新型コロナウィルスによる外出自粛により在宅勤務、テレワーク、リモートワークと呼ばれるような「自宅での勤務形態」が定着しつつあります。
今までWiMAXやテザリングで凌いできた方も、こうも長期化してくるとやはり速度も安定してパケット上限を気にしなくても良い光回線を検討している方も多いことでしょう。
やはり、WEB会議をしたり、リモートデスクトップ(仮想デスクトップ)を自分のパソコンで動かしたりすると、パケット通信量は気にしたくないですからね。
また、お勤めの企業からも通信費という名目で助成金が出るようになってきているところも多いと聞きますので、光回線を検討する方も多いことでしょう。
本記事では光回線の基本的な仕組みと賢い選び方について解説していきます。
- 安定した在宅勤務には光回線が最もおすすめ
- 選ぶ光回線はキャリアとのセット割がないものがおすすめ
- 光回線が引けない場合であればモバイルWiFiルーターの導入を検討
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光回線とは?
そもそも光回線とは、光ファイバーという特殊な繊維を使用したケーブルを用いて作られたインターネット回線のことです。
現在では様々な方法でインターネットを利用することが出来ますが、現時点では光回線よりも高速で且つ安定して通信ができるものはありません。
しかし、やはりメリットがあればデメリットも当然存在します。
光回線のメリット
- 通信障害に強い
- 通信速度が速い
- パケット上限がない
光回線のデメリット
- 料金が高額の場合も
- 回線工事が必要
- 賃貸では導入できない可能性も
- 持ち運びができない
光回線のメリット
それではまず光回線のメリットについて解説します。
通信障害に強い
光回線は有線でインターネット通信を行います。
よって、無線電波を使って通信を行うスマートフォンやモバイルWIFIルーター等と比較すると圧倒的に安定性が違います。
無線通信の場合、時間帯や同時に接続している人の状況等によって通信のしやすさが大きく異なります。
有線という強みのおかげで外部からの影響を受けにくく安定した通信ができます。
通信速度が速い
最近ではモバイルWiFiルーターやスマートフォンでも「4GやLTE」といった高速通信が可能となってきており、複数の電波を組み合わせて通信する「4×4MIMO」「256QM」等の高速通信化技術によりさらに速い速度で通信できます。
また、次世代通信規格5Gもスタートしたことで、最大4Gbps程度で通信ができるとされています。
一方、現在の光回線の通信速度は「9~10Gbps」です。
これは理論値とそう変わらない速度です。
無線でのデータ通信は一般的に理論値の1/3-1/4程度と言われていますので5Gはせいぜい1Gbps程度の速度です。
このように5Gが開始されたとしても、光回線の優位性は変わりません。
パケット上限がない
モバイルデータ通信では、auの一部のプランで「パケット無制限」を提供していますが、他キャリアには上限が存在します。
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
プラン | ギガホ | データMAXプランPro | ウルトラギガモンスター+ |
最大上限 | 30GB →60GBに増量中 |
無制限 | 50GB |
月額 | 6,980円 | 7,650円 | 7,480円 |
テザリング容量 | 60GB | 30GB | 50GB |
一方で、「パケット無制限」を謳うソフトバンク回線のwifiルーターやクラウドSIMと呼ばれる仕組みを用いたWiFiルーターサービスもありますが、ソフトバンク側の規制により軒並み通信障害に陥っているものも多くあります。
また、au回線を使ったWiMAXサービスは3日/10GBという制限が設けられています。
auのパケット無制限プランに関しても、スマートフォン以外の機器で通信を行うテザリングと呼ばれる使い方では上限があり、楽天モバイルに関してもエリア内でも低速化することが確認されています。
よって、無線通信においての「パケット無制限」が実際のところ存在しません。
一方で、光回線においては、間違いなくパケット無制限です。
これはゆるぎないメリットでしょう。
光回線のデメリット
やはりメリットがあれば当然デメリットも存在します。
それでは見ていきましょう。
料金が高額になる場合も
後述しますが、光回線を使ってインターネット通信を行うには2つの事業者に料金を払う必要があります。(光コラボ事業者等の場合は合算)
やはり上記のメリットを考えるとこの価格は仕方ありません。
中にはお使いのスマートフォンとセットで割り引くものや、電気事業者・ガス事業者とセットで契約することで安価にサービス提供を行うところもあります。
UQWiMAXが3,880円~月間100GB程度使えるというところから考えると、やはり光回線は高額な印象ですが…それでも高速通信とパケット無制限の恩恵は非常に大きいでしょう。
縛り期間がなく料金も安価でおすすめなのはenひかりです。
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回線工事が必要
光回線は有線のため、電線から自宅内に光ファイバーケーブルの引き込み工事が必要です。
予め引き込まれているアパートやマンションであれば問題ありませんが、新規で引き込みをする場合、管理会社やオーナーの許可を取る必要があります。
また、4月~6月は新生活シーズンで非常に工事が込み合います。
基本的には回線工事は自宅内に工事業者が上がったり、外壁に穴をあける必要があるため、工事立会いが必要です。
場合によっては平日しか工事できない場合もあり、自分の仕事の都合と工事のスケジュールのすり合わせがどうしても必要になってきます。
賃貸では導入できない可能性も
また、賃貸物件にお住いの方に関しては、入居時の重要事項説明書に「管理人の許可なくして住居を加工してはいけない」等の規約により、外壁等に穴をあけること自体許可されない場合があります。
その場合はあきらめるしかありません。
そういったケースの場合はWiMAXのホームルータータイプを検討しましょう。
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持ち運びができない
残念ながら、モバイルWIFIルーターのように持ち運びができません。
自宅でしかパケット無制限の恩恵を受けることが出来ませんが…新型コロナウィルスによってむしろ在宅でしか仕事をしないケースがほとんどとなってきていますので、やはり光回線が現在のニーズに最もマッチしているでしょう。
光回線の契約は回線業者とプロバイダの2社と結ぶ必要がある
次に光回線の契約形態について説明したいと思います。
実は光回線でインターネットを行う場合、「回線事業者」と「インターネットサービス提供事業者(プロバイダ)」の2つと契約を結ぶ必要があります。
これに関してはなかなか面倒な話になっていますので、よく読み進めていってください。
回線事業者とプロバイダの違い
光回線事業者といえばNTTが非常に有名ですが、それ以外にも存在することをご存知でない方も多いと思います。
また、私たちはそんなNTTなどといった回線事業者と契約する必要があるだけなく、プロバイダやISP(インターネットサービスプロバイダ)と呼ばれる「インターネット接続を提供してくれる仲介事業者」とも契約しなければいけません。
スマートフォンで例えると分かりやすいでしょう。
日本のモバイル回線を持っている会社はドコモ・au・ソフトバンク・Yモバイル・楽天モバイルの5社です。
自分の回線インフラを持っているドコモやauといった「回線業者」は自社の回線を使ったサービスを提供しているため、回線業者とプロバイダをセットで契約しているということになります。
一方で、UQモバイルやYモバイルなどの「格安SIM」は、回線業者が親会社(au・ソフトバンク)、インターネット接続を提供する会社はUQモバイルとなっています。
それ以外の会社も自社回線を持たないので、キャリアの無線回線を借用しているしています。
これは日本国内ではモバイル回線を持っている事業者が大雑把にいうと4社しかないため、他の事業者がインターネット接続サービスを提供する場合は、回線を借りなければならないためです。
これと同じで、光回線も回線を持っている事業者(=回線業者)とインターネット接続を提供する業者(プロバイダ)が存在します。
回線事業者について
このように、回線を提供する事業者が「回線事業者」でインターネットサービスを提供する事業者が「プロバイダ」ということが分かりました。
日本国内には、下記の代表的な回線事業者があります。
○○(運営会社)【回線名称】
- NTT東日本/西日本【フレッツ光】
- KDDI【auひかり】
- 関西電力系(株式会社オプテージ/KDDI系企業)【eo光】
- So-net(SONY)【NURO光】
- 中部テレコミュニケーション(KDDI系企業)【コミュファ光】
- BBIQ(ビビック)【BBIQ光】
- STNet(四国電力系)【Pikara】
- MEGAEGG(中国電力系)【MEGAEGG光ネット】
- J:COM(ジュピターテレコム)(ケーブルTV)【J:COM】
- イッツコム(ケーブルTV)【イッツコム】
など
このように多くの事業者が光回線インフラを持っていますが、やはりNTTは全国をカバーしています。
それ以外は一部地域に限定して提供しています。
また、赤字になっているNTT以外は、回線事業者とインターネット接続業者が同じ傾向があります。
プロバイダについて
回線事業者はまだそれほど数は多くありませんでしたが、プロバイダは非常に多く存在します。
特にNTT東日本/西日本が提供している「フレッツ光」に関しては、非常に多くのプロバイダが使用しています。
実際にはすべて「フレッツ光」を使用した同じ品質のサービスになりますが、価格設定や割引等に差異を出して契約件数を増やそうと画策しています。
有名どころでいうと、OCN(NTTコミュニケーションズ)、BIGLOBE、@nifty等でしょうか。
最近ではソフトバンク光やドコモ光、楽天ひかりという名称で携帯会社がプロバイダとなってフレッツ光を利用するケースも増えてきています。
auひかりに関しては自社の回線網を使用しています。
光コラボレーションとは
光コラボレーションとは、NTT東日本/西日本の「フレッツ光回線」を使用し、NTT以外のの事業者が「別のブランド名」で光回線のサービスを提供することを指します。
以前は、フレッツ光を契約し、そことは別にプロバイダを契約する必要がありました。
しかし、新規契約者については光コラボレーションを行っているプロバイダと契約することで、フレッツ光に申し込まなくても一つの窓口で完結できるようになりました。
以前は通信障害等の問い合わせについてはプロバイダではなく、回線提供元(NTT東日本/西日本)に直接問い合わせる必要がありましたが、プロバイダに問い合わせることで完了するようになり、ワンストップで行えるようになりました。
一方で、あまりしっかりしていない光コラボレーションを提供しているプロバイダを選んでしまうと、サポート体制が万全ではない可能性もあるため、ユーザー自身である程度の知識をもって契約に臨む必要があります。
上述してきたように、光コラボレーションは「NTT東日本/西日本の回線=フレッツ光」を利用したサービスです。
独自に回線をもっているauひかりやNURO光は光コラボレーションはできませんのでご理解ください。
新規契約・転用・再転用・事業者変更について
光回線の契約を進めていくと分からない単語が多く出てきます。
本項では最も多く出てくる
- 新規契約
- 転用
- 事業者変更
- 再転用
について説明していきます。
光回線の新規契約とは
光回線の新規契約とは、自宅に光回線が引き込まれていない方や、引き込まれていても光回線の契約をしたことがない方が、新規に光回線のサービスを利用することを指します。
これについては、「新しく光回線を契約する」という認識で大丈夫です。
光回線乗り換え時の「転用」とは
光回線の乗り換えを行う際、「転用」という言葉が出てきます。
転用とは、既にNTT東日本/西日本の「フレッツ光」を利用しており、プロバイダと契約している方が「光コラボレーション事業者」に乗り換えることを意味します。
転用を行う際は、すでにフレッツ光の回線が開通している状態ですので、回線の開通工事等は必要ありません。
簡単な手続きだけで乗り換えることが出来ます。
※光コラボ事業者に乗り換える際はNTT東日本/西日本から「転用承諾番号」を取得する必要がります。
NTT東日本 | NTT西日本 |
受付時間 午前8時30分から午後10時まで 土日・祝日も受付(年末年始およびメンテナンス時は除く) 転用承諾番号取得 |
受付時間 午前7時から午前1時まで 土日・祝日も受付(年末年始およびメンテナンス時は除く) 転用承諾番号取得 |
電話からの取得 (受付時間 午前9時から午後5時まで) 0120-140-202 |
電話からの取得 (受付時間 午前9時から午後5時まで) 0120-553-104 |
光回線乗り換え時の「事業者変更」とは
事業者変更とは、既に光コラボレーションを利用している方が、別の光コラボレーションを提供しているプロバイダへ乗り換えることを指します。
それまでは手続きが煩雑でしたが、2019年7月1日の改定により、転用と同様に開通再工事の必要がなくなりました。
簡単な手続きで乗り換えることが出来ます。
※事前に契約しているプロバイダから「事業者変更承諾番号」を取得して、新しいプロバイダに通知する必要があります。
事業者変更承諾書の有効期限は発行日より15日以内ですので注意が必要です。
光回線乗り換え時の「再転用」とは
再転用とは、光コラボレーションを利用している方が、再度NTT東日本/西日本のフレッツ光+他プロバイダに契約し直すことを指します。
これに関しても、転用・事業者変更と同様に簡単な手続きで乗り換えることが出来ます。
光回線乗り換え時の注意点
このように、一口に光回線といっても非常に多くの契約形態・乗り換えの種類があることが分かりました。
NTT東日本/西日本のフレッツ光は、光回線事業の先駆けだったことと、NTTが展開している事業のため、全国幅広いエリアで利用することが出来ます。
現在ではauなど、独自回線を持った事業者も続々と出てきていますが、光回線事業者のチェアで言えば恐らくNTTが大きくリードしていることでしょう。
ユーザー数が多い分、光コラボ事業者もユーザーの獲得に必死になっており、様々な趣向を凝らしたキャンペーンや割引を実施し、乗り換えを促しています。
しかし、中には言葉巧みに不利な契約へ誘導する電話をかけてくる業者もいたりと注意が必要です。
(個人的には電話勧誘は乗らない方が良いと思います。自分で調べて契約しましょう。)
光コラボ事業者の変更には違約金がかかる場合がある
多くのプロバイダは2年もしくは3年契約のものが大半です。
長いものでは5年というものも存在ます。
契約期間内に解約すると、違約金(契約解除料)が発生します。
例:ソフトバンク光
プラン名 | 解除料 | 金額 |
---|---|---|
自動更新ありプラン(5年) | あり | 15,000円 |
自動更新ありプラン(2年) | あり | 9,500円 |
自動更新なしプラン | なし | 0円 |
引用:ソフトバンク光公式サイト
例:ドコモ光
定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。更新後を含む契約期間内での解約時(定期契約のない料金プランへの変更含む)には、戸建タイプ13,000円、マンションタイプ8,000円の解約金がかかります。ただし、契約満了月の当月・翌月・翌々月はかかりません。「ドコモ光」の契約期間とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間は別々に取り扱われます。それぞれの契約期間が異なる場合、ペア回線の契約期間満了時に「ドコモ光」を解約した場合には、「ドコモ光」の解約金が発生します。
引用:ドコモ光公式サイト
大抵の場合は定期契約をする代わりに割引を適用、期間内での解約で違約金が発生するものが多いです。
契約解除料がない光コラボのプロバイダをお探しであれば「enひかり」がお勧めです。
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固定電話の電話番号を引き継げない可能性がある
以前は、光回線を使用した電話から通常の電話(ダイヤルアップ)に戻すためには「アナログ戻し」という作業が必要でしたが、現在ではそれも必要がなくなりました。
しかし現在でも一部の光電話やIP電話で電話番号を引き継げない場合があるとのことですので、事業者変更前に確認が必要です。
開通日によっては二重請求となる可能性がある
多くの場合、月途中に事業者変更を行っても、その月の月末までの料金が請求されることがあります(日割り計算なし)。
よって、月途中に事業者変更を行って、新規事業者の契約開始を翌月はじめにしない限りは、光回線料金が2重にかぶって請求されることになります。
くれぐれも乗り換えた際は回線提供開始日程には注意しましょう。
光コラボレーション以外の事業者との契約について
ここまで、光コラボレーション事業者についての説明を多くしてきました。
本項では、NTT東日本/西日本のフレッツ光回線以外のサービスについて説明していきます。
独自回線をもっている事業者
以前はフレッツ光の独壇場でしたが、最近では自社の光回線網を整備してきているところも多く見られるようになりました。
特にauひかりをはじめとしたKDDI系の企業では、自社回線のカバーエリアを拡大してきているところも多くあります。
○○(運営会社)【回線名称】
- KDDI【auひかり】
- 関西電力系(ケイ・オプティコム/KDDI系企業)【eo光】
- So-net(SONY)【NURO光】
- 中部テレコミュニケーション(KDDI系企業)【コミュファ光】
- BBIQ(ビビック)【BBIQ光】
- STNet(四国電力系)【Pikara】
- MEGAEGG(中国電力系)【MEGAEGG光ネット】
- J:COM(ジュピターテレコム)(ケーブルTV)【J:COM】
- イッツコム(ケーブルTV)【イッツコム】
など
これ以外にも、その地域に根差したケーブルテレビ事業者も光回線を提供しています。
新潟でいうと「NCV」ですね。
独自回線を使った事業者を選ぶメリット
これら回線事業者を選ぶメリットとしては、やはりフレッツ光回線を使用していないため、フレッツ光の通信障害の際も通信障害に陥らないということが挙げられます。
5月4日に起きたソフトバンク光、ドコモ光の通信障害に関してもやはり「フレッツ光回線」を使ったものでした。
また、独自の割引サービスを実施しているところが多い点も特徴です。
新規契約のハードルは低いが、光コラボからの乗り換えとなるとハードルが上がる
新規契約の場合は、NTT東日本/西日本の回線を使った光コラボ事業者との契約同様、回線開通工事を行ってインターネットを行えるようにすることになるため、取り分けて手間はありません。
問題は、既にフレッツ光または光コラボ事業者と契約してインターネットをしている場合です。
この場合は、NTT東日本/西日本回線(光コラボ事業者)との契約を解除して、新規に契約し直すことになります。
この場合、上述のように契約期間内であれば「契約解除料=違約金」が発生しますし、工事費用を定期契約をすることで分割、その料金を割り引いてもらっている契約形態の方は、工事費用の残金も請求される可能性があります。
これについてはよく検討してから乗り換えるようにしましょう。
光回線の速度について
本項では光回線の通信速度について紹介していきます。
- 通信速度1Gbps
- 通信速度2Gbps
- 通信速度5Gbps・6Gbps
- 通信速度10Gbps
- 通信速度20Gbps
※1Gbps以上の速度になると、WiFiルーターの性能がボトルネックとなって無線通信での速度が頭打ちになります。
1Gbps以上の速度の光回線を使用する場合は、10Gbps対応の有線LANを持ったパソコンもしくは、WiFiの新規格「Wi-Fi6」に対応した無線LAN親機、その電波を受信できる端末が必要です。
スマートフォンについては、INETERNET Watch様が対応機種をまとめています。
Wi-Fi6規格についてはコチラの記事を参考にしてください。
https://greenwaves.jp/wifi/about-wifi/
通信速度1Gbps
多くの光回線の通信速度は最大1Gbpsとなっています。
Youtubeでは、最高画質の4K画質(2160p)を視聴するのに必要な通信速度については「20Mbps程度」とされています。
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
---|---|
4K(2160p) | 20 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
SD 360p | 0.7 Mbps |
引用:Youtube公式サイト
しかし、実際に1Gbpsというのは「理論値」となっており、有線の場合でも~500Mbps程度の速度となることが多いです。
WiFiルーターを使用した無線環境下においては、WiFiルーターの性能にも左右されますが、おおよそで300Mbps程度と考えておいて良いでしょう。
よほど大容量のファイルを転送したりしない限りは、実は1Gbpsの光回線で十分事足りるのです。
しかし、動画ファイルに代表されるように高画質化が進んできていますので、今後においては1Gbpsの速度も低速となる未来も来る可能性がありますが…
現時点では1Gbpsの光回線でも問題ないといえます。
通信速度2Gbps
通信速度2Gbpsといえば、「NURO光」が代表的です。
SONYの自社回線を使用することで、フレッツ光回線網の2倍の速度が出るということで話題になりました。
使用感としては、そこまで体感できるものではないですが、数値を追い求める方にとっては優越感に浸ることが出来ます。
通信速度5Gbps・6Gbps
以前はNURO光の2Gbpsが最速でしたが、au光では「auひかり5G/10Gプラン」、NURO光では「NURO光6Gs/10Gs」プランをリリースしてきました。
これに関しては、高速通信が可能となる一方で、月額料金も6000円程度と若干高額になってきます。
通信速度10Gbps
前述のNURO光、auひかりも10Gbpsを提供していますが、NTT東日本/西日本のフレッツ光に関しても10Gbpsを導入しています。
NTT東日本/西日本が提供する10Gbpsサービスは「フレッツ 光クロス」という名称です。
フレッツ光クロスの料金は月額6300円(クロススタート割で30か月間1200円割引)に加えて、プロバイダ料金(plalaの場合1320円)がかかります。
やはり高速通信を行える一方で、料金も7000円以上かかってきます。
フレッツ光クロスならびに光コラボ関しては、現在では下記事業者が提供を開始するとのことです。
今後も増えていくようです。
対応プロバイダ | |
フレッツ光クロス対応プロバイダ | |
光コラボレーション事業者 |
- NTT東日本・西日本「フレッツ 光クロス」
- KDDI「auひかり ホーム10ギガ」
- So-net「NURO 光 10G」、「NURO 光 10Gs」
- オプテージ「eo光ネット 10ギガコース」
- J:COM「J:COM NET 光 10Gコース」
- CTC「コミュファ光 10Gホーム EX」
通信速度20Gbps
ここまでくると本当に現時点で必要なのかどうかは不明ですが、2020年夏からNURO光で20Gbpsのサービスを開始します。
提供予定エリア | 東京都豊島区、港区(一部地域除く) |
---|---|
宅内終端装置までの速度 | 上り下り最大20Gbps |
月額料金 | 7,743円 |
基本工事費 | 60,000円(1000円×60ヶ月)実質無料 |
継続契約期間 | なし |
参考:NURO光
ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアとのセット割は様子を見た方が良さそう
2020年11月から総務省はキャリアの光回線セット割引について「囲い込み」に当たる可能性があるとして調査をしています。
また、2021年春からは各キャリアがオンライン専用の「光回線セット割がない」プランを開始するとみられることから、無理にキャリアセット割のあるドコモ光、auひかり、ソフトバンク光などを契約する必要は低くなってきています。
https://greenwaves.jp/wifi/docomo-newplan-ahamo/
https://greenwaves.jp/wifi/softbank_on_line/
それであればもともとの料金が安価なサービスがお勧めです。
おすすめ光回線1:FON光
FON光はSONYが提供する高速通信光回線「NURO光」を用いた光回線通信サービスです。
フォン・ジャパンは世界で2300万以上のWi-Fiアクセスポイントを有する世界最大のグローバルWi-Fiコミュニティ「Fon」を提供している企業です。
最近になり国内WiFiルーターレンタル事業「縛りなしwifi」を買収、国内での通信事業にも力を入れています。
FON光の魅力は戸建てもマンションも3,980円で利用可能ということです。
多くの場合、スマホキャリアとセット割引ができる○○ひかりを勧められますが、FON光の場合は無条件で3,980円となっており、セット割引を用いなくても十分安価となっています。
注意点としてはカバーエリアが限られているという点です。
カバーエリアについては公式サイト内をご覧ください。
【公式】FON光
<FON光の特徴>
- FON光の魅力は戸建てもマンションも3,980円
- 無線LAN付き
- NURO光を利用した下り最大2bpsの超高速通信
- 他社回線からFon光に乗り換えるとインターネット回線の解約違約金をキャッシュバック(上限30,000円)
- 基本工事費は40,000円の30回分割が毎月割引適用で実質無料
【公式】FON光
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おすすめ光回線2:おてがる光
おてがる光もFON光同様にセット割引なしで月額3280円~(マンションタイプの場合)使用できる光回線です。
回線はNTTのフレッツ光を用いています。
この界隈としては珍しく、契約期間に縛りがありません。
通常、契約期間を設けて中途解約時の違約金を設ける代わりに月額料金を値引く仕組みになっていますが、おてがる光はシンプルに「縛り期間なし」としているのが特徴です。
契約時は下記から特典を選ぶことができます。
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※期間限定のためご注意ください。
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おすすめ光回線3:enひかり
enひかりは株式会社縁人が提供する光回線通信サービスです。
通信網はNTTのフレッツ光を用いています。
戸建て4,300円、マンション3,300円となっており、おてがる光同様に縛り期間は設けていません。
また、最大10Gbpsのenひかりクロスの提供も開始しており、今注目されているサービスです。
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