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武田総務大臣「非常に紛らわしい」発言で波紋|KDDI格安プラン「povo」を受けて

Author:Ryosuke Kawamura(@hottyhottea)プロフィール
GreenWaves on Twitter @DenpaNavi

2021年1月15日、総務省の定例会見の場で武田総務大臣がKDDIが発表した格安新料金プラン「povo(ポヴォ)」について「非常に紛らわしい」と発言したことが波紋を呼んでいます。

SNS上では「ニュース・トレンド」に「武田総務大臣」がトレンド入りするなど、多くの関心が寄せられています。

何故、povoに対しての「紛らわしい」発言がここまでの波紋を呼んでいるのでしょうか?

武田総務大臣「非常に紛らわしい」が波紋を呼んでいる理由

どうしてこうも「KDDI叩き」をしているのでしょうか?

発言の根幹は2020年11月に行われた武田総務大臣とKDDI高橋社長の発言にさかのぼります。

事の発端は「羊頭狗肉」発言からか?

2020年11月20日、武田総務大臣はこの会見での質疑応答で記者からKDDIとソフトバンクがサブブランドで値下げをしている一方でメインブランドでの対応をしていない点について見解を求められ、「羊頭狗肉」と発言しました。

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メインブランドでの値下げが実現されず、サブブランドで値下げをするのはユーザーにとってはわかりにくく乗り換えの必要があるためという趣旨と考えられます。

その後、2020年11月25日の日本経済新聞の取材に対してKDDI高橋社長は上記大臣のコメントを受けて「矛盾している」と発言し、アクションプランにおいてユーザーの流動性を上げることを掲げている一方で、メインブランドで値下げをしてしまったらますます現在のユーザーが「居座る」可能性について指摘、大臣発言を批判する形となりました。

「すぐには動かない」

「国に携帯料金を決める権利はない」

「矛盾している。主力ブランドで安くしろと言った瞬間に人は(乗り換えに)動かなくなる」

「国は、携帯各社の競争を促進しようと(顧客の)流動性を高める取り組みを求めてきた。いきなり(主力ブランドの料金を)下げろというのは、顧客が動かなくなり、従来の話から逸脱する」

引用:日本経済新聞記事から抜粋

これに対し武田総務大臣は11月27日の会見でKDDI高橋社長の発言に対して「非常にがっかりした」と発言、乗り換えにかかる手数料の高さやユーザー利用状況のデータを公表し、結果として高橋社長との確執があらわとなりました。

povoが「非常に紛らわしい」とする理由

その後、武田総務大臣は2021年1月15日の会見で記者からのau新プラン「povo」についての意見を聞かれ、「非常に紛らわしい」とコメントしました。

参考:2021年1月15日総務大臣会見(総務省)

大臣曰く、ドコモが新料金プラン「ahamo」、ソフトバンクが「SoftBank on LINE」を月額2980円/月間20GB上限/通話1回5分まで無料を盛り込んで発表したのにも関わらず、auの新プラン「povo」は「通話1回5分まで無料」をトッピング=オプション選択という形で外し、2,480円で発表したことが「紛らわしい」とのことです。

要するに「3社横並び」としなかったことで、「利用者が通話料コミで2,480円と誤認」する可能性を危惧し、「非常に紛らわしい」発言に至ったものと思われます。

KDDIは「通話料金はトッピング」ということを強調

しかし、KDDIはニュースリリースでも、2021年1月14日に行われた「povo」を含めた新プラン発表会見の場でも「ユーザーに通話料がセットで2,480円」と誤認される説明はなかったと考えます。

公表されているプレゼンテーション資料でも月額料金の案内に通話料金が併記されていることからも、誤解をする人は「良く資料を読まない」ごく一部なのではないでしょうか。

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発表会でも「最安値」ということについては強調していなかったように思います。

ITMediaによると、高橋社長が「最安値」と発言したのは一般公開されていない報道関係者向けの質疑応答としています。

―― 本日(1月14日)の発表で、全ての容量帯、ブランドで新プランが発表されたことになります。その狙いを改めて聞かせてください。

高橋社長 (前略)他社さんでもWeb専用のメニューをそろえられましたが、実は(2020年)10月の段階から(KDDIでも)用意を始めていたものがありました。それを「povo」と名付けて今回発表させていただいた次第です。

(他社が先行して発表いることもあり)工夫をしなければいけないと思ったので、今回はベースの料金を2480円として、3キャリアの中で最安値を打ち出しました。加えて、(必要に応じて)付けたり外したりできる「トッピング」という特色も用意しました。

音声通話を使われるお客さまですが、先ほどのプレゼンテーションでも話した通り、20代とそれ以下のユーザーの6割以上が10分未満です。(この年代のユーザーは)音声通話は興味がない(必要ない)と判断し、(5分以内の通話定額を省くことで)2480円とお安く使える、コンセプチュアル(概念的)なプランとなっています。(後略)

引用:ITMedia

さすがにここだけを切り取って、「紛らわしい」発言に至るのは疑問です。

Twitterトレンド入りした「武田総務大臣」関連の口コミ

様々なことがTwitter上で言われていましたが、やはり注目したのは携帯電話業界の多数の記事を手掛けるこちらの方々の発言です。

世間的に見れば月額500円の通話オプショントッピングは「好印象」なのにどうして

KDDIは以前から「通話を必要としない」ユーザーに配慮し、サブブランドであるUQモバイルで通話定額はオプションとしてきました。

現在ではこれに倣う形で2021年2月から開始されるワイモバイルの新プラン「シンプルシリーズ」も連続通話が10分間までなら無料という通話定額をそれまではセットだったものを月額700円のオプションとしてきました。

参考:ワイモバイル新料金プラン

昨今ではコミュニケーションアプリ「LINE」でのIP通話が多く使われるようになってきています。

引用:LINE公式

10分間通話のデータ消費料はわずか3MBです。

仮に月間20GB上限の各社新プランに換算すると、1,111時間=46日分通話が可能です。

あくまでも数値上の話ですが、1か月を超えます。

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回線品質は通常通話に比べると劣る可能性がありますが、それで十分というユーザーも多数いるでしょう。

このように、KDDIに関してはユーザー動向を考え、あえて「通話定額はオプション」という姿勢をとってきており、povoで通話定額をオプションにしたわけではありません。

「紛らわしい」発言に則れば追従してきたワイモバイルの立場さえなくなります。

一体、大臣は日本の通信業界をどうしたいのでしょうか。

Author:Ryosuke Kawamura(GreenEchoes Studio

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