービスについて案内していきます。
※本記事はリスクヘッジのために掲載しており、現時点ではギガトラWiFi/フジワイファイからしか詳細アナウンスはありません。乗り換えるかどうかについては各個人の判断でお願いいたします。
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
X社SIM規制で影響が出る可能性のあるサービス
影響のありそうなサービスを下記に紹介します。
乗り換え検討のレンタルWiFi(ポケット型WiFi )・レンタルSIM系のサービス
- モナWiFi
- ChatWiFi
- ギガトラWiFi
- カレンダーワールド
- フジワイファイ→値上げ保留
- 最安値保証WiFi
- 縛りなしWiFi
- SAKURAWiFi
- ネクストモバイル
- SPACEWiFi
- D3WiFi
- ハッピーWiFi
- ステイホームWiFi
- ギガゴリWiFi
- iVideo
- w/WiFi
- NomadSIM
- どこよりもWiFi(2021年4月20以前提供のプラン)
乗り換え検討のクラウドSIMモバイルWiFiルーター系のサービス
※モナWiFiの「クラウドSIMプラン」に関しては制限の対象にはならない見込み
- モンスターモバイル
- どこよりもWiFI
- クイックWiFi
- hi-ho Let’s WiFi
- hi-ho GoGo WiFi
- どんなときもWiFi
- よくばりWiFi
- hy-fi
- めっちゃWiFi
- THEWiFI
- ZEUSWIFI
- それがだいじWiFi
- ポケット型モバイル
- NC WiFi
- 地球Wi-Fi
- ギガWIFi
- ギガゴリWiFiワールド
- Ex WiFi
- CHAT WIFI
- フジワイファイ
- 限界突破WiFI
- Mugen WiFi
- NOZOMI WIFI
- ぴたっとWIFi
乗り換えるパターンは4種類
残念ながらX社SIMカード並みにデータ単価が安価で大容量のサービスの代わりはありません。
現在、使用しているモバイルWiFiサービスもしくはレンタルSIMサービスを解約した後にとるべき代替手段は上記4つです。
- 別のモバイルWiFiルーターを契約→テザリング
- モバイルWiFiルーターを購入して別途契約したSIMカードを挿入→テザリング
- 現在使用しているSIMカードを大容量のものに乗り換える
- メインSIMはそのままにサブSIMを新規契約してDSDV運用をする/もしくはメインサブともに乗り換える
月間50GB〜パケット無制限で使用したい人向け乗り換え案
それでは月間使用したいパケット上限に合わせておすすめの代替サービス案を紹介していきます。
最も多いケースがこの月間50GB〜パケット無制限で使用したい方ではないでしょうか。
月間100GB以上〜パケット無制限で使用したい場合
これに該当する人はおそらくクラウドSIMモバイルWiFiルーター契約者の方やレンタルSIMカードを契約している方がほとんどでしょう。
単一サービスで月間100GB以上通信出来るサービスはそう多くありません。
ドコモ回線MVNOサービス|どこよりもWiFiを利用する
2021年4月20日から、ドコモMVNO回線を使用した従量課金制のプランへフルリニューアルしました。
5GB /900円から利用可能で、最大200GBまで使用可能です。
基本プランが縛り期間(契約期間なし)で2年割(2年縛り)をつけることで月額料金が割り引かれる形となっています。
詳細についてはこちらをご覧ください。
WiMAXを契約する|条件ありでパケット無制限
WiMAXは3日/10GB以上使用すると、翌日の午前2時(最大午前6時)まで最大1Mbpsの速度制限がかかることが有名です。
しかし、この制限は18時〜2時(最大6時)までの制限となっており、たとえ速度制限がかかっていたとしても2時(6時)〜18時までの間は速度制限の対象にはなりません。
つまり、日中の時間帯は速度制限がかかっていたとしてもパケット無制限で使い続けることが可能です。
費用も月額4,000円程度となっているため、クラウドSIM系サービスからの乗り換えで一番手間がないのはWiMAXでしょう。
遮蔽物に弱いと言われていますが、ホームルータータイプのWiMAXであればある程度は通信が可能ということが当サイトの調査で判明しています。
また、W06など、最新シリーズでは屋内でも快適に通信できる場合が多いです。
設置場所に左右されますので窓辺に設置することで問題なく通信できる場合が多い印象です。
※カバーエリアが若干狭いため、契約前に確認推奨
2021年4月8日からはWiMAX+5Gがスタートしましたのでこちらもご検討ください。
キャリアパケット無制限プランを利用する
月額費用はかなり上がりますが、メインの通信回線をキャリアのパケット無制限プランに変更することで、パケット上限からは開放されます。
楽天モバイルに関してはプラチナバンドを持っていないため、屋内での通信に関してはパートナー回線(5GB/月)につながる可能性があるので注意が必要です。
楽天モバイルであれば、サブ回線としてSIMのみを契約してモバイルWi-Fiルーターに挿入して使うというのも一つの手段でしょう。
モバイルWi-Fiルーターが実質0円で手に入ることで話題になったRakutenWiFIポケット型は現在品切れとなっています。
別途、モバイルWi-Fiルーターを購入した方が良いでしょう。
おすすめはHUAWEI E5785です。
使用方法はこちらをご覧ください。
ソフトバンク本家のデータSIMを契約する
間違いない手段がこれです。
ソフトバンクは2021年3月17日から月間パケット上限50GBのデータSIMの提供を開始します。
プラン名 | 内容 | 合計金額 | データ単価 |
---|---|---|---|
データ通信専用50GBプラン | 基本プラン(データ):1,078円 データプラン50GB(データ通信):4,202円 | 5,280円 | 105.6円/GB |
若干データ単価は高くなりますが、間違いなく安定した通信が可能です。
これを購入したモバイルWi-Fiルーターに入れて使う、もしくはDSDVのサブSIMとして運用する方法です。
後述するMVNO各社のプランとほぼ同様のパケット単価で且つ、速度低下なく通信ができるメリットがあります。
申し込みは番号そのまま乗り換えほど面倒ではないため、オンラインショップからがおすすめです。
おすすめのモバイルWi-Fiルーターは下記2機種です。
メイン通信事業者を乗り換えとデータ通信SIMの契約の組み合わせ
けっこう面倒ですが、現在のメインSIMを最近リリースされてきた大容量MVNO新料金プランに乗り換えて且つ、データ通信専用のSIMカードを組み合わせて月間パケット通信量を確保する方法です。
2020年4月から格安スマホ事業者がキャリアに支払う「データ接続料」が値下げとなったことを受けて、大手MVNO各社中心に新料金プランを発表、大幅な値下げが行われました。
データ専用SIMを契約し、モバイルWiFiルーターに挿入する/DSDVスマホに挿入することで合計40GB~のパケット容量を確保することが出来ます。
まとめ|通信は生活インフラ-リスクヘッジは確実に
以上、X社SIMカードを使用したサービスが使用できなくなった/もしくは大幅な値上げがあった際に取るべき代替策について解説してきました。
筆者自身もフジワイファイの50GBプランを用いて通信を行っていますが、この度乗り換えることにしました。
やはり出先で仕事をすることが多く、通信ができなくなることで仕事自体が出来なくなってしまうため、リスクヘッジのため乗り換えることに決めました。
今後、何か動きがあれば当サイトで告知していきたいと思います。