
IIJmio(みおふぉん)からeSIMを使った新サービス「データプランゼロ」が登場しました。
以前からeSIMサービスは提供していましたが、この度新プランとしてサービス提供を開始しました
月額料金150円で1GB/450円でデータを購入する形のサービスです。
eSIM搭載のスマートフォンやパソコンで使用することが出来ます。
以前からあったデュアルSIMの仕組みのクラウド版となりますが、果たしてどんなユーザーにとってお得になるのでしょうか?
- eSIMはキャリアでiPhoneを使っている「ギガ難民」向け
- デュアルSIMの仕組みを採用
目次(見たい項目をタップ)
IIJmio eSIMデータプランゼロとは

SIMカードとう言葉は聞き慣れていると思いますが、「eSIM」という言葉は聞き慣れないでしょう。
まずはeSIMについて知りましょう。
eSIMとは何か

eSIMを知る前にまずはスマートフォンなどがどうやってモバイルデータ通信を行っているかを知る必要があります。
みなさんが使っているスマートフォンにはほぼ例外なく、通信のためのチップが挿入されています。
これがSIMカードです。
通信情報(APN=アクセスポイントネーム)が入っていることで、契約した通信事業者につながるための通信の要になります。
本来であればこの物理カードを挿入することで初めてデータ通信が可能となっていました。
しかし、eSIMは物理的なSIMカードが必要ありません。
SIMカード情報はクラウドサーバー上に格納されているため、ウェブサイトから申込契約を行うことで、すぐにその場で使えるようになります。
要するにeSIMとは「デジタル的なSIMカード」になります。
ただし、この仕組みはすべてのスマートフォンで使えるわけではありません。
eSIM搭載の結構最近のスマートフォンでのみ通信が可能です。
eSIM対応のスマートフォン/タブレット/パソコン
IIJmioの公式サイトによると、現在eSIMが使える機種は19機種あるといいます。
- iPhoneSE(第二世代)
- iPhoneSE
- iPhone 11 ※4
- iPhone 11 Pro ※4
- iPhone 11 Pro MAX ※4
- iPhone XS ※1
- iPhone XS Max ※1
- iPhone XR ※1
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
- iPad(第7世代)※1 ※3
- iPad mini(第5世代)※1 ※3
- iPad Air(第3世代)※1 ※3
- 11インチiPad Pro ※1 ※3
- 12.9インチiPad Pro(第3世代)※1 ※3
- Surface Pro LTE Advanced ※2
- Surface Pro X
- ASUS TransBook Mini T103HAF-LTE ※5
- ASUS TransBook Mini T103HAF-GR079LTE ※5
※1 iOS12.1以降。
※2 Windows10 RS4以降
※3 Wi-Fi+Cellularモデル。
※4 iOS13.0以降。
※5 ファームウェアバージョン「EM06JLAR02A12M4G」に更新必要
ざっくりいうと、最新のiPhoneとその他機種という感じですね。
eSIMデータプランゼロの料金プラン
という感じで、iPhoneユーザーが主なターゲットになりそうなeSIMですが、プランはこのようになっています。
IIJmioデータプランゼロ料金 | |
---|---|
月額料金 |
150 円/月
|
追加データ量 1GB |
300 円
|
追加データ量 2GB〜10GB |
450 円
|
これが月額基本料です。
月額150円で、データを追加購入するたびに課金するような形になります。
最初の1GBは300円、以降は10GB まで450円/GBとなります。
ただし、1ヵ月に追加できるデータ量は10GBまでとなっている点は注意が必要です。
これに加えて
初期費用 3,000円
SIMカード発行手数料 200円
が発生します。
UQモバイルのデータチャージが100MB/200円、500MB/500円となっていることを考えても非常にお得感があります。
eSIMの注意点
いくつか注意点がありますが、一番大きな注意点は1か月10GB までしか購入できないという点です。
他注意点は下記の通りです。
- 上記対応機種でしか使えない
- データを使い切ったらその場で通信はできなくなる
- SIMロックされている場合、使用できない
- 使用する場合はSIMロックを解除する必要がある
- eSIMプラン(ベータ版)からeSIM データプラン ゼロへのプラン変更はできない→一度解約する必要がある
- 使用する回線はドコモ回線の帯域の一部をIIJmioが貸与したものになる
- 格安スマホ同様に混雑時間帯での速度低下がある
eSIMの主な使い方
まず、普通に生きている一般の人であれば、この仕組みの理解に戸惑うことでしょう。
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それは「一つのスマートフォンは一つの通信会社でしか使えない」という固定概念があるからです。
eSIMを使えば
通話とデータ通信はキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク回線)
追加でデータ通信を行う場合はIIJmioのeSIM
ということが可能になります。
この仕組みを理解するにはまずは普通のスマホについて知る必要があります。
通常はシングルSIMのスマホが主流
一般的にキャリアが販売しているスマートフォン(楽天モバイルは除く)は物理SIMカードを挿せるスロットは一つしかありません。

こんな感じです。
ということは、必然的に一つの通信会社でしか使えないということになります。
eSIMは一体どういう時に役立つのか?
たぶんこんな使い方を想定しているのでしょう。
という感じですね。
eSIMはiPhoneユーザー向け

ざっくりとeSIMについて説明してきました。
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データプランゼロは要するにキャリア使用中のiPhoneユーザーがよく直面する「ギガ難民問題」を安く救済するというサービスです。
確かに日本はガラパゴス化がすごいことになっており、世界とは逆行してiPhoneユーザーが非常に多いですからね。
世界的には
android端末:iPhone=7:3
ですが日本は
android端末:iPhone=4:6
となっています。
また、android端末ではPixelでも使えるということもあり、間違いなく流行るサービスでしょう。
対象となるユーザーは恐らくギガ難民に陥りやすい大手キャリアのパケット大容量プラン以外を使っている方になりそうです。
もちろん、ワイモバイルやUQモバイルといった格安スマホを使っている方も対象になります。


キャリアから乗り換えなくても、月々の追加パケットが半額になるというのは、非常にうれしいサービスですね。
eSIMについては公式サイトをご覧ください。
【公式サイト】IIJmio

