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ポケット型WIFI・WiMAX・クラウドSIMの違いとは?

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モバイルルーターの契約を検討するときに一番頭を悩ませるのが

「ポケット型WIFIとWiMAX、どっちがいいの?」ということです。

さらに最近では次世代通信方式「クラウドSIM=eSIMwifiルーター」というものも登場してきており、ますますどれを選べばよいか分かりにくくなっています。

本記事ではポケット型WIFI・WiMAX・クラウドSIMwifiルーターの違いと選ぶ際のポイントについて解説していきます。

おすすめのWiFiルーター
  • MVNO系のソフトバンク回線を使用したwifiルーター(ポケット型WiFi)
  • クラウドSIM採用のwifiルーター

【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。


 

WiMAX・ポケット型WiFi・クラウドSIMはモバイルWi-Fiルーターの一部の呼称

WiMAX・ポケット型WIFI・クラウドSIM…なんだかよくわからない用語がたくさんありますが、これらはすべて「モバイルWIFIルーターの一部」です。

以下、図で説明しましょう。

このようになっています。

要するにポケット型WiFiもWiMAXもクラウドSIMも全部ひっくるめて「モバイルWIFIルーター」ということです。

使用している回線によって呼称が変わるという認識で良いでしょう。

※MVNO系とは、自社で回線を持たないが他社(主にドコモ・au・ソフトバンク)の回線を借りて通信事業を行っている事業者の総称です。

使用している回線と周波数(Band)についてはコチラの記事を参照してください。

https://greenwaves.jp/wifi/lte/

WiMAXとは

ワイマックスとは、UQコミュニケーションズ社の「UQ WiMAX」という高速モバイルデータの通信サービスの名称です。

また、同社もしくは同社以外が提供しているUQ回線を使ったモバイルWi-Fiルーターそのものを指します。

UQコミュニケーションズ株式会社(ユーキューコミュニケーションズ、UQ Communications Inc.)は、東京都港区に本社を置く無線データ通信事業を行うKDDIグループ電気通信事業者である。

引用:Wikipedia

WiMAXとは
  • UQコミュニケーションズが提供している高速通信サービスのこと
  • UQコミュニケーションズが提供している高速通信サービスの端末のこと
  • UQコミュニケーションズ以外が提供するUQコミュニケーションズ/au 4G LTEの電波網を使用した高速通信サービス
  • UQコミュニケーションズ以外が提供するUQコミュニケーションズ/au 4G LTEの電波網を使用した高速通信サービスの端末のこと

UQコミュニケーションズで使用できる通信回線

WiMAXはBand41と呼ばれる2.5GHz帯(TD-LTE)の電波網を使用した高速通信サービスです。

このBand41というのはUQモバイルコミュニケーションズ社が所有しているものでau本体のものではありません。

しかしながら、UQコミュニケーションズ社はauの子会社ですので、大きな枠でとらえればBand41はau回線と呼ばれることが多くあります。

また、Band41以外にもオプションとしてau 4G LTE(Band1/18/26)回線を使用して通信することが出来ます。

このUQWiMAXの使用する2.5GHz帯の電波網は遮蔽物に弱く、建物の中で繋がりにくいという特徴があります。

このデメリットを補うために、遮蔽物があっても電波が届きやすいau回線を使用することが出来ます。

WiMAXはUQコミュニケーションズ以外の通信事業者でも販売している

また、UQコミュニケーションズ社以外にもWiMAXサービス全体を販売している通信事業者があります。

これらは自社回線を持たずに回線を借りて通信事業を行っている会社でMVNOと呼ばれています。

WiMAXという名称が多くのMVNOで使用されているのはこのためです。

当然、サポート窓口はUQコミュニケーションズではなく、それらを販売している通信事業者ということになります。

ポケット型WIFIとは

ポケット型WIFIという言葉は以前は明確に定義されていましたが、現在ではいろいろな意味で使われています。

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ポケット型WIFIとは
  1. ワイモバイル回線を使った高速通信サービス/もしくは使われる端末そのもの
  2. ソフトバンク回線を使った高速通信サービス/もしくは使われる端末そのもの
  3. モバイルWIFIルーターそのものの総称

これらすべてをポケット型WIFIと呼称する。

ちょっと前まではワイモバのサービスの名称だった

ポケット型WIFI(Pocket WiFi)は、ワイモバイル(Y!mobile)が提供している高速モバイルデータ通信サービスのことです。

また、ワイモバイルが提供しているモバイルWi-Fiルーターそのもののことを指すこともあります。

ワイモバイルはソフトバンクグループで、ソフトバンクのサブブランドという位置づけとなっています。

そもそもワイモバイルはウィルコムとイーモバイルという会社が統合してできたものなので、独自の回線を持っています。

そのため、ソフトバンクの回線とは明確に違っています。

ですが、広義ではワイモバイルはソフトバンクグループなので、ワイモバイルの回線はソフトバンクの回線だといわれることが多くあります。

最近ではもっと広義になってきている

そういう風潮もあって、最近ではソフトバンク回線(SoftBank4G/SoftBank 4G LTE)を使用して通信するサービス、もしくはそのサービスを利用したモバイルwifiルーターそのものを指すようになってきています。

また、UQWiMAXと同じように、ワイモバイル・ソフトバンクの回線を使ったモバイルWIFIルーターでの高速通信サービスを別の事業者が提供するようになってきました。

これらもワイモバイル・ソフトバンク回線を使用しているため、ポケット型WIFIと呼ばれています。

さらには、モバイルWIFIルーター全体の総称で使われていることも増えてきており、何が「ポケット型WIFI」かという定義がされているか曖昧になってきています。

クラウドSIM採用wifiルーターとは

クラウドSIM=eSIMとは、SIMカードを通信端末ではなく、クラウドサーバー上で管理することとした次世代型の通信技術のことを指します。

これの仕組みを採用しているのが「クラウドSIM採用WiFiルーター」です。

国内では2019年初頭に株式会社グットラックが「どんなときもWIFI」というサービスをリリースしたのを皮切りに様々な会社がサービス提供を始めています。

端末一つに対して複数のSIMの割り当てが可能

画像引用:クラウドSIM・バーチャルSIMとは – 世界WiFi

そもそもWiFiルーターが無線で通信できるのは、スマートフォンと同じように「SIMカード」と呼ばれる通信チップ(個体識別番号や個人情報、通信事業者情報が入っている)が入っているからです。

この通信チップを使って、契約した通信事業者(ドコモならドコモの電波)のみと通信することが出来ます。

簡単に言えば、ドコモのスマホではソフトバンクの回線が使えないということです。

しかし、クラウドSIMの仕組みでは、SIMカード自体がクラウドサーバー(インターネット上の仮想空間)に存在するため、1台の端末に複数のSIMを割り当てることが出来ます。

こうすることで、その地域で最も繋がりやすい電波を自動的にキャッチして通信することが出来るようになりました。

よって、クラウドSIM対応というと「マルチキャリア対応」「トリプルキャリア対応」などといわれることが多くあります。

クラウドSIMのメリットは海外でもそのまま使えること

このクラウドSIMの仕組みを利用すると、海外でもそのまま通信することが出来ます。

クラウドSIMのクラウドサーバー上にあるのは何も日本国内の通信事業者のSIM情報だけではありません。

世界100か国以上の通信事業者のSIM情報を管理しています。

そのため、アメリカへ行けばアメリカの、イタリアではイタリアの、タイではタイのSIMカードを自動的に選択して通信できるようになります。

現地でわざわざ現地のSIMカードを契約する必要がなくなったのです。

当然、クラウドSIM採用のモバイルWIFIルーターでも、そのまま海外でも使用することが可能です。

ポケット型WIFI・WiMAX・クラウドSIMの各項目での違い

ポケット型WIFI・WiMAX・クラウドSIMの違いが分かったところで、3つの違いを項目ごとに比較していきましょう。

例に挙げる代表サービスは下記のものとします。

ポケット型WiFi(本家)代表
  • ワイモバイルPocket WiFiプラン2
  • YmobileのPocket WiFi「Pocket WiFi 803ZT(ZTE製)」
  • 月額4,066円(税込)(月間7GBまで)
  • 月額4,818円(税込)(アドバンスオプション加入で月間パケット上限なし)
  • ※3日間で10GB以上の利用で当日18時から翌日1時まで速度制限(上記二つに適応)
  • 最大通信速度―988Mbps(下り)/37.5Mbps(上り)
  • 契約期間:なし
  • ワイモバイル回線(高い周波数1.7GHz-3.5GHz)

 

ポケット型WiFi(MVNO)代表
  • ネクストモバイル「使い放題プラン」FS030W(富士ソフト)
  • 月額3,410円(税込)(パケット無制限)
  • 短期間の通信による速度制限なし
  • 最大通信速度―150Mbps(下り)/50Mbps(上り)
  • 契約期間:2年間
  • ソフトバンク回線(主に低い周波数800MHz)

 

UQWiMAX(本家)代表
  • UQモバイル「安心プラン」Speed Wi-Fi NEXT W06(Huawei)
  • 月額4,268円(税込)~(月間パケット上限なし)
  • ※3日間で10GB以上の利用で翌日18時頃~翌々日2時頃まで速度制限
  • ※オプションのau 4G LTE回線使用(月額1,106円(税込)加算)の場合、少しでも使用すると月間7GBの上限が設定される
  • 最大通信速度―1200Mbps(下り)/上り75Mbps
  • 契約期間:2年間
  • UQモバイル/au回線(主に高い周波数2.5GHz)

 

WiMAX(MVNO)代表
  • ブロードワイマックス「ギガ放題プラン」Speed Wi-Fi NEXT W06(Huawei)
  • 月額2,999円(税込)(1-2か月目)/3,753円(税込)(3-24か月目)/4,413円(税込)(25か月目以降)
  • 月間パケット上限なし
  • ※3日間で10GB以上の利用で翌日18時頃~翌々日2時頃まで速度制限
  • 最大通信速度―1200Mbps(下り)/上り75Mbps
  • 契約期間:3年間
  • UQモバイル/au回線(高い周波数2.5GHz)

 

クラウドSIM代表
  • hi-ho GoGo Wifi「通常プラン」GlocalMe U2s(GlocalMe)
  • 月額3,691円(税込)(短期間・月間パケット上限なし)
  • 最大通信速度―150Mbps(下り)/50Mbps(上り)
  • 契約期間:2年間
  • 使用回線:ドコモ・au・ソフトバンク回線

データ通信速度

事業者名 端末 下り速度 上り速度 CA
ワイモバイル Pocket WiFi 803ZT 988Mbps 37.5Mbps
ネクストモバイル FS030W 150Mbps 50Mbps ×
UQモバイル Speed Wi-Fi NEXT W06 1200Mbps 75Mbps
BroadWiMAX Speed Wi-Fi NEXT W06 1200Mbps 75Mbps
hi-ho U2s 150Mbps 50Mbps ×

データ通信速度を左右するのは端末の性能です。

下りの通信速度が速い場合、その端末が以下の機能を備えています。

  • CA(キャリアアグリゲーション):複数の異なる周波数帯を1つに束ねて大量のデータ通信を可能にする技術
  • 4×4 MIMO:送信用(基地局)と受信用(端末)に各4本のアンテナを使い複数のデータを同時に通信する技術
  • 256QAM:情報密度を高めて一度に運べるデータ量を増加させる技術

これらの機能を備えている端末は主に

  • 本家ワイモバイル・ソフトバンクのwifiルーターサービス
  • 本家・MVNO共にUQモバイル回線のwifiルーターサービス

で使用されています。

何倍も違うように見えて「速い方が優れている」と思われがちですが、実際はそうではありません。

上記はすべて理論値であり、実測値は速くても下り100Mbps程度です。

また、高速通信技術じ対応していない端末を使用している

  • ソフトバンク回線を使ったMVNOサービス
  • クラウドSIM

でも実測値は下り30Mbps程度出ています。

4K動画を再生するには実測値で25Mbps程度ですので、体感上は速くてもそれほど変わりはありません。

データ通信量・速度制限

事業者名 月間制限 短期間制限 その他
ワイモバイル なし あり
ネクストモバイル なし なし
UQモバイル なし あり au回線を使用すると月間7GB制限
BroadWiMAX なし あり
hi-ho なし なし

どのサービスも月間パケット上限なしとしているところがほとんどですが、短期間での速度制限に関してはばらつきがあります。

本家ワイモバイル系・本家ソフトバンク、すべてのWiMAX系サービスでは1日3GB以上もしくは3日で10GB以上使用すると通信制限がかかります。

一方で、MVNO系ソフトバンク回線wifiルーターとクラウドSIMは短期間でのパケット上限はないので、固定回線同様に本当にパケット無制限です。

回線の繋がりやすさ

事業者名 屋内 屋外 周波数
ワイモバイル × 高い
ネクストモバイル 幅広い
UQモバイル 高い
BroadWiMAX 高い
hi-ho 幅広い

モバイルwifiルーター端末が受信する電波の数は一つではなく、複数あります。

複数ある電波の中から繋がるものを選んでつないでいます。

繋がりやすさにはある特性があります。

  • 周波数が高い…屋内で繋がりにくい
  • 周波数が低い…屋内で繋がりやすい

実際、周波数が高い電波を使用するモバイルWIFIルーターでは、屋内での通信速度が大変遅くなります。

特にWiMAX回線・ワイモバイル回線を使ったものは非常に繋がりにくいです。

UQモバイル回線を使ったサービスは「ハイスピードエリア+モード」というオプションに加入すると、屋内で繋がりやすい周波数が低いau回線を使用できます。

一方で、ソフトバンク回線は周波数が低いため非常に繋がりやすいです。

クラウドSIMは一番繋がりやすい電波をつかんでくれるため、屋内外でも問題なく繋がります。

月額費用

事業者名 費用 24か月総額 金額 解約違約金 機種代金
ワイモバイル × 118,932円(税込) なし 11,880円(税込)
ネクストモバイル 85,140円(税込) 高い なし(レンタル)
UQモバイル 105,732円(税込) 1,100円(税込) 16,500円(税込)
BroadWiMAX 91,844円(税込) 高い なし(プレゼント)
hi-ho 84,882円(税込) 高い なし(プレゼント)

費用面に関しては本家サービスほど高い傾向があります。

加えて機種代金も契約時に請求されるため、解約違約金が安くても総額としては非常に高額になります。

また、MVNO系のUQモバイル回線を使用したwifiルーターでは、費用計算が非常に複雑且つ、契約期間の縛りが3年と長い傾向があります。

契約しやすいのはMVNO系のソフトバンク回線wifiルーターとクラウドSIMでしょう。

契約期間

事業者名 契約期間 解約違約金
ワイモバイル なし なし
ネクストモバイル 2年間 高い
UQモバイル 2年間 1,100円(税込)
BroadWiMAX 3年間 高い
hi-ho 2年間 高い

先の項目でも解説しましたが、本家ワイモバイル・UQモバイルは解約違約金が安いですが端末費用を契約時に請求されるため、総額が非常に高額になります。

解約違約金が高いと記載されている事業者は

ブロードワイマックス

  • 契約~12か月:20,900円(税込)
  • 13か月~24か月:15,400円(税込)
  • 25か月目以降:10,450円(税込)

ネクストモバイル

  • 契約~12か月:20,900円(税込)
  • 13か月~24か月:15,400円(税込)
  • 25か月目以降:10,450円(税込)

hi-ho GoGo Wifi

  • 契約~12か月:19,800円(税込)
  • 13か月~24か月:10,450円(税込)
  • 26か月目以降:10,450円(税込)

の解約違約金がかかります。

ポケット型WiFi・WiMAX・クラウドSIMはどれがおすすめ?

以上を踏まえて、おすすめのモバイルWIFIルーターを比較表にしました。

おすすめできるのは

  • MVNO系のソフトバンク回線を使用したwifiルーター(ポケット型WiFi)
  • クラウドSIM採用のwifiルーター

の2つです。

理由としては

  • 料金プランが分かりやすい
  • 端末はレンタルのことが多いため初期費用が安い
  • 短期間制限がなくパケット無制限

という3点からです。

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河村
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GreenWaves著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenWaves責任者/事業代表

スマートフォンの乗り換え案内と通信費用節約の専門家です。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通しています。専門知識を活かし、UQ WiMAX公式メディアへの寄稿など、様々な媒体で回線系記事の執筆・監修を手がけます。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。プロフィールは一番左のリンクマークからご覧頂けます。