月々のデータ通信量の目安はどれくらい？パケット通信量を確認する方法を解説

携帯電話会社を乗り換えたり、新しい料金プランに変更するときに確認しなければいけないのが「そのプランのパケット通信上限」です。

「今月もギガが足りない…チャージしなきゃ」

という人であればおおよそご自身が使っているパケット通信量を把握していると思いますが、パケットを余らせている人や特にストレスなく通信できている人は

「月にどれくらいのデータ量なのか」

わからないケースが多いようです。

本記事ではデータ通信量の目安と月々のパケット通信量の確認方法について解説していきます。

1か月何ギガ使う？｜データ使用量の平均は

総務省｜携帯電話ポータルサイトのデータによると、月間パケット通信料は下記のようになっているとのことです。

月間パケット通信量

• ～2GB：49.5％
• ～5GB：16.5%
• ~8GB：8.7%
• ~10GB：8.6%
• ~20GB：10.4%
• 20GB以上：11.3%

半数以上の人が月間2GB以下の通信量となっています。

各サービス別で見ると上記のようになっています。

パケット通信料はそれぞれのライフスタイルによって大きく変わります。

例えば、電車通勤のサラリーマンの日常をイメージしてください。

GoogleDiscoverやYahoo!ニュース等でニュースをチェックして、LINEを一日20通くらいやり取り、通勤で合計1時間ほど動画サイトを見るという方の1か月の通信量目安は

項目	1日通信量	月間通信量
ニュースサイト閲覧 (20記事)	6MB	180MB
LINE20通	10MB	300MB
動画サイト1時間	500MB	15GB
合計	516MB	15.48GB

約15GBとなります。

このように動画サイトを1日1時間見るのであれば月間20GB程度のデータ通信量を確保した方が良いでしょう。

動画サイトをほとんど見ない、Twitterやインスタグラムが中心という人は月間5GB~10GBあれば足りるでしょう。

ニュースサイト閲覧やLINEでのやり取りのみであれば月間3GB程度であれば足りることと思われます。

また、上記数値は自宅では固定回線をつないだWiFiを併用しての数値も含まれています。

1GB(ギガ)で使えるデータ通信量の目安｜ドコモ・au・ソフトバンク

1ギガでどれくらい使えるかの目安が下記となります。

項目	どれくらいできるか
LINE	LINEトーク｜2KB/回→1GB/52.4万回 LINEでんわ｜1GB/55時間 LINEビデオ通話｜1GB/3.25時間
メール	500KB程度のメール｜1GB/約2,900通
WEBサイト閲覧	300KB/1ページ｜1GB/約3,490ページ
音楽ストリーミング	AWA(Normal)＝50MB/時間｜1GB/20時間
YouTubeなどの動画	Youtube(360p標準画質)＝320MB/時間｜1GBで3.125時間 Youtube(480p標準画質)＝600MB/時間｜1GBで1.66時間 Youtube(720pHD画質)＝1GB/時間｜1GBで1時間 Youtube(1080pフルHD画質)＝2GB/時間｜1GBで30分
Zoom会議	Zoomグループチャット＝700MB/時間｜1GBで1.42時間

Youtubeなどのインターネット動画コンテンツの場合

画質	1時間の消費パケット	1GBで見れる時間
144p	120MB	約8時間
240p	160MB	約6時間
360p	320MB	約3時間
480p SD画質	600MB	約1時間40分
720p HD画質	1GB	約1時間
1080p フルHD画質	2GB	約30分

画質	1時間の消費パケット	1GBで見れる時間
自動	0.84GB	約70分
最低画質	0.25GB	約4時間
低画質	0.5GB	約2時間
高画質	2.1GB	約28分

画質	1時間の消費パケット	1GBで見れる時間
推奨	1.2GB	約50分
最高	1.8GB	約33分
高	1.5GB	約40分
中	1.2GB	約50分
低	0.6GB	約1時間40分

画質	1時間の消費パケット	1GBで見れる時間
HD	1.5GB	約40分
すごくきれい	1GB	約1時間
きれい	0.9GB	約1時間

画質	1時間の消費パケット	1GBで見れる時間
最高	5.8GB	約10分
高	1.8GB	約33分
中	0.6GB	約100分

画質	1時間の消費パケット	1GBで見れる時間
自動設定	0.5GB	約2時間
データ使用量小	0.54GB	約1時間50分
データ使用量大	2.1GB	約28分

	画質	消費パケット/1時間	1GBで見れる時間
DAZN リアルタイム	高画質	3.3GB	約18分
	節約モード	0.33GB	約1時間30分
DAZN ハイライト	高画質	3.4GB	約18分
	節約モード	0.9GB	約1時間6分

Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスの場合

音質	1時間の消費パケット	1GBで聞ける時間
低音質(24kbps)	10MB	約100時間
標準音質(96kbps)	50MB	約20時間
高音質(160kbps)	70MB	約14時間
最高音質(320kbps)	150MB	約6.6時間

音質	1時間の消費パケット	1GBで聞ける時間
自動（推奨）	70MB	約14.2時間
高	250MB	約4時間
中	110MB	約9時間
低	50MB	約20時間

音質	1時間の消費パケット	1GBで聞ける時間
低(64kbps)	30MB	約33.3時間
中(192kbps)	90MB	約11.1時間
高(320kbps)	150MB	約6.6時間

音質	1時間の消費パケット	1GBで聞ける時間
標準音質(126kbps)	80MB	約12.5時間
高音質(256kbps)	200MB	約5時間

音質	1時間の消費パケット	1GBで聞ける時間
LOW(64kbps)	30MB	約33.3時間
Normal(96kbps)	50MB	約20時間
High(128kbps)	60MB	約16.6時間

音質	1時間の消費パケット	1GBで聞ける時間
低(96kbps)	40MB	約25時間
中(160kbps)	70MB	約14.2時間
高(320kbps)	150MB	約6.6時間

スマートフォン端末からパケットデータ通信量を確認する

それでは早速データ通信量の確認方法を解説していきます。

データ通信量は

• ①スマートフォン端末で確認する
• ②契約電話会社のマイページで確認する

2つの方法があります。

まずは、一番簡単なスマホ本体でデータ通信量を確認する方法を紹介します。

［iPhone／iPad］本体からデータ通信量を確認する方法

※この方法では統計情報をリセットしてからの「累積通信量」が表示されます。

ご自身で締め日の翌日でリセットしている方以外はあまり参考にならないかもしれません。

データ量確認方法

1. ホーム画面から設定（歯車アイコン）をタップ
2. モバイル通信をタップ
3. →現在までの合計」項目で確認可能

※アプリごとの通信量の確認も可能

統計情報をリセット

1. ホーム画面から設定（歯車アイコン）をタップ
2. モバイル通信をタップ
3. 画面一番下の「統計情報をリセット」をタップ

参考：［iPhone／iPad］本体からデータ通信量を確認する方法はありますか？｜ソフトバンク

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［android］本体からデータ通信量を確認する方法

アンドロイドスマホの場合は、自動で月頭にリセットされるため、本体からでもある程度正確なデータ通信量がわかります。

キャリアマイページから確認するより簡単です。

※androidの場合は、各メーカーによってOS（androidを動かすシステム）がカスタマイズされているため、機種によって見方が若干違います。

データ通信量確認方法

1. ホーム画面から設定（歯車アイコン）をタップ
2. モバイルデータ通信（接続と共有など、名称は機種によって異なる）をタップ
3. 「現在までの合計」項目で確認可能

参考：【Android】アプリごとのデータ使用量を確認したい｜au

手順

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契約電話会社のマイページからデータ通信量を確認する

次に契約している携帯電話会社のマイページから確認する方法を説明します。

ドコモ｜データ通信量確認方法

au｜データ通信量確認方法

ソフトバンク｜データ通信量確認方法

楽天モバイル｜データ通信量確認方法

ワイモバイル｜データ通信量確認方法

UQモバイル｜データ通信量確認方法

データ通信量が急に増えたときに確認したいこと

データ通信量が急に増えたときに確認したい項目は下記の通りです。

自宅にいる時にWiFi接続がオフになっていないか

通信費節約のために自宅に固定回線を引いて、それを無線LANに接続して自宅でインターネットを楽しんでいる方は多いでしょう。

光回線であればパケット上限がないため、「自宅のみ」という条件は付きますがパケット無制限でインターネットを楽しめます。

落とし穴があるとすれば、「うっかり自宅でスマホのWiFi接続をオフにしていた」場合です。

知らないうちに動画コンテンツを見たりアプリやOSのアップデートを行っていた場合。パケット通信量が急に増える可能性は十分考えられます。

アプリの自動アップデートを「WiFi接続時のみ」に設定しているか

スマートフォンでは、アプリのアップデートは自動で行われます。

そのため、自動アップデートの設定を「WiFi接続時のみ」に設定していない場合は、4GLTE接続の場合でもアップデートしてしまうため、場合によってはデータ通信量が急に増大する場合があります。

設定方法（iPhone）

• 設定→「iTunes StoreとApp Store」をタップ
• 「自動ダウンロート」項目のアップデートをオンにする
• モバイルデータ通信をオフにする

設定方法（Android）

• 設定→アプリの自動更新をタップ
• 「Wi-Fi接続時のみアプリを自動更新する」を選択

※機種によって方法が異なる場合あり

バックグラウンド通信が多用されていないか

アプリの中には起動していない時も「バックグラウンド通信」と呼ばれる何かしらの通信を行うものがあります。

これを許可しない設定にすることで無駄なパケット通信をしないようにできます。

設定方法（iPhone）

• 設定→「一般」をタップ
• 「Appのバックグランド更新」をタップ
• 「Appのバックグラウンド通信」をオフにします。

※Wi-Fi接続時のみ許可したい場合は「Wi-Fi」を選択

設定方法（Android）

• 設定→ネットワークとインターネットをタップ
• 「データセーバー」をタップ
• データセーバーをオンにする

※「データ通信を制限しないアプリ」からアプリ毎のデータ制限設定も可能

※機種によって方法が異なる場合あり

データ通信量を気にせずに大容量通信を行うには

データ通信量を気にせずに動画などのコンテンツを見る方法を紹介します。

キャリアのパケット無制限プランを利用する

※ahamoでは、一部利用できないサービスがあります。また、ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップ店頭での申し込みに関しては、「ahamoWebお申込みサポート」 (税込3,300円) をご利⽤ください。表示されているのは月額料金のみで、端末を購入された場合は別途料金が発生します。 ※イオンモバイルに関してはかけ放題のみイオンでんわアプリが必要 表記はすべて税込

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格安スマホの大容量プラン、もしくはキャリアのパケット通信量無制限プランに加入すればデータ通信量を気にせずに自宅でも外出先でも大容量通信が可能です。

乗り換え方法については「携帯&スマホ乗り換え手順を解説｜格安スマホに番号そのまま（MNP）で通信費を節約」をご覧ください。