一人暮らしをはじめるときに悩むのが、インターネット回線の選び方です。
最近では感染症蔓延に伴い、新しい生活様式や新しい勤務形態が一般的となり、在宅勤務やオンライン授業を行わなくてはいけないケースも増えてきており、インターネット回線は一人暮らしでも必須となってきています。
やはり「安定した通信=光回線」という認識は強く、それで間違ってはいませんが…一人暮らしで固定回線を契約するとデメリットになるケースが多いです。
- 工事が必要
- 退去時に違約金が発生する可能性が高い
- 撤去工事が必要になるケースもあり
やっぱり自宅ではパケット通信量を気にせずに思い切りインターネットで動画なんか見たいわ…やっぱりパケット無制限は光回線しかないの?
そんなことはありません!最近では固定回線に変わるホームルーターサービスも出てきているので詳しく解説していきますね!
本記事では一人暮らしに適しているインターネット回線が光回線よりもポケット型WiFiなのかを解説していきます。
河村亮介(カワムラリョウスケ)
GreenEchoes Studio代表
通信系サービスの比較を専門に自社メディアの運営のほか複数メディアでの執筆監修も担当しています。利用者のニーズに沿ったサービス提案が得意です。最近ではWEBライターの必須アイテムでもあるキーボードの専門家としても活動中。
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
どうすればいい?一人暮らしのインターネット回線の選び方
今までは実家だったから自宅ではWi-Fiが飛んでいてパケット(ギガ)を気にせずに生活できたけど…一人暮らしだとアパートにインターネット環境がないから不便だわ
なんて人が多いと思います。
ですが、最近では「インターネット完備」を謳う物件が増えてきており、標準でWiFi環境が整っていることを売りにする賃貸物件も多くなってきました。
一人暮らしをする際に「契約物件にインターネット環境が完備されている」ということを基準に物件選びをするのも決して悪くありません。
そうすればインターネット回線に悩む必要もなくなります。
しかし、実際にはそれ以外にも立地条件や家賃など様々な要素を考慮しなければいけないことが多く、インターネット回線が整備されているのを第一優先にするのは難しいでしょう。
物件選びで優先順位が高いのは、駅から近かったり階層が2階以上、バスの便がいい、間取りはこの方が…などなど優先すべき項目はたくさん!
インターネットが無料であるかどうかは後回しになりがちです。
一人暮らしのネット料金の平均額は6,167円
親元を離れて社会人として生活している方にとって、携帯電話料金などの負担は少しでも軽い方が望ましいです。
総務省の「家計消費状況調査(2019年)」によると、インターネット接続料金は1世帯当たり平均で6,167円となっています。
ここに月々のスマホ代金が加わると通信費の支出は月に15,000円近くになります。
一人暮らしの通信費の相場は月々1万5千円程度
これは初任給に占める通信費の割合は大卒(女性)の場合、7%に上ります。
この数字は手取りではなくあくまでも額面上となっているため、場合によっては通信費だけで給料の10分の1ほどかかることになります。
令和元年の初任給 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
大学院修士課程修了 | 23万9,000円 | 23万8,300円 |
大学卒 | 21万2,800円 | 20万6,900円 |
高専・短大卒 | 18万4,700円 | 18万3,400円 |
高校卒 | 16万8,900円 | 16万4,600円 |
額面ベースならまだしも手取りベースで考えるとかなりの額が引かれるので…通信費用はなるべく抑えたいところですね。
一人暮らしでは光回線とポケット型WIFIどっちがいいの?
一人暮らしのインターネット環境でいちばんおすすめはどれ?
一人暮らしであれば工事不要で実質パケット無制限通信ができるホームルーターがおすすめです。
最近のイチオシはドコモhome5Gプランです。
インターネット回線を改めて整備するのであれば、方法は2種類あります。
- 自宅に固定回線を引く
- モバイルWiFiルーターや置くだけWiFi(ホームルーター)をレンタルする
順にメリットとデメリットを解説していきましょう。
光回線とポケット型WiFiのメリット・デメリットを比較
ホームルーター (置くだけWiFi) | ポケット型WiFi | 光回線 | |
---|---|---|---|
月額料金相場 | ▲ 4,000円〜 | ◎ 1,500円~ | ▲ 3,000円~ |
通信速度 | ◎ 下り実測200Mbps程度 | ▲ 実測最大60-100Mbps程度 | ◎ 下り実測200Mbps程度 ※1Gbpsの回線の場合 |
パケット上限 | ◯ サービスによっては実質無制限 | ▲ 上限が存在 | ◎ どれだけ使ってもOK |
持ち運べるか | △ 持ち運びには不向き | ◎ どこでも使える | × 家の中だけ |
工事の有無 | ◎ 工事不要で引っ越しも楽 | ◎ 工事不要で引っ越しも楽 | ◎ 必要 |
このように光回線は通信速度が速く、使い放題というところがメリットですが、持ち運びができずに費用が高額というケースが一般的です。
また、光回線は必ず工事が必要です。
一方でポケット型WiFiは光回線に比べて費用が安く、どこでも使えるというメリットがある一方、パケット上限があるということがデメリットです。
ホームルーターに関しては工事が不要で実質パケット無制限のサービスも出てきているため、持ち運べないというデメリットがネックにならない場合では、一人暮らしのインターネット環境としては最もおすすめです。
一人暮らしでアパートなら工事が必要な光回線はいらない|スマホだけの場合はなおさら
一人暮らしの場合、恐らくはアパートなどの賃貸物件に住むことが大多数でしょう。
固定回線を引く場合では管理会社や大家さんの許可を取る必要がありますし、許可が降りない場合は光回線自体を引くことができません。
また古い回線設備のマンションでは元々の装置や回線方式(VDSL方式など)の影響で光回線を引いたとしても十分な速度が出ない可能性もあります。
この辺りはよく聞く話です。せっかく高いお金払って固定回線を引いたのに使えないなんて言うのは本当に笑えません。
また、多くの固定回線が契約期間が2年~3年となっているところが多く、退去する際には違約金が請求されるケースが多いことに加えて、退去時には「原状復帰」する必要があるケースが多く、回線を撤去するためにさらに費用がかかる場合もしばしばあります。
ポケット型WIFIであれば自宅でも外出先でも思い切りインターネットを使用することができるため、オンラインゲームをしない限りは一人暮らしの場合では光回線は不要でしょう。
また、ホームルーターであれば自宅からは持ち出すこととは出来ませんが、光回線並みの使い勝手で且つ、工事が不要と言うのは非常に魅力的です。
ポケット型WiFiやホームルーターはなぜ一人暮らしに向いているの?
ポケット型WiFiやホームルーターが一人暮らしに向いている理由は2つあります。
- ポケット型WiFiのみ|持ち運びができる
- ポケット型WiFiとホームルーター|再引っ越しの時に解約が不要
【ポケット型WiFi】持ち運びができるため、どこでもパケット上限を気にすることがない
光回線と違ってポケット型WiFiは持ち運びができるという点が1番のメリットです。
他に家族がいれば持ち運ぶこともはばかられますが、一人暮らしであれば気にすることはありません。
大容量パケット通信ができるポケット型WiFiを持ち歩けばいつでもどこでもパケット上限を気にすることなくインターネットを楽しむことができます。
使い方にもよりますが、月間100GB程度あれば十分事足りるでしょう。
【ポケット型WiFi・ホームルーター】再引っ越し時の解約が不要
光回線などの固定回線は多くの場合契約期間が定められています。
多くの場合、固定回線を引いたとしても工事が遅れるため、4月下旬~5月中旬くらいに開通となります。
仮にあなたが4年制大学へ通っていたならば、次の引っ越しは4年後の3月です。
契約期間は2年ごとの更新なので解約時に違約金が発生します。
ホームルーターに関しては契約先住所を変更するだけで簡単に次の引っ越し先でも使用可能です。
ポケット型WiFiであればそのような手続きも不要ですぐに引っ越したその日から使用することができます。
おすすめのポケット型WiFiとホームルーターを一挙紹介!
それでは最後になりましたがおすすめのポケット型WiFi /ホームルーターサービスを紹介していきます!
一人暮らしにおすすめのポケット型WiFi
一人暮らしにおすすめのポケット型WiFiは「AIR-WiFi」です。
月間100GBもの大容量を月額3,278円(税込)から使用することが可能で、契約期間なしオプション(月額330円(税込))を追加すれば、縛り期間のない月間100GBクラスのポケット型WiFi最安値で利用できます。
当サイト一押しのポケット型WiFiサービスです。
詳細は下記記事をご覧ください!
一人暮らしにおすすめのホームルーター
一人暮らしにおすすめのホームルーターは「ドコモhome5G」です。
置くだけWiFiの決定版で、月額4,950円と若干高額ですが、3日間のパケット通信制限も現在のところ見られておりません。
ドコモのスマートフォンを利用している方であれば1回線あたり月額1,100円の割引になります。
通信速度も申し分なく、固定回線並の速度で通信が可能です。
詳細は下記記事をご覧ください。
【注意】一人暮らしでオンラインゲームをする人は縛り期間がなくて安い光回線がおすすめ
それでもやはり、パケットを気にしたくない、速度を重視したいという方には「光回線」がいいでしょう。
光回線と言えば、大手キャリアから提供されているドコモ光、auひかり、SoftBank光が有名で、契約することでセット割引きが適用されることで人気となっています。
しかし、2年間の契約期間に加えて、工事費用も中途解約では先方負担分を支払う必要、違約金も発生するケースもあり、手放しにはおすすめできません。
また、最近ではキャリアの廉価プラン「ahamo」「povo」「LINEMO」がリリースされましたが、これらはセット割の対象外です。
そんな中でおすすめしたいのが、セット割が無くても安価に利用できる「縛り期間のないサービス」です。
enひかり
【公式】enひかり
☆契約期間がないから違約金なし
☆ahamo・UQモバイルユーザーは月額費用割引!
☆dTV1ヶ月無料
☆いつでもWiFi3泊4日レンタル無料!
☆1Gbps以上の高速通信に対応
★enひかりクロスは10Gbpsに対応
最もおすすめしたいのが株式会社縁人が提供する「enひかり」です。
NTTコラボレーションモデルとなっており、使用する回線は「フレッツ光」回線です。
戸建て:4,730円(税込)
マンション:3,630円(税込)
で利用することが出来ます。
戸建てタイプの場合
※「ドコモ光」表記の料金は契約期間なしタイプAの場合。2年定期契約ありのタイプAの場合の料金は、5,200円「ドコモ光」は株式会社NTTドコモの商標、登録商標またはサービス名称です。※「SoftBank 光」表記の料金は自動更新なしプランの場合。2年自動更新プランの料金は、戸建て 5,200円「SoftBank 光」はソフトバンクグループ株式会社の商標、登録商標またはサービス名称です。
マンションタイプの場合
※「ドコモ光」表記の料金は契約期間なしタイプAの場合。2年定期契約ありのタイプAの場合の料金は、4,000円「ドコモ光」は株式会社NTTドコモの商標、登録商標またはサービス名称です。※「SoftBank 光」表記の料金は自動更新なしプランの場合。2年自動更新プランの料金は、3,800円「SoftBank 光」はソフトバンクグループ株式会社の商標、登録商標またはサービス名称です。
※金額は2020年2月16日時点の各社WEBページに記載の金額を調べたものです。
※現在ご利用のコースや割引サービスの適用状況によっては現在のご利用料金よりお安くならない場合があります。
※他社サービス料金については、料金内に含まれるサービス内容が均一ではない場合があります。
※オプションサービスやレンタル機器をご利用の場合は、別途料金が発生いたします。
※料金は税抜金額を表示しています。別途消費税がかかります。
また、enひかりをご利用の場合年3回まで、1泊2日以上のご注文をいただいた場合にモバイルWiFiルーターのレンタルが3泊4日分まで無料となります。
急な外出や旅行の際にも非常に重宝しますね。
(レンタルのご利用には往復送料870円が別途必要です)
レンタルは株式会社縁人が提供するWi-Fiレンタルサービスからとなります。
サービス詳細については公式サイトをご確認ください。
【公式】enひかり
一人暮らしでインターネットをするならポケット型WiFiかホームルーターがおすすめ
以上、ポケット型WiFiとホームルーターが一人暮らしに向いている理由について説明してきました。
やはりパケット上限はあるものの、そこまで多くのパケット通信をする人は稀でしょう。
月間100GB程度で多くの人は足りると思います。
あなたの新生活、応援しています。