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安心できるクラウドSIMの運用について|縛り期間なし「クラウドWIFi」運営株式会社ニッチカンパニー様へのインタビュー

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2021年、インターネット通信は私たちの生活の一部となり、電気やガスと言ったライフラインと同レベルのインフラになりつつあり、最近では動画などの視聴による情報量の増大に対応すべく、大手携帯電話会社の料金プランでは「パケット無制限」プランがリリースされています。

しかし、パケット無制限利用には注釈がついており、大容量通信を行うと運営側の裁量で速度制限がかけられることや、ドコモ5Gギガホプレミアなど、一部プランを除いてはテザリング(スマートフォンの電波を使って別の機器で通信を行う行為)での使用に上限が設けられているということに関してはあまり知られていません。(auデータMAX、ソフトバンクメリハリ無制限は30GB/月が上限)

加えて月額費用も無制限通話込みで1万円近くかかることもあり、まだまだ大容量通信へのハードルは高くなっています。

そんな中で少し前から注目されているのが「大容量通信が行えるモバイルWiFiルーターのレンタルサービス」月額費用3,000円-4,000円程度で月間100GBもの大容量通信を行うことが出来ます。

WiMAX(ワイマックス)とは異なり短期間(3日間/○○GB)制限がないサービスも多くあるというのも人気の一つでしょう。

ポケット型WiFiは固定回線と異なり工事不要で届いたその日から利用できる、外出先でもパケット上限を気にせずに動画コンテンツが楽しめるなどの理由で人気を博しています。

今回は2013年からレンタルWiFiルーターサービスを展開しているポケット型WiFiレンタル事業の古参「株式会社ニッチカンパニー」が運営するクラウドWIFi運営責任者の柳澤巧磨様にインタビューを行い、サービスに対する思いやクラウドSIMの仕組みを使った通信のリスク対策についてお話を伺いました。

インタビュワーはグリーンエコーズスタジオ代表、GreenWaves運営の河村が担当致しました。

【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。


 

株式会社ニッチカンパニーへの質問

株式会社ニッチカンパニーへの質問項目は下記の通りです。

  • モバイルWiFiルーターサービスを始めた理由・理念・想いについて
  • どういったニーズの利用者様を想定しているか
  • クラウドSIMはどうやって通信しているのか
  • 通信障害に対する取り組み
  • 返却された端末はどうなるのか

モバイルWiFiルーターサービスを始めた理由・理念・思いについて

以下、インタビュアーは河村が行います。

河村

御社に関しては、2013年の設立以降、レンタルWiFiルーター事業を運営してきたと伺っております。
御社がモバイルWiFiルーターサービスを始めた理由や理念、想いなどについてお聞かせください。


柳澤氏

今でも十分そうであると思いますが、これからは更に人々がインターネットを必要としていく時代になると想定しております。

それに伴いインターネット関連の仕事に就く人口もどんどん増加していく事と思います。

しかしインターネットをインフラとして見た時に、そのインフラ関連の事業者は意外と少なく、更にモバイルWiFiルーター関連の事業者に絞ると更に少なくなります。

ここにビジネスチャンスがあると考え、最初にモバイルWiFiルーターの短期レンタル事業を開始しました。

予想通り需要があり徐々に取扱う台数を増やしていっていた所、1ヵ月単位での契約の延長をされるお客様が多い事に気付き、それならばサブスクリプションで展開して行こうと思い今に至ります。

今後は、1人でも多くのお客様に当社の商品をご利用頂けるよう、サービスの独自性・他社との差別化を意識して展開していけたらと考えております。

どういったニーズの利用者様を想定しているか

河村

総務省の調べでは、携帯電話利用者において、約半数が月に2GB以下のパケット通信量となっていることがわかりました。

月間使用パケット(総務省統計)と現在の消費者ニーズ
引用;携帯電話料金プランを選ぶ際の4つのポイント

河村

一方で、これらの方々は自宅に固定回線引いて、無線LAN接続を介して通信をしている可能性も高く決して大容量通信が求められていないわけではないと考えています。

そういった中で、レンタルWiFiルーターはどのようなニーズのユーザー様に対して使っていただくことをイメージしているのでしょうか?

柳澤氏

利用者のニーズとしては、通信料金を節約したい方、一時的な利用用途の方を考えています。

クラウドWi-Fiのメリットはデータ単価が安いことです。

お使いのスマートフォンと合わせて使っていただくことで通信費の節約が可能になると考えています。

加えて、クラウドWi-Fiは契約期間を設けていないため、一時的に使用することも可能です。

また、今は難しいですが、クラウドWIFiは設定不要でそのまま海外でも使用可能なため、海外に行かれる方に対してもニーズがあると考えています。

クラウドSIMはどうやって通信しているのか

インタビューを元にGreenWavesが作成
河村

当サイトではクラウドSIMの仕組みについて調査を行ってまいりました。

河村

クラウドSIMは通信に使用する物理SIMカードをクラウドサーバーと呼ばれる機器に複数挿入し、挿入されたSIMの合計データ容量を契約者でシェアする仕組みだと認識しており、利用者が通信する際はクラウドサーバー上のSIM情報を本体にダウンロードして、「仮想SIM」を構築することで通信ができる仕組みということを理解しています。

このような仕組みということで間違いないでしょうか?

柳澤氏

上記の仕組みで間違いありません。

通信端末からクラウドSIMまでの通信については、端末内のマスターsim(クラウドsim)からクラウドサーバーへアクセスして、各ユーザーの地域に設置されている基地局の電波を受信することでデータ通信が可能です。

通信障害に対する取り組み

河村

やはりクラウドSIMというと、2020年3月に起こったG社DWiFiの大規模通信障害が記憶に新しいです。
総務省の指導が入り、重大通信事故にも認定されていました。

参考:総務省電気通信サービスの事故発生状況|令和元年度分(令和2年9月4日 報道資料)

河村

2020年3月の通信事故以降、クラウドSIMの仕組みを用いたサービス提供各社はパケット無制限を相次いで中止、パケット上限を明記したサービスに変更されたことが知られています。

個人的には、「パケット上限を謳いつつもネットワークを占有する大容量通信では速度制限が生じることがある」と明記されていましたが、パケット無制限が前面に出過ぎてしまっていた印象です。

総務省の指導にも下記のように明記されています。

特に、一定期間内の通信容量について「無制限」をうたう場合などにおいては、そのような表現が利用者に誤解を与える表現となっていないか、十分に注意し、適切な対応を行う必要がある

MVNOサービス「どんなときもWiFi」の利用者へのサービス提供に係る株式会社グッド・ラックに対する指導等|総務省

G社DWiFiの通信障害が起きた原因については下記のような事実が判明しています。

  • クラウドサーバー上に挿入された容量を使い切って低速化したSIMカードが特定できない
  • 追加SIMカードが供給できない
  • 結果としてサーバー上のデータ容量が枯渇して通信が出来なくなった
引用;どんなときもWIFiの通信障害の原因は何だったのか?

以上を踏まえて、御社が行っている通信障害に対する取り組みやサーバー上の物理SIMカードの容量が枯渇しないための対策について教えてください。

柳澤氏

端末1台に付き1枚のsimが紐づきます。

容量を使い切ったSIMはオフラインとなり、通常速度時に接続されることはなくなります。

その為クラウドサーバー内にはユーザー数より多くのsimを設置することで容量の確保を行っています。

また、データ量もそちらに比例します。

返却された端末はどうなるのか

河村

クラウドWiFiは縛り期間がないため、一時利用で使われる方も多くいらっしゃると思います。

河村

クラウドWi-Fiで使用する「GlocalMe U3」などの端末は買取ではなく「無料レンタル」となっているため、端末代金がかからないことは非常ユーザー様にとって嬉しいことでしょう。

ここからは非常に素朴な疑問ですが…返却された端末はどうなるのでしょうか?

柳澤氏

使用通信量や水没のチェックをし、端末情報のリセット後に除菌を行います。

その後、使用可能な状態になったことを確認してから再度レンタル品として利用します。

その際、損傷が目立つ物や動作不良が起こる商品に関してはレンタル商品から除外し、メーカーのリカバリー完了後に出荷しておりますので安心してご利用いただけます。

インタビュー内容は以上となります。

貴重なご回答ありがとうございました。

まとめ

以上、株式会社ニッチカンパニーへのインタビュー内容をお送り致しました。

最近ではモバイルWIFIルーターの選択肢も非常に多くなり、どのサービスを選んで良いかわからなくなってきているのも事実です。

そういった点では、「クラウドWiFi」のように契約期間が定められていないものを選ぶというのも良いでしょう。

縛り期間が設けられているものと比べると月額数百円の差となっているため、年間でみてもそこまで大きな金額の差にはなりません。

「縛り期間なしのポケット型WiFI」を選ぶことで、通信障害のリスクヘッジにもなります。

クラウドWiFiでは最新端末「GlocalMe U3」が月額3,718円/月間100GB上限で利用可能で、縛り期間がない事業者の中でも非常に安価に利用することが出来ます。

通信障害に対する対策も明示してくれているという点で株式会社ニッチカンパニーが提供する「クラウドWiFi」は安心・信頼できるサービスということが今回の取材を通してお分かりいただけたと思います。

河村

本記事の執筆は2021年4月となっております。
同年8月から株式会社ニッチカンパニーと別事業で業務提携を行い一緒にお仕事をさせていただいて、より一層ユーザー目線でサービスを提供している企業ということがわかりました。
「安さ」も当然重要な要素ですが、「安心」でサービスを選ぶという選択肢もあっても良いのではないでしょうか?

サービス詳細は公式サイトからご覧ください。

【公式】クラウドWiFi

ご回答いただいた株式会社ニッチカンパニークラウドWiFi運営責任者柳澤様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

株式会社ニッチカンパニーについて

会社名株式会社ニッチカンパニー
住所〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-18-19
新宿税理士ビル第二別館佐竹ビル2F
代表者代表取締役 前澤 篤
設立平成25年4月
電話番号050-8882-6655
FAX番号03-5937-6861
メールアドレスhelp@wifi-tokyo-rentalshop.com
コーポレートサイトhttps://nitticompany.com/
事業内容通信機器・回線の販売及びレンタル
クラウドPBX
コールセンターサービス
広告代理業
電気通信事業者届出番号A-25-13081

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GreenWaves著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenWaves責任者/事業代表

スマートフォンの乗り換え案内と通信費用節約の専門家です。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通しています。専門知識を活かし、UQ WiMAX公式メディアへの寄稿など、様々な媒体で回線系記事の執筆・監修を手がけます。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。プロフィールは一番左のリンクマークからご覧頂けます。