ドコモ、記者会見で新プラン「アハモ(ahamo)」について発表|月額2,980円で月間20GBまで使用可能
2020年12月18日|既存ドコモユーザーが専用サイトでプラン変更手続きでahamoへ変更できるように仕様が変更になりました。
2021年1月14日|ファミリー割引、みんなドコモ割、ドコモ光セット割の条件が明らかになりました。
参考:ITMedia
2021年2月5日|報道発表資料でahamoの提供開始が2021年3月26日となることが発表されました。
当サイトの取材により、以前契約していたプランの違約金は留保され、ahamoを解約した際に請求される可能性があることが判明しました。
NTTドコモは2020年12月3日14時~記者会見を開き、今後の料金戦略に関しての発表を行い、新プラン「ahamo(アハモ)」について主に説明を行いました。
今回発表された新プランは既存の「ギガホ」「ギガライト」などの既存プランの一つとして提供されるとのことです。
- プレミア|(ギガホ・ギガホライト)小容量~無制限
- ニュー|(アハモ)中容量|シンプル・オンライン特化 高コスパ 発表
- エコノミー|超低廉な料金→MVNOからリリースできるよう今後検討されていたがOCNモバイルONEはそれには該当せず(2021年3月発表)
エコノミーに該当する超廉価プランに関してはMVNOを中心に今後検討していくとのことです
参考:ドコモ報道発表資料
ドコモ新プラン「ahamo(アハモ)」の料金と特徴について
新プランアハモの概要を紹介します。
- 月額料金2,980円
- 月間パケット上限20GB
- 規定容量超過後は1Mbpsに制限
- パケットチャージは500円/GB
- 5分以内の通話が無料(料金に内包)
- すべての手続きがオンラインで可能
- 4G/瞬速5G対応
- SIMカードのみでの契約可能
- dアカウント必須
- 事務手数料無料
- 2年縛りなし
- キャリアメールなし
- 海外(82か国)でもそのまま20GBまで利用可能
- 提供開始は2021年3月26日から(追記)
- ファミリー割引は適用不可だがファミリー割引の回線数にカウント→対象プランからahamoへの通話は無料、逆は有料(追記)
- みんなドコモ割は適用不可だが家族回線にはカウントされる→対象プランの月額料金が割引(追記)
- ドコモ光割は適用不可→同一グループ内の対象プラン契約が割引対象になる(追記)
リリースを記念して、特に人気の高いスマートフォンを提供予定とのことです。
→発表されたのはiPhone11、Xperia1Ⅱ、GalaxyS20でした。
乗り換えについての案内|ドコモユーザーは無料
新プラン「アハモ」への移行に関しては、ドコモユーザー以外は2021年3月~専用のウェブサイトで簡易な手続きを行うことで契約可能としています。
また、既存ドコモユーザーに関しても2021年5月まではシステム上、上記同様の手続きが必要とのことです。
\たった30秒で無料診断/
あなたにぴったりのスマホプランは?
2021年5月以降はプラン変更という形で手続きが行えるとのことです。
12月18日発表資料でこれについて更新され、ドコモユーザーでも3月から専用ウェブサイトでのプラン変更手続きが可能となりました。
ドコモユーザーに関しては、井伊社長曰く「手数料は無料」とのことです。
しかし、ahamoに関してはドコモ回線継続利用期間を引き継ぐため、旧プラン→ahamoへの移行では違約金は発生しませんが、ahamo解約が旧プラン契約から2年以内だった場合に違約金10,450円(税込)が発生します。
先行予約でdポイント6000ポイントプレゼント
また、アハモを先行予約された方については、dポイント6000ポイントをプレゼントするとのことです。
期限:〜2021年6月7日まで
アハモ設計に関して
アハモはドコモの若手社員を中心にプラン設計がされたとのことです。
若手社員を代表して2人の方が登壇し、それぞれアハモの特徴を説明しました。
右:井伊社長 中央:佐々木千秋さん(サービスデザイン部)
左:高山賢人さん(マーケティング部)
アハモのはデジタルネイティブ/ニューノーマル向けの新プラン
社会人になると約5割の方がスマートフォンを家族名義から個人名義に変更しています。
これから社会に出ていく20代はデジタルネイティブ、ソーシャルネイティブと言われ、初めて持つ携帯電話がスマホ、情報感度リテラシーが非常に高いと言われています。
現行プランは家族で使うことで割引ができる仕組みのため、個人としてぴったりなプランを提供したいという思いからアハモが生まれたとのことでした。
アハモのデザインについて
アハモUIについての説明|佐々木 千秋 サービスデザイン部
申込から機種変更、各種設定まですべてオンラインで可能となっています。
WEBサイトにアクセスし、お客様情報入力、EKYCによる本人確認後、決済方法を選ぶだけです。(キャッシュレス決済がベース)
専用アプリについては、キャリアショップへ行かなくても知りたい情報がわかるアプリ設計とし、アハモアプリ一つですべて対応できることを目指したとのことです。
まとめ
井伊社長は会見の最後で「デジタルネイティブの世代にそって成長していきたい」と発言し、新プランは20代を中心とした世代向けに提供していきたいサービスということを強調しました。
一方でドコモメインブランド本体からこれだけ廉価な「ちょうどいい」パケット容量のプランが出てしまうことで懸念されるのが市場流動性の低下です。
「アハモ」というあたかもサブブランドかのようなネーミングからも、先の武田総務大臣の発言を踏まえてサブブランド計画を切り替えて、メインに組み込んできた可能性もあります。
やはり、ギガホ、ギガホライト、アハモという並びは不自然です。
28年前にNTTドコモを分離したのは一体なんのためだったのでしょうか。
これはやはり総務省アクションプランとは大きく乖離していると考えます。
ジャーナリスト石川氏が「笛吹けど踊らず」と言っていましたが、まさにその通りです。
各社料金プランが大きく動いているため、自分に見合った料金プラン探しは「スマホ乗り換え相談所オンライン」をご活用ください!
Author:Ryosuke Kawamura(GreenEchoesStudio代表)