最新機種FS040Wのレビュー記事はコチラ
https://greenwaves.jp/wifi/fs040w-review/
多くのソフトバンク回線を使用したレンタル端末にはフジソフト製の「FS030W」を採用しています。
同時接続台数15台、クレードル使用で有線LAN接続も可能という非常に高性能な機種となっています。
また、大体そのようなWiFiルーターに採用されているのがソフトバンクマルチUSIM(F)カードです。
結論
IMEI番号=製造番号と紐づけされていないのでAPN設定をすれば問題なく使える
当サイトGreenWavesとモナWiFiの提携により、下記クーポンコードを使用すると月額料金割引になります。
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【公式サイト】モナWiFi
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
ソフトバンク回線のデータSIMはソフトバンクマルチUSIMカード
当方が使っているフジワイファイのデータSIMを取り出してみます。
FS030Wの裏ブタを開けて、バッテリーを外すとSIMカードがあります。
このようにSIMカードが挿入されています。
FS030WはMicroSIM仕様となっているようですね。
ソフトバンクマルチUSIMカードはMicroSIMサイズからもう一段階くりぬけます。
こうすることでNanoSIMサイズにも変更できます。
データSIMを他の端末で使用するにはMicroSIMサイズでははまらないので、NanoSIMサイズに変更する必要があります。
そこは大丈夫、くぼみにはめ込めばもとに戻ります。
このデータSIMの正体は「ソフトバンクマルチUSIMカード」です。
ソフトバンクマルチUSIMカードはIMEI縛りがない
このソフトバンクマルチUSIM(F)カードはIMEIロック(縛り)がないのが特徴です。
通常のソフトバンク製のSIMカードであればそのSIMカードが他の端末で使用できないように、端末の製造番号(IMEI番号)以外で使えないように紐づけされています。
ソフトバンクのandroidスマートフォンを購入して、そのSIMカードを他のSIMフリースマホで使おうと思っても使えないのはこのIMEIロックがかかっているためです。
この場合(Android SIMをSIMフリーで使いたい場合)はソフトバンクショップでSIM変更(交換手数料3300円税込)の手続きをすることでマルチUSIM(F)カードに変更してもらうことが出来ます。
マルチUSIMカードは
- スマートログイン設定ができない
Yahoo!プレミアム無料・Yahoo!ショッピングポイント10倍の特典が付かない - おうち割 光セットの割引が付かない
というデメリットがあります。
…ちょっと話が脱線しましたが、要するにネクストモバイルが採用しているマルチUSIMカードは、どの端末でも使えるということを意味しています。
データSIMを他端末に入れてみる
それでは実験を始めましょう。
早速モバイルWIFIルーターからデータSIMを抜きます。
タブレットで使ってみる
それではタブレットで使えるか実験してみます。
実験に使うタブレット端末はドコモから販売されていたd-01Jです。
ドコモで販売するにあたって大幅な機能制限を設けられたHuawei M3ですね。
コチラは中古で購入したためSIMロックがかかっていたため、ドコモ公式からロック解除手続きを行いました。
最近では中古端末のSIMロック解除も容易にできるようになりました。
MicroSIMサイズからNanoSIMサイズにくりぬいて、早速SIMスロットに入れてみます。
データSIMを入れて、SIMロック解除コードを入れて無事に起動しました。
ですが、やはり設定なしでそのままは使えません。
ソフトバンク公式サイトにある「マルチUSIM(F)カード」のAPN設定を参考にセッティングを行います。
SoftBank 4G シンプルスタイル 4G スマートフォン |
|
---|---|
APN(アクセスポイント名) | plus.4g |
ユーザー名 | plus |
パスワード | 4g |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
設定方法はコチラの動画を参照してください。
d-01Jの対応バンドは1,3,19のみとなっています。
キャリア | 対応していて欲しいバンド |
ドコモ | 1,3,19,42 |
au | 1,3,18,26,28,41 |
ソフトバンク | 1,3,8,28,41,42 |
ソフトバンクSIMであれば1,3,8が対応していて欲しいですね。
d-01jは旧端末でCA(キャリアアグリゲーション非対応)のため最大受信速度は150Mbpsになっています。
実際にスピードテストを行ってみたところ、下り20Mbps程度でした。
→ソフトバンクマルチUSIMカードはタブレットでも問題なく使える
スマホに入れて使ってみる
続いて、データSIMをスマホに入れて使ってみます。
使用する端末はおサイフケータイ機能がついたDSDVスマホのAQUOS sense3 SH-M12(SIMフリー版)です。
それでは早速SIMスロットにデータSIMを入れてみます。
設定方法に関しては上記androidタブレットとほぼ同様のため割愛させていただきます。
SH-M12は2CA(2band使用してのキャリアアグリゲーション)に対応しているため、下り最大受信速度は350Mbpsとなっています。
先ほどのタブレットに比べると最高速度で90Mbps程度を記録しました。
やはりキャリアアグリゲーション対応端末は速いですね。
FS030Wはキャリアアグリゲーション非対応のため、スマホで使った方がネクストモバイルのデータSIMは速度が出ます。
→ソフトバンクマルチUSIMはスマホでも使える
データSIMを他端末で使う際の問題点
ソフトバンクマルチUSIMカードはFS030W以外でも問題なく使えることが分かりました。
ただし、使えるというだけで利用規約的なところをきちんと確認しないといけません。
ソフトバンクの規約を確認
ソフトバンクの公式サイトでマルチUSIMカードの利用規約を確認します。
他社が販売する製品を利用する際のご注意事項
サービスの保証に関して
音声通話、TVコール、SMS、S!メール、パケット通信などの通信や付加機能などソフトバンクのすべてのサービスについて動作保証できません。
- ソフトバンクが提供するサービス・コンテンツについては、ご利用いただけない場合でも月額使用料は発生いたします。
- Google Play™、App Store などにて有料でダウンロードしたアプリケーションの場合や、アプリケーションなどを通じて有料で購入したサービスなどがご利用いただけない場合でも、料金は発生いたします。
利用料金に関して
音声通話をご利用の場合、ソフトバンク携帯電話をご利用いただくときと同様の料金体系でご使用になれます。
パケット通信をご利用の場合、お客さまのご加入内容[基本料/データ(パケット)定額サービス]に応じた料金体系が適用となります。
要約すると
- 端末側の保証が出来ないため、ソフトバンクの提供するサービスは保証できない
- 利用料金はユーザーの加入している料金形態が適応される
ということですね。
使っても問題はないですが、料金形態はサービス提供元に準ずるということになります。
ソフトバンクマルチUSIMカードは端末を選ばない
以上、ソフトバンクマルチUSIMをFS030W以外の端末で使用してみた結果報告でした。
結論としては問題なく使えるという結果になりました。
このようにマルチUSIM(F)カードを採用しているメーカーは、利用先端末を変えても問題なく使えることが分かりました。
どんなときもwifiなど、クラウドSIMWiFiルーターに関して言うと、端末が故障してしまった場合にはその端末とクラウドサーバー上にあるSIM情報のIMEIが紐づけられているため、端末交換の際には必ず契約もとに連絡をとって、紐づけを変更してもらう必要があります。
こういった点では、マルチUSIMカードを採用しているメーカーは楽ですね。
https://greenwaves.jp/wifi/howtomake-dsdv/
https://greenwaves.jp/wifi/data-sim/
https://greenwaves.jp/wifi/huawei-e5785-sim/
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https://greenwaves.jp/wifi/fs040w-review/
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