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2021年4月8日から「WiMAX+5G」がスタートします。
既存の「遮蔽物に弱い」とされる電波(Band41)に加えて、Band1/Band3が利用できるようになるため、建物の中での繋がりにくさも劇的に改善されました。
また、もちろんauの5G回線であるN78(3.7GHz)にも対応します。
まずは本家UQワイマックスからリリースされ、順次販売代理店でも利用できるようになります。
使用端末は「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(税込21,780円)となります。
月額料金:4,818円(税込)
WiMAX+5Gはじめる割:▲550円(25ヶ月間)
割引後料金:4,268円※2年定期契約ありプラン
→現行WiMAX2+と同価格(違約金1,100円)
WiMAXのCMが非常に多くなっており、いつでもどこでも気軽にインターネットが接続できるWiMAXの人気が高まっています。
テレビ・雑誌でもよく見かけるようになり、WiMAXの契約を考える人も多いでしょう。
しかし、WiMAXと言っても販売しているメーカーも多く、種類がありすぎてどれを選んだらよいかわからずに悩む方が多いです。
実はモバイルWIFIルーターでWiMAXはおすすめできません。
本記事ではWiMAXの種類と違いを比較し、おすすめできない理由を解説していきます。
- 屋内では非常に繋がりにくい
- 繋がりやすい回線を繋ぐにはオプション料金がかかる場合がほとんど
- 繋がりやすいオプション使用時は月間パケット上限が7GBに制限される
- 3日/10GB以上通信すると翌日18時頃~翌々日2時頃まで速度制限がかかる
- パケット無制限なのは月間のみ
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
WiMAXの特徴
早速ですが、WiMAXの特徴について説明していきます。
ワイマックスは工事が不要で面倒さがない
新しく光回線でインターネットをする場合、配線工事が必要です。
しかし、WiMAXであればそのような工事をする必要がありません。
WiMAXは無線でパソコンやスマートフォンと通信を行うため、ケーブルの取り回しや設置場所に悩むことも少ないです。
WiFiルーターの購入もしなくていいので、初期費用が安いというのも大きなメリットでしょう。
また、光回線と違って、工事申し込みから開通までのインターネットができない期間がなく、届いたその日からインターネットをすることが出来ます。
特に新しく引っ越しをして光回線を引くのに工事が面倒な人や、工事で自宅に人を入れたくない人、引っ越しが多い転勤族やノマドワーカーに人気です。
仕事でもプライベートでも、様々な人に利用されるインターネット接続サービスです。
通信速度が速い
WiMAX2+は下記の高速通信技術を用いた高性能WiFiルーター端末を使用しているため、通信速度が非常に速いのが特徴です。
- CA(キャリアアグリゲーション):複数の異なる周波数帯を1つに束ねて大量のデータ通信を可能にする技術
- 4×4 MIMO:送信用(基地局)と受信用(端末)に各4本のアンテナを使い複数のデータを同時に通信する技術
- 256QAM:情報密度を高めて一度に運べるデータ量を増加させる技術
最新端末のSpeed Wi-Fi NEXT W06では下り1.2GHzという理論値となっています。
WiMAXの種類と違い
一番有名なのは2019年10月1日から新プランをスタートさせたUQモバイルの「UQWiMAX」でしょう。
しかし、それ以外にもいろいろなWiMAXが出てきています。
本家UQモバイルとMVNO系が存在
本家UQWiMAX以外にも
- カシモWiMAX
- ブロードWiMAX
- DTI WiMAX2+
- BIGLOBE WiMAX2+
- So-netモバイルWiMAX
- GMO とくとくBB WiMAX
など○○WiMAXというものが数多くあります。
同じ名前ですが一体何が違うのでしょうか?
UQモバイルと他のWiMAXとの違い
これらの違いは提供するメーカーの違いです。
UQモバイルが提供している高速通信サービスが「UQWiMAX」です。
これはUQモバイルコミュニケーションズが所有する高速通信網(Band41=2.5GHz)を使用しています。
この高速通信網を借りる形で、UQモバイルコミュニケーションズ以外にも「高速通信サービス」を販売しているのが他の通信事業者です。
これら「通信回線を借りている通信事業者」を「MVNO」と呼びます。
WiMAXというサービスは、提供している事業者が違うことで○○WiMAXという名称になっています。
WiMAXの使用回線と速度制限について
続いて、WiMAXで使用できる回線と速度制限について説明します。
繋がりやすい回線はオプション料金がかかる
WiMAXで使用できる回線はUQモバイルコミュニケーションズの回線以外にもau回線があります。
このau 4G LTE回線(Band1/18/26)はプラチナバンドと呼ばれていて、屋内でも繋がりやすい回線となっています。
参考:LTE=4Gは2種類!FDD-LTEとTD-LTEの違いを知ろう
やはりUQモバイルコミュニケーションズ側も提供する回線が屋内で繋がりにくいのは知っており、そのデメリットを補うためにau回線をオプションで使用できます。
このオプションサービスは「ハイスピードエリア+」と呼ばれており、提供するメーカーによって多少増減はありますが月額1000円程度のオプション料金が生じます。
加えて、これを使用すると「月間のパケット通信量が7GB」に制限され、それ以降の通信には速度制限が翌月までかかります。
パケット無制限ではないことには注意
WiMAX系のサービスでよく言われているのは「パケット無制限!」「パケット上限なし」という言葉ですが、少々語弊が大きいです。
正確には
月間でのパケット上限なし
ということです。
つまり、月間でのパケット上限はありませんが、短期間でのパケット上限は存在するということです。
具体的にいうと
3日/10GB以上通信すると翌日18時頃~翌々日2時頃まで速度制限がかかります。
おすすめは違約金がないもの
以上、WiMAXについて説明してきました。
多くのサービスは2年ないし3年間の縛り期間があるため、契約期間内の解約では高額な違約金がかかります。
そういった意味では違約金のないプランがある本家UQWiMAX、違約金上限が1,100円(税込)となっているBIGLOBE WiMAX2+がお勧めです。