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KDDI(au/UQモバイル)が2022年3月31日で解約金廃止を発表|2022年どうなるスマホ乗り換え

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2021年12月23日、KDDIと沖縄セルラーは、2022年3月31日をもってauとUQ mobileの契約解除料を廃止することを発表しました。

キャリアの解約金廃止に関しては既にNTTドコモが2021年10月1日から廃止しているほか、ソフトバンクは2022年2月1日から解約金の廃止を予定しています。

今回、KDDIが契約解除料の廃止を発表したことでようやく3キャリアの足並みがそろった形になります。

KDDI(au/UQモバイル)が2022年3月31日で解約金廃止を発表

KDDIと沖縄セルラーは、2022年3月31日をもってauとUQ mobileの契約解除料を廃止することを決定しました。

現在、2年契約を条件に基本料金の割引を実施していますが、それら対象割引サービスについては

対象の割引サービス/料金プランに加入中のお客さまは、引き続き同じ基本料金でご利用いただけます。

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/12/23/5603.html

としており、手続きなしで現在と同様の料金で利用できるとしています。

au新旧料金プラン

旧プラン
2019年10月以前
新プラン
2019年10月以降提供
新auピタットプラン
フラットプラン7プラス
データMAXプラン
フラットプラン20
フラットプラン25Netflixパック
スーパーカケホ
カケホ
ピタットプラン
フラットプラン30
など
データMAX5G
ピタットプラン5G
データMAX4GBLTE
ピタットプラン4GLTE
など

au・UQ mobileの契約解除料の廃止

これに伴い、auとUQモバイルで終了するのは下記サービスです。

【au】

  • au STAR2年契約更新ギフト券プレゼントを2022年3月プレゼント分をもって終了(ギフト券は付与月を含めて6ヶ月間利用可能)
  • 2年契約Nの新規受付を終了→2年契約N未加入ユーザーは支払い方法を「au PAYカード」に指定することで2年契約Nど同額の割引(月額110円(税込)割引)が利用可能

【UQモバイル】

  • 長期契約割引を終了→対象料金プランの基本料金を割引適用後の金額に改定するためユーザー負担はなし
  • スマトク割を終了→対象料金プランの基本料金を割引適用後の金額に改定するためユーザー負担はなし

いずれの割引も月額1,100円(税込)割引となっていたが割引後金額を「正規料金」とする。適用プランはすでに申し込みを終了している「おしゃべりプランSML」と「ぴったりプランSML」

Kawamura top R河村

終了に伴って不利益になるユーザーはほとんどいないと思われます。
ただし、2年契約Nを契約していなかったユーザーで支払い方法を「au PAYカード」にしていなかった方は、同カードに切り替えることで月額110円(税込)割引となります。

端末購入プログラムの改定

2019年9月に新規受付終了した下記の端末購入プログラムについて、au契約継続の条件が廃止されることとなり、au解約後も所定の条件を満たすことで分割支払金残額相当分の支払いが不要となる特典が用意されました。

対象となる端末購入プログラム

  • アップグレードプログラムEX/EX (a)
  • アップグレードプログラム (タブレット)
  • アップグレードプログラム (ジュニア) 

au解約後も分割支払金残額相当分の支払いが不要となる条件

  • 機種の買い替えおよび旧機種回収

※アップグレードプログラムEX/EX (a)とアップグレードプログラム (タブレット) は、引き続きプログラム料の支払いが必要

参考:au・UQ mobileの契約解除料廃止について

NTTドコモとソフトバンクの契約解除料無料の時期

NTTドコモとソフトバンクの既存プラン解約にともなう契約解除料無料化の時期は下記の通りです。

NTTドコモの契約解除料無料化の時期

NTTドコモは2021年10月1日から、すべてのプランの契約解除料および「解約金留保」を廃止しています。

よって、既存プラン解約に伴う契約解除料は発生しません。

ドコモ新旧料金プラン

旧プラン
2019年10月以前
新プラン
2019年10月以降提供
カケホーダイ&パケあえる
ベーシックプラン
バリュープラン
ギガホ(改定前)
ギガライト(改定前)
ケータイプラン
など
5Gギガホプレミア
5Gギガホ
5Gギガライト
5Gデータプラス
ギガホプレミア
ギガホ
ギガライト
データプラス
はじめてスマホプラン
ahamo
など

参考:解約金や解約金留保の廃止及び定期契約の新規受付終了(NTTドコモ)

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ソフトバンク・ワイモバイルの契約解除料無料化の時期

ソフトバンク、ワイモバイルは2022年2月1日からすべてのプランの契約解除料を無料化する予定となっています。

2022年2月1日以降、旧プラン解約に伴う契約解除料は発生しません。

ソフトバンク新旧料金プラン

旧プラン
2019年10月以前
新プラン
2019年10月以降提供
(旧)ウルトラギガモンスター+※
(旧)ミニモンスター※
スマホ放題/スマ放題ライト
ホワイトプラン
ゴールドプラン
オレンジプラン
シンプルオレンジ
ブループラン
ブループランバリュー
など
メリハリプラン
メリハリプラン無制限
ミニフィットプラン
ミニフィットプラン+
(新)ウルトラギガモンスター+
(新)ミニモンスター
など

参考:旧料金プランの契約解除料の免除と長期継続特典の終了・変更、「半額サポート」の改定を実施(ソフトバンク)

契約解除料廃止でスマホ乗り換えはどうなる?

このように最も既存プランの契約解除料撤廃が遅いKDDIが2022年3月31日に解約金を廃止することでようやく「3キャリア揃って」契約解除料が廃止される見込みとなりました。

旧プラン:2019年10月以前の契約プラン
新プラン:2019年10月以降の契約プラン

ドコモ
→2021年10月1日から廃止済み
旧プランを解約する場合|解約金0円
新プランを解約する場合|解約金0円

au
旧プランを解約する場合|解約金最大10,450円(税込)
→2022年3月31日から撤廃予定
新プランを解約する場合|解約金0円(定期契約ありの場合は1,100円(税込))

ソフトバンク
旧プランを解約する場合|解約金最大10,450円(税込)
→2022年2月1日から撤廃予定
新プランを解約する場合|解約金0円

総務省が2020年10月27日に発表した「モバイル市場の競争環境整備に向けたアクションプラン」の達成状況を振り返りましょう。

スクロールできます
施策達成状況
通信と端末代金の完全分離クリア
契約に際しての端末値引きは22,000円(税込)までとした。
適切な価格表示未達成
未だに「割引を前提とした価格表記」が横行している
消費者利益の確保クリア?
携帯電話ポータルサイトの設置
SIMロック解除促進クリア
SIMロックは原則禁止となった
MVNOに対する卸値の値下げクリア?
データや音声通話卸値の値下げは表面上は利用者には不明(おそらく下がった)
サブブランドが独立系MVNOに与える影響は調査中か?
MNO間での競争環境整備未達成
電波オークションについて検討
電波塔のシェア(インフラシェアリング)は進行中か?
縛りプラン廃止による囲い込み禁止クリア予定
KDDIが契約解除料廃止でクリア予定
MNP利用環境整備一部未達成
乗り換え時の引き止め禁止|クリア
オンライン受付24時間化|クリア
WEBでのMNP手数料無料化|クリア
MNPワンストップ化|未達成
キャリアメール持ち運び実現クリア
2021年12月より3キャリアで実施
※楽天モバイルはキャリアメール未実装
eSIMの促進未達成
一部実装したがトラブルが多い
固定回線と携帯電話とのセット割等の検証未達成
セット割は固定回線だけでなく電気などの生活インフラにも波及している

全体を通して見ると達成度は50%程度といったところでしょうか。

まだ未達成部分が多い部分もありますが、下記項目については十分スマホ乗り換えを促進する効果があると筆者は考えています。

スマホ乗り換えを促進する材料
  • MNP転出手数料無料化
  • キャリアメール持ち運び実現
  • 旧プランの解約手数料の廃止

参考:携帯乗り換えをしないのはなぜ?|携帯電話の乗り換え等サポートワーキンググループで「スマホ乗り換え動向」が公表される

当サイトでは2021年にスマホ乗り換えにかかる手数料の明確化を目的とした「スマホ乗り換え手数料シミュレーター」や利用者ニーズに見合った最適なプランを提案する「スマホ乗り換え相談所オンライン」といった仕組みをリリースしてきましたが、実際に「乗り換えが促進された」という効果の実感には至っていません。

2021年12月にMMD研究所から発表された携帯電話会社のシェア率ではMVNO(格安スマホ)の割合が10%を下回ったことも考えると、MVNOへ乗り換えるよりもキャリアのオンライン専用プランへ変更したユーザーが多かった印象です。

総務省がここまでテコ入れをしてきたのにも関わらず乗り換えが促進されないのは、利用者に十分な乗り換え知識が根付いていないことが原因だと筆者は考えています。

通信はもはや電気や水道といった重要インフラの一つになってきており、所得の改善が見られない日本においては出費を抑える=通信費を節約することで生活水準の改善が見込める可能性が十分あるでしょう。

GreenWavesでは「通信費を節約したい方向け」に今後もスマートフォンに関する知識を提供するコンテンツを発信していきたいと考えています。

河村
スマホ乗り換えをお考えなら下記コンテンツもご利用くださいっ!

 

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GreenWaves著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenWaves責任者/事業代表

スマートフォンの乗り換え案内と通信費用節約の専門家です。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通しています。専門知識を活かし、UQ WiMAX公式メディアへの寄稿など、様々な媒体で回線系記事の執筆・監修を手がけます。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。プロフィールは一番左のリンクマークからご覧頂けます。