2020年11月9日追記
ZEUSWiFiでデータチャージ機能が実装されました。
ゼウスWiFi(株式会社Human Investment、茨城県)とTHE WiFi(スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社、東京都)はそれぞれ商品申し込み公式サイトを更新し、パケット上限を設けた新プランを準備していることを示唆する文面を掲載しました。
株式会社グッドラック(福井県)が運営する「どんなときもwifi」に対する行政指導内に「他事業者についてもパケット無制限表記についての是正」があったことを受けての対応と考えられます。
株式会社Human Investmentについては「パケット無制限表記の修正予定の有無」についての当サイトの取材に対しては「対応を協議中」と回答しています。
→2020年8月7日~パケット上限ありの新プランをスタートさせました。
スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社については回答を得られませんでした。
→予想通り2020年8月26日からパケット上限ありの新プランをスタートさせました。
https://greenwaves.jp/wifi/the-wifi-newplan/
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
ZEUS WiFi、ドバドバ体験キャンペーン終了、ベーシックプラン受付停止を案内
引用:ゼウスWiFi
ゼウスWiFiは公式サイト上にて
- ZEUS WiFi(ベーシックプラン)受付停止
- ドバドバ体験キャンペーン終了
を案内しています。
ZEUS WiFi(ベーシックプラン)受付停止
ZEUS WiFi(ベーシックプラン)につきまして、2020年7月25日をもちまして新規お申し込みを受付停止とさせていただきます。ご検討中のお客様におかれましては、ご不便をお掛けいたしますが何卒ご了承くださいませ。
また、すでにZEUS WiFi(ベーシックプラン)にお申し込みいただいたお客様につきましては、順次発送させていただきますので、今しばらくお待ちくださいませ。
ー中略ー
なお、近日中に新プランをリリース予定でございます。
新プランにつきましては、ZEUS WiFi公式HPにてご案内させていただきます。あわせてご検討いただけますと幸いです。
引用:ゼウスWiFi
このようにパケット無制限の「ベーシックプラン」の受付を7月25日付けで終了するとしています。
実際のところ、随分前から新規受付を停止しているため、事実上は新プランリリースに伴う既存プランの終了ということとなります。
また、それに伴い「近日中に新プランをリリース予定」とのことです。
恐らくはどんなときもwifi行政指導に伴い、パケット上限を設けた新プランをリリースすると思われます。
現時点では、パケット無制限のベーシックプランユーザーがそのままパケット無制限で使用できるのか、新プランへ強制移行となるのかはわかっていません。
しかし、昨今のソフトバンクSIMカードの卸値の高騰を考えると、強制移行する可能性が高いのではないかと考えられます。
ドバドバ体験キャンペーン終了
ドバドバ体験キャンペーンですが、2020年7月25日をもって終了といたします。
なお、2020年7月24日までにZEUS WiFi(ベーシックプラン)にお申し込みいただいたお客様につきましては、ドバドバ体験キャンペーン対象とさせていただきます。
引用:ゼウスWiFi
ドバドバ体験キャンペーンでは
- 契約後30日以内の解約事務手数料(10,450円(税込))→無料
となります。
※契約事務手数料は別途3,300円(税込)必要
※月額料金は初月は日割り計算
同時に行われていた「デビューキャンペーン(契約後半年間3,278円(税込)、その後は3,608円(税込))」については終了のアナウンスはありません。
【公式】ゼウスWiFi
「THE WiFi」の通信速度低下及び商品出荷遅延に関する重要なお知らせ
THE WiFiの公式サイト内で「THE WiFi」の通信速度低下及び商品出荷遅延に関する重要なお知らせ第三次報告」を7月22日付で追加しました。
1.データ通信の速度低下について
弊社ホームページにてお知らせしたとおり、2020年5月から2020年6月上旬にかけて一部のお客様よりご利用場所やご利用時間帯によって通信速度が低し、SNSやウェブサイトがスムーズに閲覧できない等、一定の状況下においてデータ通信の速度低下が発生しておりましたが、従前より実施しております弊社の定期的なモニタリングにおいて、ウェブブラウジング時のストレスが5月後半から6月上旬をピークに徐々に軽減し、7月中旬以降においてはピーク時間帯においても概ね一定の速度でのデータ通信が出来る状態であることを確認しております。
しかしながら、ベストエフォート型のモバイル通信サービスという特性上、今後においてもピーク時間帯や一定の条件下における速度低下が部分的に生じる可能性があることから、弊社ではより一層の安定した通信環境をご提供できるよう引き続きモニタリングを実施し、通信設備の強化等、取り得る手段を講じてまいります。
また、今後のモニタリング結果次第では、引き続き行ってまいります設備増強の効果が既存のお客様の通信環境に直接反映されやすくなるよう、新規のお客様に対してご提示する通信容量や商品の出荷スケジュール等の条件についても変更させていただく場合がございますが、その場合は公式HPやご利用規約等で事前に明示させていただきます。
THE WiFiでは以前から通信速度の低下が目立っており、それに対する説明として第一次報告、第二次報告内で発表していました。
2020年6月19日の報告では
1人当たり通信利用量も本年2月の平時と比べて約1.6倍に増大するなどしたことから、トラフィック(通信量)の総量が急増したことに伴い、確保したリソースが需要に追い付かず一部のユーザーで速度低下が生じる状況
としており、データシェアの仕組みを取っているクラウドSIMサーバー内に挿入されているSIMカード(主にX社SIMカード)の総容量が不足していることで1ユーザー当たりの回線速度の制限、1日当たりのパケット通信量の制限を行っていると示唆される報告がSNS上でよく見られています。
現在ではX社SIMカードの供給が追い付いたようで、速度低下等の報告はされていないとしていますが、新規ユーザーに関しては通信容量を制限する可能性があるとアナウンスされています。
現時点では既存ユーザーは「パケット無制限」のまま使えるようですが、今後の動向はさらに注視していく必要があるでしょう。
クラウドSIMWiFiルーターは恐らく「パケット上限」が設けられる
これまでに既存プランを廃止し、パケット上限を設けたサービスをリリースしているのは株式会社hi-ho1社(hi-ho Let’s WiFi)のみとなっています。
また、以前からパケット上限を設けていた「まるっとWiFi(株式会社ラストワンマイル、東京都)」は同公式サイトにて以前よりも協調した形で300GB上限の引き下げをアナウンスしています。
「それがだいじWi-Fi(ソリューションネットワーク株式会社)」では8月1日から料金据え置きで新規契約ユーザーを対象に既存の「月間150GB保証」から「月間100GB保証」となることを案内しています。
この背景にはX社SIMカードの卸値の高騰が影響していると考えられます。
また、同SIMカードは既存の大容量300GBを廃止、最大容量は1枚のSIMカードあたり100GBとなったようです。
大容量プランが廃止となったサービス
- iVideo
- カレンダーワールド
- モナWiFi
- CHAT Wi-Fi
- ハッピーWiFi
- d3wifi
- フジワイファイ
参考記事
モナWiFiに関しては、大容量SIMプラン(裏モナSIM)廃止に伴い、クラウドSIMWiFiルーターも検討したようですが、断念したことが既存ユーザー向けにアナウンスされています。
モナは100GBオンリーになるんですな。まぁ怪しいクラウド系は信用できないから無難か。#モナwifi pic.twitter.com/aKhemYvBLj
— けいすけ (@3eZkHejdOW8vksd) June 12, 2020
https://greenwaves.jp/wifi/error2/
データシェアの仕組みを利用しない限り、月間100GB以上の通信容量が確保できないと考えられるため、他大容量SIMプランを停止した各社もクラウドSIMWiFiルーターをリリースする可能性があります。
現在パケット無制限を謳っているサービスに関しては、暗に通信容量を超過すると通信制限がかかることが判明しています。
どんなときもwifiの行政指導の流れを受けて、今後クラウドSIMWiFiルーターはパケット上限を設けた新プランに随時移行していくと考えられます。
新規に契約するのであれば下記のような「パケット上限」があるサービスの方が現時点では安心でしょう。
当サイトでは引き続きX社SIMカードやクラウドSIMWiFiルーターの動きについて追っていきます。