ポケット型WIFI、WiMAX、クラウドSIM…現在日本国内には非常に多くのwifiルーターがあります。
それでもまだ格安SIMほどの数ではありませんが、一体どれを選んだらいいかわからないくらいに参入してきているサービスがどんどん増えてきています。
本記事では、そんな増えすぎてわからないwifiルーターの種類を分類し、あなたにピッタリのwifiルーターをお手伝いできる内容を解説していきます。
GreenWaves独自機能のモバイルWiFiルーターサービスカスタム検索は下記からご覧ください。
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
レンタルwifiルーターは大容量プランを安価で実現させたい人が選ぶべき手段の一つ
レンタルWiFiルーターサービスは、あなたが使用しているスマートフォンに「テザリング」という形で無線LAN接続を行い、レンタルWiFiルーターの電波で通信できるというのが主な使用用途です。
レンタルWiFiルーターのデータ単価は大手キャリアのデータ単価に比べると大変安価となっており、現在お使いのスマートフォンのパケットプランを最低に落として且つ、レンタルWiFiルーターで通信することで、月々の通信量を節約することが可能です。
- 電車での通勤時間が長いサラリーマン
- 転勤が多い会社員
- 出先で仕事をすることが多いノマドワーカー
- TikTokを楽しみたいけど毎月ギガが足りなくなる中高生や大学生
- 屋外で配信したいYoutuber(ユーチューバー)
- PS4やスイッチ、オンラインゲームを楽しみたいゲーマー
- 子供を連れての車移動が多い主婦や主夫、お父さんお母さん
- ダゾーンのリアルタイム配信をいつでも見たいスポーツ好きな人
- VODサービスを思いっきり楽しみたい人
- 月々の通信費を節約したいすべての人
また、昨今のテレワークニーズの高まりを受けて、自宅で固定回線を引かずにテレワークを実現できるというのもレンタルWiFiルーターが人気となっている理由の一つでしょう。
レンタルWiFiルーターの種類と特徴
現在日本国内には回線種類から大きく分けて4種類のWiFiルーターが存在します。
サービス | 使用回線 | SIM種別 |
WiMAX | UQコミュニケーションズ | 再販型 |
ポケット型WiFi | ソフトバンク | 再販型 |
クラウドSIM | 大半がソフトバンク | 再販型 |
格安スマホWiFi | MVNO | MVNO |
MVNOとは|自社で通信電波網を持っている大手3大通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から回線を借用することで通信を行う通信事業者のこと。自社で通信設備を持たないことから設備投資が少なく安価に通信サービスを利用者に提供できるのが特徴。加えて、通信に関する制限等は自社で行え、価格設定等に関しても自社で設定することが可能。
WiMAX(WiMAX)
WiMAXといえば○○WiMAXというものが多数存在しますが、大本はUQコミュニケーションズが提供するUQWiMAXで、他サービスはUQWiMAXサービスを再販売しているものとなります。
再販型サービスは販売価格などの基本的なものは販売店が決めることができますが、それ以外については手を加えることができません。
<WiMAX>
- ◎2時(6時)~18時までの間であればパケット通信量に制限なし
- ◎高速通信が可能
- ◎混雑時間帯の速度低下が少ない
- ▲再販型サービスのため規約変更リスクあり
- ▲3日/10GB以上使用すると上記時間以外は下り1Mbps制限がかかる
- ▲Band41(高周波数帯)を使用しているため屋内でつながりにくい
- ▲アップロード速度が低速でビデオチャットにはやや不安が残る
→WiMAX+5Gに変わることでこれらデメリットが大幅に解消されました。
ポケット型WiFi
ポケット型WiFiは主に再販売ソフトバンク回線を使用したサービスとなります。
本家ソフトバンクの回線をそのまま用いるため高速通信が可能ですが、本家ソフトバンクからは公式のレンタルWiFiルーターサービスはありません。
これもUQWiMAX同様再販型サービスとなるため、販売価格などの基本的なものは販売店が決めることができますが、それ以外については手を加えることができません。
<ポケット型WiFi(ソフトバンク回線使用)>
- ◎ソフトバンク回線と同等の回線のためキャリア同様の高速通信が可能
- ◎混雑時間帯の速度低下が少ない
- ◎データ単価が安い
- ◎縛り期間がないものが多い
- ▲再販型サービスのため規約変更リスクあり
- ▲月間パケット上限は最大でも100GB程度
- ▲アップロード速度が低速でビデオチャットにはやや不安が残る
クラウドSIM
クラウドSIMは「クラウドサーバー」と呼ばれる機器に様々な種類のSIMカードを挿入し、その場所で最適な電波を用いて通信を提供するサービスです。
しかし、クラウドサーバーに挿入されている物理SIMカードはX社SIMカードが大半となっています。
<クラウドSIM>
- ◎大容量通信が可能
- ◎データ単価が安い
- ◎サービスによってはアップロード速度も高速
- ▲大半がX社回線のため規約変更リスクあり
- ▲データシェアの仕組みとなっているため運営方法によっては通信障害リスクあり
- ▲回線切り替え時に通信が途切れやすい
- ▲サービス提供元によって回線速度に差がある
格安スマホブランドWiFi
格安スマホブランドが提供するレンタルWiFiルーターサービスは、提供元の格安SIMブランドが大手キャリアから借用した回線帯域を用いて通信を行うサービスです。
再販型サービスとは異なり、レイヤー2接続という方式を採用しています。
キャリアの通信網をそのまま販売する「単純再販型」とは違い、MVNO=格安スマホ提供側でユーザーの通信量の把握や通信速度を制御できるのが特徴です。
しかし、回線速度については混雑時間帯で低下する可能性があります。
※現時点でエキサイトモバイルWiFiがこれに当たりますが、レイヤー2接続かどうかについては不明です。
<MVNO回線のWiFIルーターサービス>
- ◎大容量通信が可能
- ◎データ単価が安い
- ◎規約変更リスク少ない
- ▲速度が十分に出ない可能性がある
- ▲混雑時間帯の速度低下が生じる可能性がある
レンタルWiFiルーターの選び方チャート
このように大別すると「再販型サービス」と「レイヤー2接続サービス」の2種類が存在します。
再販型サービスは規約変更リスクがある一方で高速通信が可能です。
レイヤー2接続サービスでは速度低下のリスクがありますが安心して通信が可能です。
データ単価に関しては再販型サービスの方が安価な傾向がありますが、今後格安スマホブランドのレンタルWiFiルーターも値段が下がってくる可能性があります。
これを踏まえて下記フローチャートを参考にしてください。
ポケット型WiFi
X社SIMを用いたレンタルWiFiルーターサービスの大きな特徴の一つとして、縛り期間を定めずにレンタルできるものが多いということがあります。
多くのレンタルWiFiルーターサービスが2年契約となっており、中途解約金は1万円程度が相場です。
「まずは自分に合うか確かめてみたい」という方にはおすすめでしょう。
WiMAX
WiMAXの最大の特徴としては、日中の時間帯はパケット無制限で使用できるという点です。
特にオンライン授業やテレワークで活躍するサービスでしょう。
しかし、アップロード速度が~3Mbps となっているため、複数人数での同時使用の場合、ビデオチャット等が途切れる可能性があります。
あくまでも一人一台という認識で使いましょう。
電波が拾いにくいという問題に関しては、ホームルータータイプのものを使用することで解消するという検証結果が得られました。
ただし、上記デメリットもワイマックス5Gであれば改善できる可能性があります。
クラウドSIM
クラウドSIMの最大の特徴は「大容量通信が可能」という点です。
契約者全員が一つのサーバー上にある物理SIMカードをシェアする形をとっていることで、月間300GB以上通信が可能なサービスも存在します。
一方で、運営会社の体制によっては通信障害のリスクもはらんでいることは十分に理解していただきたいです。
また、回線速度についてもサービスによって大きく異なるため、当サイトで速度計測をした結果を踏まえてサービスを選んでください。
縛り期間がないものを選んだ方が安心できるでしょう。
総合ランキング記事及び月間容量別記事はこちらをご参照ください。
格安スマホWiFi
「第4の勢力」として注目されているのがこの格安スマホブランドからリリースされるレンタルWiFiルーターサービスです。
菅新政権が2020年9月に発足し、MVNOの念願だった大容量データ通信が実現しつつあります。
この口火を切ったのが「エキサイトモバイルWiFi」です。
残念ながら自社が管理しているSIMカードを使ったサービスではなく、非常に低速のため現時点ではお勧めできません。
まとめ
レンタルWiFiルーターサービスは本当にたくさんあるため、何を基準に選んでよいかわからない方が大多数だと思います。
当サイトでは、なるべく使う人のニーズに見合った良心的なサービスのみを紹介できるよう心掛けて運営しております。
あなたにぴったりのレンタルWiFiルーターサービスが見つかりますように。