2020年8月2日追記
よくばりWiFiが2020年9月1日から3GB/日のサービスとなることが判明しました。
https://greenwaves.jp/wifi/yokubari-wifi-kiyakuhenkou/
よくばりWiFiが4月18日0時をもって新規申し込みを停止しました。
停止理由は明かされておりませんが、どんなときもwifiの新規申し込みを停止を受けて、よくばりWiFiへの急激なユーザー流入が一因だと考えられます。
追記:5/30
Twitter等で「繋がらない」といった通信障害のツイートが散見されております。
当サイトで注意喚起を行っていたことが現実になりつつあるのでしょうか。
月末に通信障害になるケースは
データシェアの仕組みのため、用意していたデータ容量が枯渇した可能性がありますが…
そうでなく、クラウドSIMサーバー上に挿してあるX社SIMカードの上限がソフトバンクによって規制されていた場合、再開が困難になる可能性が高いです。
https://greenwaves.jp/wifi/donna-henkin-start/
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
よくばりWiFi、新規申し込みを停止した理由を考える
どんなときもwifiに次いで古参のクラウドSIMWiFiルーターサービスのよくばりWiFi。
どんなときもwifiが停止したことから、その停止理由について考えていきます。
よくばりWiFiはソフトバンク回線しかつながらない
どんなときもwifiと明確に異なるのは、当初から「ソフトバンク回線にしか繋がらない」と公式アナウンスされていることです。
クラウドSIMの仕組み記事でも解説していますが、uCloudlink側は技術の提供のみで、国内の販売代理店でのローカル通信については関与をしていません。
各代理店ごとに自社でクラウドSIMサーバーを用意し、そこになんらかの手段でSIMカードを入手し(おそらくSIMカード仕入れ業者が存在するが各社※NDAに基づき情報開示はしていない)クラウドSIMサーバー端末に挿入することでエンドユーザーに通信を提供しています。
※NDA=Non-disclosure agreement 秘密保持契約
引用:GLOCALNET
どんなときもwifiの通信障害はこの購入して挿した物理SIMカードのデータ容量を超過したことで通信障害に陥ったと考えられます。
回線休止をとってユーザーの通信量を意図的に制限したことから考えても、データ容量は有限であることが明らかになっています。
ソフトバンク回線しか繋がらないという割には、実際にTwitterの口コミを見ていると、楽天モバイル回線やmineo等のMVNO回線に繋がることがあるようで、ソフトバンクSIM以外にも急場しのぎなのかは不明ですがMVNOのSIMカードをクラウドSIMサーバー上に挿しているようです。
よくばりWiFi、18時頃からずっと繋がらなくて明日電話してみようとおもって30分ぐらいしてやっと繋がって速度測ったら楽天モバイルに繋がってるんやけどこれってどゆこと?
ソフトバンク回線だけじゃないの?
しかもめっちゃ遅い😑
#よくばりWiFi #通信障害 #ソフトバンク #楽天モバイル #遅い pic.twitter.com/vKxpIH3aWZ— あいうえお (@01Kusu) March 27, 2020
停止理由はコロナウィルスの影響ではない可能性
各社が口をそろえてサービスの停止をアナウンスするときは「新型コロナウィルスの影響で機器の調達に遅れが出ているため」としていますが…これは一因だと考えています。
フジワイファイやギガゴリWiFi等のクラウドSIMWiFiルーターサービスが提供できていることを考えると、端末の供給が停止しているわけではなさそうです。
中国工場の稼働状況については当方では分かりかねますが、一定数の入荷はあるようです。
そのため、フジワイファイでは毎日12時に一時的に募集を再開しています。
これが出来ずに停止するということは、やはりユーザー数の増加に見合ったSIMカードの供給が追い付かないと考えた方が良さそうです。
某Youtuberとの企画も影響…?
実はよくばりWiFiは公式サイトで申し込むよりも安い価格でサービス提供を受けることができます。
あるYoutuberとのコラボレーション企画で、その動画コンテンツの中のリンクから申し込むと公式よりも安いか価格で且つ「契約期間縛りなし」で契約出来ます。
ユーザーによってはこれほど喜ばしいものはありませんが…
他の公式から申し込んだユーザーに対しては不公平感が生まれます。
また、販促を促すために広告を打ってもらっている営業先に対する反感も買いかねません。
運営会社が株式会社クイックから株式会社エクスゲートに代わってから有名芸能人をキャラクターに起用するなど少し販促が派手になった印象です。
某サービスの宣伝手法を真似たかどうかについては不明です。
停止が続くクラウドSIM界隈…結構淘汰されてきている印象
クラウドSIMの仕組みを採用したレンタルWiFiルーターサービスは、仕組み自体は素晴らしいものの提供する国内販売代理店の運営状況に左右されてしまい、十分な価値が提供できていないように思います。
そもそも、クラウドSIM一番のうまみである「トリプルキャリア対応」という点については、日本国内では安価に回線を提供しているソフトバンク回線頼みになってしまっているのが実際のところです。
そもそも、パケット無制限などど謳わなければ、eSIMのようにもっと良い形で浸透していったことでしょう…。
限界を迎えるサービスが増えてくるのでは…。
キャッシュレス・消費者還元事業の余波で○○Payが乱立し、大手に吸収統合されて淘汰されていったように、○○WiFiも淘汰されてくるのかもしれません。
(たぶん吸収統合はされずに、サービス終了になるものが多そうですが…)
重ねて申し上げますが、多少高くとも、信頼できる企業が提供するサービスを選ぶのが良いと思います…。
下記記事で紹介していますのでよろしければ参考になさってください。