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ギアWiFiの通信速度はどう?月間300GB使えるポケット型WiFi実機を用いて7日間連続計測データを元に使えるかどうか解説!

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クラウドSIMの仕組みを使わず、「ソフトバンクのメイン回線」で月間大容量通信ができると言うことで大変注目されているサービスが「ギアWiFi」です。

ギアWiFiは月間100GB /300GBの大容量通信ができることに加えて、「中速」で月間パケット通信量がなんと無制限というプランも存在します。

河村

2020年にパケット無制限サービスは終了しましたが、ギアWiFiでは「中速」という注釈はありますがパケット無制限のプランがあることは大注目です。

やはり一番気になるのは「実際に使ってみて本当に使えるのか?」ということでしょう。

本記事では、実際にギアWiFiの300GBプラン、中速無制限プランの端末を用いて、24時間(1時間に6回計測)×7日間の通信速度を計測した結果から、本当に使えるサービスかどうかについて解説していきます。

結論

ギアWiFiは中速!無制限プランがオススメ

■省電力モードオフで300GBプランを上回る通信速度を記録

■エラー割合も少なくWiMAXの3日間制限に悩んでいた方にオススメできる

■持ち運び出来るパケット無制限端末をお探しの方におすすめ

■クラウドSIM型ポケット型WiFiの通信障害が気になる人向け

この記事の執筆者

河村亮介(カワムラリョウスケ)

ポケット型WiFi選びの専門家

通信費節約専門家

「あなたにぴったりのサービスを」をコンセプトに活動するモバイルルーター選びの専門家。UQ WiMAX公式サイトでの記事執筆経験他、複数メディアでの執筆監修も担当。利用者のニーズに沿ったサービス提案が得意。通信費用の削減・節約を進めたい。回線系比較サイト「GreenWaves」運営/WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。

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〈注意書き〉

本測定は公平性を期すために測り直し等は一切しておりません。他テストと同様の環境で計測しています。本テストは通信速度を保証するものではございません。

通信速度は計測場所や条件によって大きく変化します。あくまでも参考までにして頂けたら幸いです。

測定地域は新潟市中央区です。

【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。


 

ギアWiFiの速度に関する基本情報

ギアWiFiでは契約期間とパケット通信量によって下記の6つのプランから選択できます。

月間パケット契約期間1年契約期間なし
300GB3,938円(税込)4,378円(税込)
100GB3,190円(税込)3,630円(税込)
中速無制限3,938円(税込)4,378円(税込)
河村

月間100GB契約期間なしでは最安値クラスの価格です!
また月間300GB使えるサービスは大容量WiFi ギアWiFiくらいです。
1日中無制限で使える持ち運びできるポケット型WiFiは私の知る限りギアWiFiだけです!

ギアWiFiの端末スペックについて

ギアWiFiではプランによって使用する端末が異なります。

300GB /100GBプランと中速無制限プランでは使用する端末が異なります。

スクロールできます
プラン名300GBプラン
100GBプラン
中速!無制限プラン
端末304ZT801ZT
画像
月額料金
(1年契約)
3,190円(税込)|100GB
3,938円(税込)|300GB
3,938円(税込)
月額料金
(契約期間なし)
3,630円(税込)|100GB
4,378円(税込)|300GB
4,378円(税込)
月間容量300GB /もしくは
100GBまで
中速で
パケット無制限
海外対応不可不可
スペック液晶あり
microUSB Type-B
液晶あり
microUSB Type-B
通信速度
(理論値)
下り187.5Mbps
上り37.5Mbps
下り112.5Mbps
上り37.5Mbps
回線ソフトバンクソフトバンク
連続通信時間約9時間約10時間
(省電力ON時)

全てのプラン共通して、「3日間で〇〇GBまで」という短期間制限は存在しません。

WiMAX+5Gでは3日間の合計通信量が15GBを超過すると翌日18時ー26時までは最大1Mbpsの速度制限がかかりますが、ギアWiFiでは1日にどれだけ通信しても速度制限はかかりません。(ただし回線元に大容量通信と認定された場合は除く)

よって、1日に50GB使用するというようなスポット的な使い方ができるという点では他のサービスより優れていると言えるでしょう。

河村

304ZTの方が複数の電波をまとめて同時通信ができる(キャリアアグリゲーション対応)ため理論値ではこちらの方が高速となっていますが、実測値ではそれほど大きな差はありませんでした。

ギアWiFiの最大通信速度(理論値)を比較

ギアWiFiはソフトバンク回線のみを使用したサービスとなっており、今流行りのクラウドSIM型ポケット型WiFiやWiMAX+5Gと比較すると最大通信速度(理論値)では若干劣っています。

スクロールできます
サービス名下り最大速度上り最大速度
304ZT
(100/300GBプラン)
187.5Mbps37.5Mbps
801ZT1
(中速無制限プラン)
112.5Mbps37.5Mbps
Mugen WiFi150Mbps50Mbps
AiR-WiFi150Mbps50Mbps
WiMAX+5G2.7Gbps183Mbps

ただし、重要となるのは理論値ではなく「実際にどれくらいの通信速度がでるか」と言うことについては実際に使ってみないとわかりません。

実際の端末の外観

今回レンタルしたのは下記の3モデルです。

ギアWiFiでレンタルした端末
  • 300GBプラン|304ZT
  • 中速!無制限プラン|801ZT(省電力オン)
  • 中速!無制限プラン|801ZT(省電力オフ)

端末はワイモバイルでおなじみの304ZTと801ZTです。

左:801ZT 右:304ZT

304ZTがキャリアアグリゲーション対応となっているのに対して801ZTは非対応となっています。

河村

端末の液晶などの状態を見る限りリファビッシュ品(中古)のようです。性能的には問題ありませんでしたので一応ご報告します。
ただし、801ZTはバッテリー保護機能が働くためか充電しっぱなしだと満充電とはならず60%止まりでした。

304ZTの外観

801ZTの外観

両端末共通のマニュアル

ギアWiFiは標準では充電ケーブル、電源アダプターは付属しません。必要な場合は契約時にオプションで選択する必要がありますので注意が必要です。

実際の端末を用いてギアWiFiの通信速度を計測した結果(300GB /100GBプラン)

ギアWiFiでは公式ツイッター上で1日1回18時の計測結果をツイートしています。

ただし、この速度は1度きりの測定となっており、やはりデータとして見るのであれば「複数回の計測結果の中央値」で算出した方が信頼性が高い結果になります。

河村

ということで1000回以上データを取って中央値を算出しました。

ギアWiFi(300GBプラン)の検証環境は下記の通り設定しました。

※100GBプランと同一端末を使用しているため100GBプランも同様の結果となると考えれられます。

ギアWiFi速度計測条件
  • 同一場所での測定
  • 自動計測ツールを用いて10分おきに24時間計測
  • 測定期間:2021年9月22日0時~2021年9月28日23時50分
  • 試行回数(n):1008回

計測結果は下記のようになりました。

スクロールできます
Ping値下り速度上り速度
最も良い値36.0ms50.23Mbps16.32Mbps
1008回計測の中央値31.0ms23.32Mbps7.69Mbps
最も悪い値209.0ms0.00Mbps※0.00Mbps※
※速度が0となったのは接続エラー(タイムアウト)の時のみ。タイムアウトは1008回中2回

このように、1008回の計測結果を分析したところ、下り速度中央値は23.32Mbpsと大変高速通信が可能、上り速度については7.69Mbpsとなり、Zoomでのオンラインミーティングでも問題なく使えるレベルだと言うことがわかりました。

河村

この結果はGreenWavesで実施しているポケット型WiFiの通信速度測定結果で言うと第4位の好成績となりました。

下り速度の高速通信可能割合

続いて、高速通信割合についてです。

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まずは下り速度から見ていきましょう。

高速通信割合
(下り速度)
計測数値
10Mbps以上73.0%
15Mbps以上66.7%
25Mbps以上43.6%

このように7割以上の確率で下り10Mbps以上の通信が可能でした。

スマートフォンでの通信であれば5-10Mbps以上であればストレスなくインターネットができる目安となるため、ギアWiFiではダウンロード速度においてストレスを感じることは少ないといえます。

ただし、4K動画の視聴は安定して20Mbps以上のダウンロード速度が必要となるため、超高画質動画の視聴やオンラインゲームには不向きです。

上り速度の高速通信割合

続いて上り速度についても見ていきましょう。

高速通信割合
(上り速度)
計測数値
3Mbps以上88.4%
6Mbps以上76.8%
8Mbps以上41.6%

Zoomを用いてのグループチャットで必要なアップロード速度は2.5Mbps以上とされています。

ギアWiFiでは3Mbps以上の速度となる割合が9割近くとなっていることを考えても、問題なくビデオ会議が行えると言えるでしょう。

河村

ポケット型WiFiは上り速度が遅いケースが多いため、中にはビデオチャットが使えないサービスがあります。
ちなみにWiMAX2+は上りが3Mbpsを下回る場合が多く、私としてはおすすめできません。

300GB /100GBプランの通信速度に関する注意点

ギアWiFi300GBプランの計測では概ね良好な結果が得られましたが、計測日によって速度にばらつきが見られました。

下記が1日あたりの速度分析結果です。

計測4日目から6日目にかけては低速という結果となり、下り速度が10Mbpsを下回るケースが多く見られました。

計測では測り直しは一切行っておりません。

計測完了後に再度低速化した際に端末を再起動したところ、高速通信に復帰することが確認できました。

低速化する現象についてギアWiFiに問い合わせたところ、再起動を行うことで近隣の混線している受信電波から一旦引き剥がしてつなぎ直すことで改善する場合があるとの回答をいただきました。

河村

低速となった場合は再起動すると改善する場合が多いような実感です!計測ルール上、端末事態には触れませんでしたが、再起動していればもっと良いが結果が得られた可能性が高いです!

\公式サイトはこちら/
ギアWiFi

実際の端末を用いてギアWiFiの通信速度を計測した結果(中速!無制限プラン)

続いて、目玉となっている「中速!無制限プラン」の通信速度測定結果です。

ギアWiFi速度計測条件
  • 同一場所での測定
  • 自動計測ツールを用いて10分おきに24時間計測
  • 測定期間:2021年9月29日0時~2021年10月5日23時50分
  • 試行回数(n):1008回
  • 省電力モードON /省電力モードOFFの2つの端末で計測

注意|使用端末(801ZT)の省電力モードON /OFFで通信速度が異なる

中速!無制限プランの801ZT端末にはバッテリーの持ちを良くするためにあらかじめ「省電力モード」がONになっています。

このモードがオンになっていると、消費電力が抑えられる代わりに通信速度も抑えられてしまいます。

この特性を考慮し、中速無制限プランで使用できる端末を2つ用意し、省電力モードON /OFFでの同時計測を行いました。

同時に2台の計測を行なった結果が下記になります。

※試行回数は1008回
省電力モードOFF省電力モードON
下り速度中央値24.52Mbps2.09Mbps
上り速度中央値8.59Mbps8.48Mbps
エラー割合5.9%1.1%

公式サイト上では中速!無制限プランでは「実測値平均約10Mbpsの通信速度」となっていますが、省電力モードを切った状態ではそれを遥かに上回る20Mbps以上の速度で通信ができるという結果になりました。

これは月間300GB利用できるプランを上回る結果です!

河村

コンスタントに下り20Mbps以上が出ているサービスは非常に稀です!しかもパケット上限がないためギアWiFiであれば「昼夜問わずパケット無制限がいい!」というニーズにお応えできるでしょう!

ただし、省電力モードをオフにすると省電力モードオンの状態に比べると接続エラー割合が若干増えます。

  • 省電力モードON|エラー回数11回/1008回
  • 省電力モードOFF|エラー回数59回/1008回

このように省電力モードをオフにした状態では速度測定が行えない=通信速度が0Mbpsとなることがありました。

河村

ギアWiFiに確認を取ったところ、省電力モードをオフにした状態で通信を行なっても規約上は問題ないとの回答をいただいています。

エラー割合が若干多くなりましたが、5%であれば許容範囲内でしょう。

やはり使用するのであれば「省電力モードオフ」をおすすめします。

各種詳細な計測結果は下記図をご覧ください。

中速!無制限(省電力モードオフ)のデータ

中速!無制限(省電力モードオンのデータ)

河村

下り2Mbpsではグループでのビデオチャットは難しいですが、1体1のビデオチャットであれば問題ありません。
また、Youtube標準画質であれば問題なく視聴ができるレベルです。

ギアWiFiの料金プラン

月間パケット契約期間1年契約期間なし
300GB3,938円(税込)4,378円(税込)
100GB3,190円(税込)3,630円(税込)
中速無制限3,938円(税込)4,378円(税込)

\公式サイトはこちら/
ギアWiFi

ギアWiFiの通信速度で安心してインターネットはできる?

さて、ギアWiFiでは300GB /100GBプランにおいては十分高速通信ができることがわかりました。

次に気になるのは「本当に使えるの?」というところでしょう。

用途別にインターネットが快適にできる通信速度の目安は下記の通りです。

動画視聴の場合

動画の解像度推奨される持続的な速度
4K20 Mbps
HD 1080p5 Mbps
HD 720p 2.5 Mbps
SD 480p(標準画質)1.1 Mbps
SD 360p0.7 Mbps
参考:YouTubeヘルプ
河村

Youtubeを見る場合、ギアWiFiで4K動画を見るのは少々難しいでしょう。それ以外の画質であれば問題なく閲覧可能です。

ビデオ会議の場合

スクロールできます
サービス名必要速度
(上り/下り)
データ消費(1時間)

Zoom
1.5Mbps / 1.5Mbps
(グループビデオ)
3.0Mbps / 2.5Mbps
(1080pグループチャット)
約700MB/約700MB
(グループビデオ)
約1.3GB /約1.1GB
(1080pグループチャット)
河村

Zoomを使用する場合でも問題なく通信が可能です。

その他の用途は実際には1Mbpsあれば十分事足ります。

<注意事項>

ギアWiFiの通信速度ではパソコンを使用したオンラインゲームは現実的ではありません。(スマートフォンなら可能)

また、大容量のデータをやり取りする場合は通信速度の問題よりも容量の問題が大きいため控えた方がいいでしょう。

まとめ|ギアWiFiは通信障害のリスクが低く使いやすいサービス

以上、ギアWiFiについての通信速度測定結果をお伝えしてきました。

下り20Mbps以上で通信できる有力なサービスということがお分かりいただけたと思います。

ギアWiFiはクラウドSIMのように複数の回線で通信するのではなく、ソフトバンクメイン回線のみで通信を行うため、G社のDWiFiで見られたような「クラウドSIM特有の運営側の問題による通信障害」に関しては無縁です。

そのため、クラウドSIM型ポケット型WiFiサービスに比べると安心して使用できると言えるでしょう。

昨今ではソフトバンクメイン回線を使用したサービスが月間50GBに引き下げられる中でこのような大容量通信が提供できるのは独自ルートでの仕入れを行なっているためとのことと伺っています。

よって、今後も規約変更によりパケット上限が引き下げられる可能性が非常に低いと言えます。

月間100GBクラスでは最安値クラス、月間300GB以上のサービスは非常に稀有となっているため、WiMAXの短期間制限に悩んでいた方にとってはぴったりのサービスではないでしょうか?

契約期間縛りなしのプランも用意しているため、試しに使ってみるというのもアリですね!

もちろん契約期間なしコースから契約期間ありコースへの変更も可能です。

河村

私も安心して利用できるサービスだと太鼓判です!
ご検討ください!

ギアWiFiの料金プラン

月間パケット契約期間1年契約期間なし
300GB3,938円(税込)4,378円(税込)
100GB3,190円(税込)3,630円(税込)
中速無制限3,938円(税込)4,378円(税込)

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ギアWiFi

河村
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GreenWaves著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenWaves責任者/事業代表

スマートフォンの乗り換え案内と通信費用節約の専門家です。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通しています。専門知識を活かし、UQ WiMAX公式メディアへの寄稿など、様々な媒体で回線系記事の執筆・監修を手がけます。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。プロフィールは一番左のリンクマークからご覧頂けます。