パケット無制限+通話無制限で3,278円という破格で提供している「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が非常に話題になっています。
ドコモ・au・ソフトバンクがパケット無制限+通話無制限で1万円近くする中、楽天モバイルでは約3分の1の価格で提供していることは驚きです。
回線契約者数は2021年4月データでは400万回線に迫り、2021年5月時点では新規乗り換え契約者数がahamoに次いで2位となるなど、人気ぶりが伺えます。
一方で、楽天モバイルでパケット無制限となるのは「自社回線」に接続した場合のみであり、auローミング回線での接続では「月間5GB上限」となるデメリットも存在します。
本記事では、ローミング回線への接続を回避しながら常にパケット無制限の自社回線で通信する方法を解説していきます。
新型Rakuten WiFi Pocketが発売されました!
2021年7月29日、在庫切れで販売終了となっていた「Rakuten WiFi Pocket」がリニューアルして販売開始となりました!(既にに発売中)
端末通常価格が7,980円→1円となっており、さらにRakuten UN-LIMIT VIの新規契約特典で5,000円分の楽天スーパーポイントがもらえるので、4,999円得するので実質0円と呼ばれています。※キャンペーン適用は楽天モバイル初回契約時のみ。
Rakuten UN-LIMIT VIは月間通信量が1GBなら維持費は無料(1回線目の場合)です。実質0円で端末もゲット出来て4,999円分の楽天スーパーポイントももらえます。
SIMカード単体で契約するよりもこちらのほうがお得です。
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楽天モバイル
河村亮介(カワムラリョウスケ)
GreenEchoes Studio代表
通信系サービスの比較を専門に自社メディアの運営のほか複数メディアでの執筆監修も担当しています。利用者のニーズに沿ったサービス提案が得意です。最近ではWEBライターの必須アイテムでもあるキーボードの専門家としても活動中。
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
楽天モバイルを固定回線化して使おうと思っている方へ
月額3,278円(税込)しかかからずにパケット無制限で利用できる楽天モバイルは大変魅力的です。
後述のホームルーター端末は1万円程度ですので初期投資もそこそこに快適環境を手にすることが出来ます。
しかし、楽天モバイルはBand3回線しか持っておらず屋内では若干繋がりにくい傾向にあり、基地局数もまだまだ少ないことから3大キャリアに比べると電波状況としては思わしくないケースも多く、最悪の場合自宅で使用できない可能性も考えられます。
そういった面では、ほぼパケット無制限で使用できる「ドコモhome5G」も検討すべきでしょう。
電波状況 | 直近3日間の 通信量制限 | 制限速度 (制限時間帯) | |
---|---|---|---|
ドコモhome5G | ◎ | 明記なし | 明記なし |
auホームルーター5G | 〇 | 15GB | 最大1Mbps 超過後翌日の18時-翌2時 |
ソフトバンクエアー5G | △ | 明記なし | 明記なし |
UQWiMAX+5G | 〇 | 15GB | 最大1Mbps 超過後翌日の18時-翌2時 |
楽天モバイル | △ | 明記なし ※1日10GB程度で 低速化報告あり | 明記なし |
- 月額料金:4,950円(税込)
- 端末代金:39,600円(税込)(月月サポート▲1,100円×36回で実質無料)
- 月間パケット容量:無制限※
- スマホセット割:最大-1,100円(税込)
- 最低利用期間:なし
- 解約手数料:なし
- 契約事務手数料:3,300円(税込)
- 通信速度(5G):受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps
- 通信速度(4G):受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps
- 特典:オンライン窓口からの申し込みで15,000円分dポイント付与
- 特典:当サイト掲載の代理店からの申込でオンラインショップよりもお得な特典あり
ドコモhome5Gは3年使用すれば端末代金は実質無料、当サイト掲載の代理店経由での申込であれば現金15,000円(不課税)のキャッシュバックがあります。
通信速度も下り/上り=200Mbps/20Mbps程度と高速で、直近3日間の通信量合計による速度制限は今のところ見られていません。
楽天モバイルに比べると月額1,600円、年間2万円ほど高額になりますが、間違いなくストレスはありません。ご検討ください。
楽天モバイルをWiFi接続して固定回線代わりに使う際の障壁
auローミング回線は楽天モバイルの自社回線が特定地域の80%をカバーすると自動的に終了する契約となっていますが、まだまだauローミング回線の提供があるエリアも多くあります。
楽天モバイルが借りているau回線は「プラチナバンド」と呼ばれる周波数帯域(800MHz帯)となっており、楽天モバイル自社回線が使用する「Band3=1.7GHz帯」よりも屋内で繋がりやすいため、意図せずに「月間上限のあるパートナー回線」につながってしまい、パケット無制限の恩恵を受けることができないケースが多くあります。これが原因で
またau回線に繋がった…もう5GB使い切ってるのに
au回線だと1Mbps制限だから使えない
やっぱり自宅ではローミング回線だから楽天モバイルってやっぱりだめだ
というような声がしばしば聞かれます。
楽天モバイルをBand3固定にしてホームルーター代わりに使う
すでにauローミングが終了しているエリアであれば問題なく自宅でもパケット無制限で使用することができますが、やはりまだまだローミング回線を使っているエリアは多いです。
「パケット無制限の回線だけで使う」ためには受信する電波=Bandを受信する側で制限することで実現できます。
要するに、自社回線のBand3だけを受信して、auローミング回線のBand18/26を受信しないように設定すればいいわけです。
一部Androidスマートフォン(Galaxyなど)では開発者モードで受信Bandを制限することも可能なようですが、玄人向けであり普通の人にとっては向かないかもしれません。
そもそも通常使うスマートフォンをそこまでカスタマイズして使用することに抵抗がある人は少なくないでしょう。
また、iPhoneが非常に人気となっている日本では、Androidスマホを使うことに抵抗がある人もいらっしゃいます。
そこで登場するのがSIMフリーホームルーターに楽天モバイルSIMカードを挿入して使用する方法です。
楽天モバイルを据置型LTESIMフリーホームルーター「I-O DATA WN-CS300FR」でバンド固定して使う
「I-O DATA WN-CS300FR」はBand固定機能がついたSIMフリーホームルーターです。
ソフトバンクエアーやWiMAXのホームルータータイプ、ドコモ「home 5G」と同じく「SIMカード」を挿入してコンセントに繋いで通信するタイプのWi-Fiルーターです。
持ち運びは出来ませんが、楽天モバイルのSIMカードを挿入してバンド固定設定を行うことで楽天モバイルをホームルーター代わりに使うことができます。
バンド固定機能の利用方法
まずは「I-O DATA WN-CS300FR」の底面にあるネジを外し、SIMカードを挿入します。
SIMカードサイズはmicroSIMとなっているため、スマートフォン用に切り抜いた楽天モバイルSIMカードの場合は「nanoSIMサイズ」となっており、一回り小さくなっており挿入できません。
元の台紙が保管してあれば再度nanoSIMをはめ直して、microSIMサイズで切り抜けばそのまま利用可能です。
台紙がない方は変換アダプタを使用しましょう。
SIMカードを挿入したら、ホームルーターをコンセントに繋いで電源を入れます。
その後、スマートフォンとホームルーターを無線LAN接続(パスワードは同梱されているカードに記載してあります。)
SafariやChromeなどのブラウザを開き、「http://192.168.0.1/」と入力します。
ログイン画面になるため、設定情報シートに記載してあるログインIDとパスワードを入力します。
APN設定を選択する画面では「楽天モバイル」を選択しましょう。
設定画面では「詳細設定」→「詳細設定」→「利用バンド設定」→Band3以外のチェックを外して「設定」をタップして保存して完了です。
これで楽天モバイルを自宅でパケット無制限で使用できるようになりました。
詳細設定方法についてはIODATA公式Youtubeをご覧ください。
WN-CS300FR初期設定手順
WN-CS300FR接続バンド固定方法(楽天モバイルバンド3固定)
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楽天モバイルをホームルーターとして使う際の注意点
月額3,000円台で「パケット無制限」で使えるポケット型WiFiはどこをみても楽天モバイルだけです。
ただし、やはりパケット無制限にはそれなりの条件があります。
本項では楽天モバイルを固定回線代わりに使う際の注意点をお伝えします。
楽天モバイルでは大容量通信を行うと速度制限が生じる場合あり
楽天モバイルでは公式FAQ上では自社回線の速度制限について明記していません。一方で、ドコモ・au・ソフトバンクではパケット無制限プランであっても大容量通信においては通信速度を制限することが明記されています。
クチコミレベルですが、楽天モバイルの自社回線での通信速度制限は「1日に10GB以上通信した場合」や「3日間で15GB以上通信した場合」となっているようです。
1日10GBでも月間300GBまで使用できることを考えれば十分すぎるのではないでしょうか。
設置場所によっては十分な速度が出ない場合あり
楽天モバイルは回り込みのよいプラチナバンドを持っていません。よって、通信は若干回り込みにくい1.7GHz帯で行うことになります。
とは言え、WiMAX2+のように屋内では全然つながらないわけではなく、窓辺に近いところに設置することで問題なく通信が可能です。
自宅の奥まったところだと通信速度が十分出ない可能性があるため、屋外に近くて且つ窓が近くにある場所への設置がおすすめです。
楽天モバイルの新しい使い方「光回線の代わり」として|一人暮らしにもおすすめ
以上、楽天モバイルUNLIMITⅥをホームルーターに挿入して固定回線代わりに使用する方法をお伝えしました。
若干使用条件に制約がありますが、一人暮らしの方がこの使い方をすれば通信費の大幅な節約につながること間違いなしでしょう。
合わせてドコモhome5gもご検討ください!
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