ドコモ、既存プラン値下げ|新プラン「5Gギガホ/ギガホプレミア」の提供を発表
株式会社NTTドコモは、2020年12月18日に新料金プラン「5Gギガホプレミア」「ギガホプレミア」を発表、2021年4月1日から提供を開始することを発表しました。
ドコモ、新料金プラン「5Gギガホプレミア」「ギガホプレミア」を来春から提供開始
画像引用:ドコモ報道資料
従来のプランでは5GBギガホが月額8,415円(税込)/月間パケット上限100GB、ギガホが月額7,865円(税込)/月間パケット上限30GB(※60GBまで期限未定で増量中)で提供しています。
※いづれも価格は割引前の表示
新料金プラン「5Gギガホ」では従来プランより月額料金を1,100円(税込)値下げして「7,315円(税込)」とし、月間パケット上限については「無制限」としました。
なお、月間パケット使用量が3GB未満だった月は5,665円(税込)としています。
「ギガホプレミア」では、従来プランより月額料金を660円(税込)値下げして「7,205円(税込)」とし、月間パケット上限は現在と同様の「60GB」としました。
こちらも月間パケット使用量が3GB未満だった月は5,555円(税込)としています。
5Gと4Gの差額はわずか
5Gギガホプレミア(7,315円(税込))と4Gギガホ(7,205円(税込))の差額はわずかに110円(税込)としており、ユーザーの5Gプラン移行を狙ったものとみられます。
ドコモの5Gについては執筆時時点ではカバーエリアが一部地域に限定されており、まだまだ普及には時間がかかるものとみられるため、しばらくは5Gの恩恵を受けることは難しい印象です。
しかし、今後を見据えての料金設定にしたものと思われます。
新プランでは各種割引も適用可|ahamoは適用されない
「5Gギガホプレミア」「ギガホプレミア」に関しては、従来通り各種割引の適用があります。
(新プラン) 5Gギガホ プレミア |
||
---|---|---|
利用可能データ量 | 無制限 | ~3GB |
各種割引適用前の料金 | 7,315円(税込) | 5,665円(税込) |
みんなドコモ割3回線以上 | -1,100円(税込) | -1,100円(税込) |
ドコモ光セット割 | -1,100円(税込) | -1,100円(税込) |
dカードお支払割® | -187円(税込) | -187円(税込) |
お支払料金 | 4,928円(税込) | 3,278円(税込) |
(新プラン) ギガホ プレミア |
||
---|---|---|
利用可能データ量 | 60GB | ~3GB |
各種割引適用前の料金 | 7,205円(税込) | 5,555円(税込) |
みんなドコモ割3回線以上 | -1,100円(税込) | -1,100円(税込) |
ドコモ光セット割 | -1,100円(税込) | -1,100円(税込) |
dカードお支払割 または2年定期契約 |
-187円(税込) | -187円(税込) |
お支払料金 | 4,818円(税込) | 3,168円(税込) |
<各種割引一覧>
みんなドコモ割3回線以上 | -1,100円(税込) |
---|---|
みんなドコモ割2回線以上 | -550円(税込) |
ドコモ光セット割 | -1,100円(税込) |
dカードお支払割 または2年定期契約 |
-187円(税込) |
<通話オプション料金>
音声オプション | 月額料金 | 通話料 |
---|---|---|
かけ放題オプション | 1,870円(税込) | 国内通話かけ放題 |
5分通話無料オプション | 770円(税込) | 国内通話 5分以内:無 5分超過分:30秒あたり22円(税込) |
このようにドコモ関連のサービスでまとめると割引が適用されて安く使える、いわゆる「囲い込み」戦略が引き続き適用される形となります。
一方、新プランahamoについては「若者向け=単身者」をターゲットとしたプランとなっており、これら各種割引に関しては適用されません。
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ユーザーは「ahamo」と「ギガホプレミア」の悩ましい選択を迫られることに
管理人の懸案事項としては、「新プランahamoと今回発表nなったプランではどちらがお得なの?」とユーザーが悩んでしまうことが挙げられます。
総務省発表のデータによれば、月間パケット通信量が20GB以上となっているユーザーは全体の11.3%となっており、8割以上のユーザーが月間20GB以下しか使っていないことがわかります。
この状況を踏まえると、月間パケット上限無制限、もしくは100GBという数字は多くの人にとってオーバースペックでしょう。
当サイトが行ったシミュレーションでは、月間20GB以下はahamo一択、~1GBの小容量は既存プラン、大容量ではギガホプレミアがおすすめという結果になりました。
https://greenwaves.jp/docomo-newplan-simulation/
ただし、ahamoに関してはWEB受付のみとなっているため一部ユーザーに対してのプラン変更ハードルは極めて高いと言えるでしょう。
各社は月間大容量のサービスを打ち出してきていますが、そこまでの利用を求めるユーザーがどれだけいるのかは疑問です。
加えて、月間100GB上限のモバイルWiFiルーターサービスとドコモギガライトステップ1を組み合わせた方が値下げした「ギガホプレミア」よりも安価というデータもあります。
ギガホプレミア | ギガライト ステップ1 |
|
月額料金 | 7,205円(税込) | 3,278円(税込) |
パケット上限 | 100GB | 1GB |
5分間通話 | +770円(税込) | +770円(税込) |
みんなドコモ割3回線以上 | ‐1,100円(税込) | ‐1,100円(税込) |
ドコモ光セット割 | ‐1,100円(税込) | ‐1,100円(税込) |
dカードお支払割 または2年定期契約 |
-187円(税込) | -187円(税込) |
モバイルWiFiルーターサービス※ | ー | +3,388円(税込)/月間100GB |
合計 | 5,588円(税込) | 4,961円(税込) |
※モバイルWiFiルーターサービスは月間100GB上限のモバイルWiFiルーターにおいて最安値クラスの「どこよりもWiFi」を想定
通信費の節約に関しては、今後も学んでいく必要がありそうです。