お知らせ
2020年12月、楽天モバイルから「Rakuten WiFi Pocket」がリリースされました。
本記事では楽天モバイルのSIMカードのみ契約、モバイルWiFi端末と組み合わせることで1年間は無料でデータ通信を行う方法を解説していますが、条件を満たせば「Rakuten WiFi Pocket」モバイルWiFiルーター端末が無料で手に入るため、自分で端末を用意する必要がなくなりました。
現時点ではこちらの方法の方がお得に使えるでしょう。
https://greenwaves.jp/wifi/rakuten-wifi-pocket-release/
HUAWEIからコスパ抜群のモバイルWiFiルーター「HUAWEI Mobile WiFi E5785」がリリースされました
1万円を切る本体価格で、LTE Cat6に対応、高速化通信技術2×2MIMO、64QAMを備えているため、下り最大速度300Mbpsを実現しているとんでもないコスパ機種となっています。
本記事では、格安データSIMの代表であるフジワイファイの「FUJISIM(フジシム)」のドコモ、au、ソフトバンクSIMカードそれぞれと、楽天モバイル(パートナー回線)の使用方法、実際に使用しての通信速度について紹介します。
おすすめのSIMカードは楽天モバイルもしくはフジシムです。
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
HUAWEI Mobile WiFi E5785の外観
使用したのはコチラです。
FS040Wが真四角なのに対して、本機は横長です。
重量も120g程度と非常に軽量なのも特徴でしょう。
各種データSIM通信速度測定結果
それでは早速フジシムと楽天モバイルの通信速度測定結果を見ていきましょう。
なお、測定は夕方の混雑時間帯である平日19時に実施しました。
フジシム(ドコモMVNO回線)
フジシムのドコモSIMカードはBIGLOBEのMVNO回線となっています。
このようにフジシムのドコモSIMカードは
下り21.6Mbps/上り13.7Mbps
と非常に良好な通信速度が得られました。
フジシム(auのMVNO回線)
フジシムのauSIMカードはドコモ同様にBIGLOBEのMVNO回線となっています。
フジシムのauSIMでは
下り2.63Mbps/上り2.90Mbps
と今一つの通信速度が得られました。
フジシム(ソフトバンク回線)
フジシムのソフトバンクSIMカードはいわゆるX社SIMカードと呼ばれるものを用いています。
フジシムのソフトバンクSIMでは
下り12.5Mbps/上り25.2Mbps
と非常に良好な通信速度が得られました。
楽天モバイル(パートナー回線)
楽天モバイルは音声通話付きSIMカードですが、APN設定を行うことでデータSIMとしてモバイルWiFiルーターでも使用することが出来ます。
しかも、自社回線であればパケット無制限、先着300万人までは1年間使用料金が無料という破格のSIMカードです。
新規で一枚は持っておきたいカードです。
楽天モバイルのSIMでは
下り3.07Mbps/上り15.5Mbps
とまあまあな通信速度が得られました。
残念ながら自社回線エリア外での計測となったため、パートナー回線での数値となります。
自社回線であればこれ以上の数値も期待できる可能性があります。
HUAWEI Mobile WiFi E5785の対応バンド
対応バンドは下記の通りです。
バンド (周波数) |
HUAWEI E5785 |
ドコモ | au | ソフトバンク (ワイモバイル) |
楽天モバイル |
Band1 | ● | ◎ | ◎ | ◎ | |
Band3 | ● | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
Band5 | ● | ||||
Band7 | ● | ||||
Band8 | ● | ◎ | |||
Band11 | × | △ | 〇 | ||
Band18 | ● | ◎ | |||
Band19 | ● | ◎ | |||
Band20 | × | ||||
Band21 | × | 〇 | |||
Band26 | × | ◎ | |||
Band28 | ● | △ | △ | △ | |
Band32 | |||||
Band38 | |||||
Band41 | ● | ||||
Band42 | △ | △ | △ |
対応Band参考:https://www.soumu.go.jp/main_content/000552764.pdf
- ドコモ:Band1,3,19
- au:Band1,18,26
- ソフトバンク:Band1,8
- 楽天モバイル:Band3,(Band18※パートナー回線)
このようにHUAWEI Mobile WiFi E5785は残念ながらau必須バンドの一つであるBand26はサポートしていません。
しかし、モバイルWIFIルーターで最もメジャーな富士ソフト製「FS030W」でも対応していません。※最新機種FS040Wでは対応済
上記の結果でもありましたが、Band26が対応していないからといって通信ができないというわけではありませんのでご安心ください。
APN設定方法
HUAWEI Mobile WiFi E5785にはプリセットであらかじめ国内キャリアのAPNネームが入っており、設定を行わなくても自動で反映してくれるものもあります。
ソフトバンクマルチUSIM(F)カードや楽天モバイルに関しては設定不要でSIMカードを入れるだけで使用できました。
しかし、フジシムのドコモ・auSIMカードについては手動での設定が必要でした。
設定方法は下記の通りです。
バッテリーを外してSIMカードを挿入する
HUAWEI Mobile WiFi E5785はMicroSIMカードとなっているため、NanoSIMからMicroSIMへ変換する必要があります。
変換したら、本体バッテリーを外したところにあるSIMスロットにSIMカードをセットします。
電源投入後、スマホとWiFi接続して設定画面を開く
電源投入後、スマホとWiFi接続をし、ブラウザに下記のURLを入力して設定画面にアクセスします。
http://192.168.8.1
モバイルネットワーク設定タブからプロファイルの「+」ボタンをタップしてAPN手動入力画面を開きます。
保存をタップして完了です。
数分すると接続可能になります。
HUAWEI Moblie WiFi E5785はデータSIMとの相性抜群!
以上、HUAWEI Mobile WiFi E5785でデータSIMを使用する方法と、各SIMカードの通信速度の結果でした。
下り300Mbpsクラスで1万円を切っているモバイルWiFiルーターは存在しませんので、非常にコスパが良い機種でしょう。(FS040Wは倍の2万円程度です。)
なるべく端末代金にお金をかけずにデータSIMを運用したい方にとっては第一選択肢となる端末だと思います。
データSIMとして使うのであればフジシムもしくは楽天モバイルがおすすめです。
是非両方揃えて快適なインターネット環境を手に入れてください!
おすすめのSIMカードは楽天モバイルもしくはフジシムです。
【公式】楽天モバイル