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フジファイファイ、X社と協議の結果値上げ見送りに

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最新情報については反映されていない場合がございますので、詳細や最新情報については公式サイトをご参照くださいませ。

2021年3月30日、株式会社レグルスはレンタルWi-Fiサービス「フジワイファイ」公式サイトにて、X社SIMカード値上げについてX社との協議の結果、データ通信料の値上げについて「当面の間は一方的な値上げは行わない」との回答をいただいたことを公表しました。

株式会社レグルスは、X社回線を使用したX社SIMのレンタルサービスを展開しており、X社から2021年5月からの通信料値上げ通告を不服として、抗議していました。

Source:https://fuji-wifi.jp/post3922

【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。


 

フジワイファイ、通信サービス値上げ見送りで安堵|X社との交渉の末に

株式会社レグルスは2021年3月30日に同社サービスサイト「フジワイファイ」公式サイトにて下記文面を公開しました。

レグルス会員・FUJIWifiユーザーの皆様へ 

平素はFUJI Wifiをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

2021年3月1日付で掲載いたしました、X社からのデータ通信料の値上げ要請につきまして、現状をお知らせします。

当社からの抗議及びお客様からの多数のご意見をいただいたこともあり、X社から、当社と協議を行うとともに協議継続中のデータ通信料の一方的な値上げは当面行わないとの回答を得ました。

しかしながら、X社の値上げ要請につきまして撤回されるとの回答が確認されておりませんため、当社といたしましては、合理性に乏しい値上げ要請に対して抗議を続けるとともに、お客様へ従来と同条件でのサービスをご提供できるよう、引き続き努めてまいります。

https://fuji-wifi.jp/post3922 一部改変

これにより、卸値値上げによるフジワイファイ利用料の値上げは当面の間行われないことが確定しました。

しかし、値上げ要請の撤回はされていないことは変わらないとし、今後も抗議を続けていくことをユーザー向けに通達しました。

X社SIMカード値上げに対する動向は真っ二つに

これまでに値上げが通達された事業者は下記の4社です。

  • フジワイファイ
  • ギガトラWiFi
  • ChatWiFi
  • モナWiFi

このうち、X社に抗議したのは株式会社レグルスと、モナWi-Fiを運営する株式会社シレーヌ(旧株式会社リンクアップ)となっています。

モナWiFiについては当サイトがX社から回答を得られたかについて確認中です。

値上げ要請を飲んだギガトラWi-FiとチャットWiFiは既に公式サイト上を更新し、100GB(ChatWiFiは90GB)使用できていたプランを価格据え置きで容量をともに50GBへ変更しています。

単純計算でデータ単価は2倍に跳ね上がったことになります。

ギガトラWiFiに関しては月間50GBということを明記せず、

通信品質およびネットワーク利用の公平性確保のために一定期間に大量の通信をご利用される一部のお客様に対して通信速度の制御を実施いたします。

としており、これについては疑問が残ります。

同じ卸売り事業者でも「抗議をしたかどうか」で大きく明暗がわかれました。

通信回線が同じサービス内容であれば、利用者が安い方を選ぶのは火を見るよりも明らかです。

X社の対応は公平ではないことに疑問を持つユーザーも多くいるのではないでしょうか。

不安定な動向が続くX社SIMカード…利用するならフジワイファイか

以上、フジワイファイがX社から値上げ要請について「当面の間行わない」という回答が得られた件について言及してきました。

執筆時点ではクラウドSIMへの影響はまだみられていません。

X社が問題視しているのは月間100GB以上通信ができるX社SIMカードのようです。

「法人向け契約のものを個人向けに貸与したことが問題」とするような話も聞かれていますが、真偽は定かではなく公式情報はありません。

クラウドSIMへの影響がないのは下記の理由が考えられます。

  • 規制対象が個人向け貸与の100GB以上のSIMカードに限定されている→クラウドSIMは法人として契約したSIMカードをクラウドサーバーに挿入して使用しているため、(物理的に)個人貸与はしていない、且つ法人向け契約のSIMカードは規制対象から外れている
  • クラウドサーバーに挿入されているSIMカードが規制対象となる100GB以上のものではない

X社SIMカードは最近話題になっているahamoやpovo、LINEOといったオンライン専用プランと比較してもデータ単価が非常に安く、速度低下の少ないX社回線を使えるのが最大の特徴です。

安価なX社回線を使用して、DSDV運用したり、モバイルWi-Fiルーターに挿入して使うことで通信費の節約が図れます。

現時点では、X社回線を使用したサービスが使いたい場合は、クラウドSIMWi-Fiルーターもしくはフジワイファイが安心できるでしょう。

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河村
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GreenWaves著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenWaves責任者/事業代表

スマートフォンの乗り換え案内と通信費用節約の専門家です。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通しています。専門知識を活かし、UQ WiMAX公式メディアへの寄稿など、様々な媒体で回線系記事の執筆・監修を手がけます。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。プロフィールは一番左のリンクマークからご覧頂けます。