LINEMO(ラインモ)申し込めない人多数か?MNP手続きで別電話番号が必要なことが判明
追記:3/18午前11時頃よりMNP番号でも申し込めるように改善されたことを確認しました。
2021年3月17日、ドコモ、auより一足早くスタートを切った「LINEMO(ラインモ)」。
SNS上では申込開始の10時から「番号そのままで乗り換えできない」という投稿が多くみられました。
その理由は「MNP手続きの際に別番号が必要」という仕様になっていたためです。
LINEMO、番号そのまま乗り換えで別の電話番号が必要
お一人様の若者がターゲットのLINEMO、MNPする電話番号とは別の連絡先電話番号が入力必須って、これ契約させる気ないよね。SoftBank / Y!mobileブランドのAndroidスマホの大半が対応機種でなかったり、対応機種でもSIMロック解除が必要だったり、ユーザへの嫌がらせに余念がない。さすがSoftBankだな
— riron博士@楽モバ必須アプリ配信中 (@rironriron) March 17, 2021
LINEMOは家族割、セット割が付いておらず5分間までの定額通話料金別で2,728円で利用できるオンライン専用ブランドです。※キャンペーン中につき5分間まで無料で通話できるオプション(+550円)は1年間無料
LINEがカウントフリーということもあり、「コミュニケーションツールとしてLINEをメインに使用している若者向けプラン」ということで人気を集めていました。
サービスインの2021年3月17日午前10時以降、「申し込めない!」という悲痛なツイートが目立ち始めます。
どうやらLINEMOはMNP(番号そのまま乗り換え手続き)の際に「MNPを行う番号とは別の番号の入力」が必要となっているようです。
LINEMO契約してるんだけど、日中に連絡が取れる電話番号を入力しろとのことで今の携帯電話番号入れたらのりかえ予定の電話番号とは異なるものを設定してくださいとかいう無理難題を押し付けられて開始早々詰んでる pic.twitter.com/2vPAYpuM9Y
— Psycho** (@FD222_) March 17, 2021
単身世帯(一人暮らし)向けプランなのに…固定電話契約者なんているの?
MNPで申し込む際に他の番号がいるというパターンは聞いたことがありません。
同社が運営するワイモバイルでもそのような仕様にはなっていなかったと認識しています。
ほとんどの一人暮らしの方の場合、持っている電話は携帯電話一つと考えるのが普通でしょう。
通信利用動向調査(2019年)によると、20代の固定電話加入率は5.1%、30代は19.6%と非常に低くなっています。
データ上でも固定電話加入率は低いことが証明されているのにも関わらず、この仕様にしているのはやはり疑問が残ります。
「実家の電話番号」というのも考えた方が多いと思いますが、「日中に連絡が取れる」となると、離れて生活している人にとってはほぼ不可能です。
コレが回答です。 pic.twitter.com/PkPUemevXk
— 短気は損気 (@kush8835) March 17, 2021
申込に必要な別番号は会社、ソフトバンクサポートセンターでもなんでもいい模様
実はこの入力欄、入力する番号は「なんでもいい」様子です。
\たった30秒で無料診断/
あなたにぴったりのスマホプランは?
LINEMOの申込画面は、電話番号のValidationがザルだから、0800のフリーコール番号で登録できちゃう pic.twitter.com/TfQXQZqT3x
— riron博士@楽モバ必須アプリ配信中 (@rironriron) March 17, 2021
ソフトバンクのカスタマーサポートの番号でも登録可、職場や何でもないところの電話番号でも登録ができるとのことです。
ただし、一応「本人確認ができる」電話番号と指定されているため、好ましい方法でないことは間違いありません。
そもそもMNPで別番号が必要になる仕様にしているからこのような「裏技」が生まれてしまうのでしょう。
LINEMOの早急な改善を求む
キャリアはやはり採算の合わない廉価プランなどやりたくないのでしょうか?
恐らくはahamoに比べると若干知名度が低く、申込者数もそこまでは多くなかったと思われるLINEMOですが、一時MNPが行いにくい状況になるなど、運営サーバーにも予算を割けないのでは…と疑念を持ってしまうのは当然でしょう。
この仕様、早く改善してほしいところですね。
リリース初日となった3月17日は、これを狙ったタイミングで朝日新聞がLINE情報漏洩問題をリーク、同問題がYahoo!ニュースでは取り上げられない(自社サービスのため)問題など、ソフトバンクグループが話題となった一日でした。