最近、ソフトバンクのCMの影響で「ギガがない」「ギガが足りない」「ギガが減る/減った」という若者言葉をよく聞くようになりました。
本記事では「ギガが減っても困らない方法」「そもそもギガが足りなくならない方法」を解説します。
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
ギガとは通信容量の単位「ギガバイト(GB)」を指す言葉
実は管理人としてはこの「ギガが減る」という言葉自体には違和感を感じています。
そもそもギガ=ギガバイトという容量単位のことで○○cmや○○mと同じようなジャンルの言葉です。
- 1024B=8パケット=1KB
- 1024KB=1MB
- 1024MB=1GB
1,073,741,824B=8,388,608paket=
10,485,76KB=1,024MB=1GB
以前では、データ容量プランを表すのは「パケット」と呼ばれる通信単位でしたが、最近ではパケットがギガに置き換わっていますね。
8,388,608paket=1GB
感覚的にはギガバイト表記のほうが分かりやすくて好きです。
その名残として現在でも「パケ放題」とか「パケット無制限」ということばが残っています。
要するに「パケット」も「ギガ」もデータ容量を表す単位ということを覚えておきましょう。
ギガがないというのは「通信容量の残数がわずかしか残されていない」ということ
若者が使っている「ギガが足りない」「ギガが減った」というのは、おそらくスマホのデータ通信量が多くかかってしまい、月末にかけて上限容量ギリギリになる、もしくは容量を超過して速度制限がかかってしまう状態のことを指すのでしょう。
最近ではYouTube等動画コンテンツが充実してきており、VODと呼ばれる定額制の動画見放題サービス(ネットフリックスやHuluなど)を見る機会が多いです。
https://greenwaves.jp/wifi/youtube-data/
(動画コンテンツのパケット通信量がどれくらいかかるかはコチラを参考にしてください)
そうした動画データは非常に多くのパケット通信を行うため、あっという間にギガが足りない状態になってしまうのです。
通信制限とは、一定の通信量以上を超過した場合に起こる速度低下のことを指します。
例えば上限2GBのプランであれば、2GBに達するまでは快適な速度(キャリアスマホであれば~100Mbps程度)で通信可能ですが、それを超えると128kbps程度の速度になってしまいます。
1Mbp=1000Kbpsなので…仮に制限後の速度が100Kbpsとすると…通常時の10万分の1の速度に制限されることになります。
これでは動画は不可能で、ウェブの閲覧も厳しく、メールやLINEの送受信も絶望的です。
- ドコモ|128kbps(ギガホライト)
- ドコモ|1Mbps(ギガホ)
- au|128kbps
- ソフトバンク|128kbps
- 楽天モバイル|1Mbps
- Y!モバイル|128kbps
- UQモバイル|200kbps
- マイネオ|200kbps
- LINEモバイル|200kbps
ギガがない時の解決方法3選
この記事を読んでいるあなたはきっとギガが減ってしまい、パケ死ギガ死寸前…かもしれませんね。
そんなあなたを救済すべく「ギガがない」を解決する方法を3つお教えしましょう。
通信キャリアサイトで容量を追加購入する
残念ながら無料でギガを増やす方法はありません。
あなたのスマホの月間データ容量を増やすにはデータ容量を追加購入するしかありません。
コンビニやスタバなどフリーwifiが飛んでいる場所にいく
データ容量の追加購入がもったいない場合はフリーwifiが飛んでいるところでデータ通信を行うと、一時的にギガが足りない状況を解決することが出来ます。
思いつく場所と言えば、コンビニエンスストアやカフェ(スタバやタリーズなど)ですね。
こういった店舗では、店舗に引いた固定回線(光回線)をWi-Fiで電波を飛ばしているため、パケット通信量無制限で使い放題です。
「自宅のWiFiはどうしてパケット無制限なの?」これは自宅の固定回線が「定額性※」の契約となっているからです。
※定額制の契約とは、一定の料金で通信量の上限を設けない契約のことです。いわゆる「パケット無制限」ということです。
しかし、スマートフォンや多くのモバイルwifiルーター(WiMAXやポケット型WIFIなど)がパケット無制限ではないのは、従量課金制※の契約となっているからです。
※従量課金制の契約とは、使った分だけ料金が発生する契約のこと。最近のキャリアのプランは上限が○○GBに決められているため、定額制の契約になってきています。ただし、ドコモのギガライト、auのピタットプラン、ソフトバンクのミニモンスター等は従量課金制となっているため注意が必要です。
最近では、固定回線だけでなく、モバイルルーター界隈でも定額制の契約形態のものが多く登場してきました。
参考:WiFiってなんだっけ?
しかし、そういったフリーwifiにはセキュリティがないため、第三者に重要な通信している内容がまるわかりになってしまうという危険性があります。
https://greenwaves.jp/wifi/7-11/
いくらパケット容量がなくなったからと言って、安易にセキュリティのないwifiに接続するのはやめたほうがいいでしょう。
自宅に固定回線+WiFiルーターを導入する
最近では自宅に光回線を引かない人も増えてきているようですが…まだ主流のパケット通信量の節約(ギガを節約)する方法と言えば
固定回線+WiFiルーターで通信する方法でしょう。
>>タップして大きい画像を表示
こうして固定回線を介して通信をすれば、いくらデータ通信を行っても「定額」のため、「従量課金制(使った分だけお金がかかる)」のスマホのデータ通信と違いお金がかかりません。
しかし、大きなデメリットとしては
「自宅以外ではギガが足りない」状況には変わりないということです。
スマホのプランを見直す
2020年12月3日、ドコモから新料金プラン「ahamo」がリリースされて以降、各社の値下げ競争が激化しています。
ahamoについてはオンライン専用となっていますが、他キャリアのプランについてもお得なプランは「オンライン契約」が主流となるでしょう。
モバイルWiFiルーターを導入する
大容量モバイルWiFiルーターは月間容量が大きいほどデータ単価が安価となります。
2021年はキャリア料金が大幅値下げしてそれほど困る人は少なくなるかもしれませんが、引き続き月間100GB以上使いたい人にはお勧めです。
まとめ
以上、ギガが減る/ギガが足りない時の解決方法について解説してきました。
2021年は低価格大容量での料金プランがリリースされることで「ギガが減る」ことも少なくなりそうです。
まだまだ先ですが、これからはパケット無制限の5Gも控えていることもあり、この言葉自体が「死語」になる日もそう遠くない未来でしょう。