2020年8月24日追記
どんなときもwifiがパケット無制限サービスの完全終了を発表しました。
GreenWavesでは株式会社グッドラック「どんなときもwifi」への行政指導を受けて、パケット上限を明記していないサービスを提供している各社に対して取材を行っております。
特に同行政指導においては、他電気通信事業者に対しても「パケット無制限表記の是正」と「SIMカードの仕入れ先との連携」を求める内容となっています。
参考:MVNOサービス「どんなときもWiFi」の利用者へのサービス提供に係る株式会社グッド・ラックに対する指導等(総務省)
今回、hi-ho GoGo Wi-Fiを運営する株式会社hi-ho(東京都、以下ハイホー)から取材に対する返答が下記のように得られました。
- パケット無制限表記に関しては、上限を明記した新サービスをリリースすることで対応
- 新サービスは1日/7GBまで使用可能、超過日の翌々日に速度制限(128kbps)
- 卸売業者の明記の予定はない
【公式】hi-ho Let's WiFi
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2020年7月18日追記
株式会社グッドラックが運営する「どんなときもwifi」に対する行政指導について、グッドラックから再発防止措置策の報告がありました。
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
株式会社hi-hoへの取材内容と回答
株式会社hi-hoに対する取材はメールにて実施しました。
質問内容は下記の通りです。
株式会社グッドラックへの行政指導文の末尾「3.他の電気通信事業者等への注意喚起等」の項目について
・一定期間内の通信容量について「無制限」
をうたう場合などにおいては、 そのような表現が利用者に誤解を与える表現となっていないか、 十分に注意し、適切な対応を行う必要があると考えられます。 ・電気通信事業者として利用者にサービス提供を行う上では、
関係事業者との間で適切な連携の下、リスク管理を適切に行い、 利用者の利益を損なわないよう努めることは当然の責務であるとい うことに留意いただく必要があります。 参考:https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_03000321.html
という2点を他の電気通信事業者に対しても求める内容となっています。
これを受けて下記の三点について回答をお願い致します。
- 御社が提供するパケット無制限サービスにおいて、
通信上限を明記する予定はございますか? - 上記2について、
月間もしくは短期間での通信上限はどれくらいを検討されています でしょうか? - 今回どんなときもwifiについては、
SIMカード卸売事業者として「兼松コミュニケーションズ」 の名前が挙げられましたが、 今後サービス提供を行う上で卸売業者の明記の予定はございますか ?
パケット無制限表記について「新サービスにて網羅」
この当サイトの質問に対して、 ハイホー担当者様からは下記の回答が得られました。
ご質問の回答といたしましては、1.2.については
新サービスの内容で網羅しております。
3.については、現状、明記の予定はございません。
ハイホーによると、既にパケット上限を明記した新サービス「hi-ho Let’s WiFi」を2020年6月22日にリリースしているとのことです。
恐らくはクラウドSIMWiFiルーターサービス全体の商品設計に問題を感じ、総務省指導の前に事前に準備してきたものと思われます。
また、卸売業者の公開については「明記の予定はない」とのことです。
しかし一方で、X社SIMカードの入手ルートについては
「話題になっている業者様とは別ルート」
との回答が得られました。
新サービス「hi-ho Let’s Wi-Fi」は1日7GB/月間210GBで月額4,730円(税込)
新サービスは月額4,730円(税込)で、1日7GBまで利用可能、31日換算で月間210GBまで利用可能の他、1日4GB上限のライトプランも用意しています。
【公式】hi-ho Let's WiFi
\公式サイトをCHECK!/
旧サービスのhi-ho GoGo Wi-Fiに比べると1,100円(税込)近く値上げになったものの、パケット上限を明記し、商品設計を見直したことで通信障害のリスクを抑えた商品になっています。
7GB超過後は、その日から数えて翌々日(2日後)の通信速度が128kbpsに制限されます。
違約金については、0~11か月目では19,800円(税込)、12~23か月目は10,450円(税込)、更新月の24か月目は無料、それ以降は自動更新となり、25か月目以降は10,450円(税込)(それぞれすべて税抜)となっています。
SIMプールに挿入されるSIMカードについては、前サービス同様にX社SIMカードとMVNOSIMカードの組み合わせているとのことですが、その割合については
「若干の変更はあるが詳細については公表できない」としています。
いち早く対応策を打ったハイホー、データ単価の安さが魅力
hi-ho Let’s Wi-Fiの発表で、パケット上限を明記したクラウドSIMWiFiルーターサービスは限界突破wifi、まるっとwifi、それがだいじWiFiに次いで4社目となりました。
2020年4月13日にリリースいたしました「まるっとWi-Fi」ですが、現在の新型コロナウイルスの世界的な蔓延の状況下で、在宅ニーズが日々急速に加速している事実により、全ユーザー様の利用状況によっては、通信速度低下の現在の基準である300GBの制限を止むを得ず下げる変更をする可能性があります。
※昨今のWi-Fi無制限トラブルがご不安なお客様へ
ご自宅に限定されてしまいますが、光回線を導入し無線Wi-Fiを利用することも出来ます。
光回線でのWi-Fi利用には通信容量の制限はございませんので、モバイルWi-Fiの無制限トラブルが不安な方には光回線での無線Wi-Fi利用をお勧めしております。ご希望の方はこちらからお問い合わせください。
このように月間パケット上限の引き下げを示唆、加えて光回線への申込を斡旋していることを考えても、自社でも自信をもっておすすめできるサービスとは言えない状況となっています。
要するにまるっとwifiについては今後月間パケット上限を引き下げる可能性が高いということでしょう。
総務省の行政指導前から新サービスを用意してきたhi-ho、その内容は先読みしていたかのようにしっかりとパケット上限を明記してしたものとなっていました。
既存サービスをリリースしていながら、修正したサービスを打ち出してきたのは恐らくハイホーが初ではないでしょうか。
安心できるクラウドSIMWiFiルーターサービスの第一人者として、益々人気になっていくサービスでしょう。
【公式】hi-ho Let's WiFi
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