NTTドコモ、ahamoユーザー向け店舗サポートサービスを一回3300円で提供

管理人コラムです。

2021年4月16日、総務省は「競争ルールの検証に関するワーキンググループ」の第16回を開催しました。

参加したのはNTTドコモをはじめ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの各担当者で、料金プランや端末値引きなど、改正電気事業法への取り組みなどの報告が行われました。

その中で、NTTドコモからは2021年3月26日にスタートしたオンライン専用プラン「ahamo」に関して、今後ドコモショップでのサポートを有償にて提供していく予定であることを明らかにし、その後4月22日から一回3300円でのショップサポートを開始しました。

ahamo、ドコモショップでサポートが受けられるように｜ただし有料でお金がかかる

NTTドコモは発表したオンライン専用プラン「ahamo」については、申し込みから設定、サポートまでが全てオンライン手続きとなっているのが特徴です。

月間20GBまで使用可能、5分間までの通話が何度でも無料で月額2970円（税込）となっており、開始3日間で申し込みユーザーが250万人を超えるなど非常に人気を博しています。

その一方で、ahamoではキャリアメールが使用できない、留守番電話がない、キャリア決済サービスが利用できないなど、低廉化を図る上で非常にコンパクトでスリムな商品設計となていることから、ユーザーリテラシーの高い一部ユーザー向けという側面が強いと認識しています。

やはり「安さ」に釣られてMNP手続きを行い、ドコモの従来プランから乗り換えたことでキャリアメールが全て消滅した、契約していたファンクラブが自動解約となった、など多くの「ユーザーが把握していなかったことによる弊害」が発生しているのも事実です。

今回、ahamoがドコモショップでの有償サポートとなった背景にはこうした「ユーザーリテラシーが十分にないユーザー」を対象にしたビジネスチャンスがあると考えたからではないでしょうか。

店舗での有償サポートは3300円となっており、ahamoへの乗り換え方法をレクチャーする形となっているようです。

その他にも、LINEなどの引き継ぎ設定等アプリの設定については別途費用がかかります。

課題となるのが携帯乗り換えが「難しい」ということとユーザーの節約意識の低さ

ちょっとショッキングな見出しとたことで不快に思われた方、お詫びいたします。

…しかし、残念ながらこれは事実です。

2020年に菅新政権に代わり、携帯電話料金の4割引き下げが掲げられ、アクションプランに基づいて政府主導の元強烈な「官制値下げ」が強行されてきました。

2021年3月にはahamo,povo.LINEMOといったキャリア系オンライン専用プランは発表され、2021年2月から4月にかけてはキャリアの電波を借用して通信事業を展開する「格安スマホ事業者＝MVNO」からもオンライン専用プランよりもさらに廉価な新料金プランがリリースされています。

こんなふうに思っている方が多いような気がしてなりません。

残念ながら、指を加えて待っているだけでは月々の通信費は安くなりません。

総務省が発信しているメッセージはこうです。

要するに、自分から行動を起こさない限り携帯電話料金は安くならないということです。

政府は国民に対して選択肢を提供しているだけで、その後の行動は国民に委ねられていることをしっかり理解すべきでしょう。

これは電力自由化でも似たような現象が起こりました。

実際に電気会社の乗り換えたという人はあなたの周りにどれくらいいるでしょうか。

確かに現在の携帯電話事業者乗り換えの仕組みはわかりにくいです。

しかし、わからないと思考を放棄してはいないでしょうか？

ちょっと調べれば誰でもできます。

少し厳しいようですが、これが現実です。

当サイトでは乗り換え方法やあなたにぴったりの料金プランについても提案することができます。

「ちょっと頑張ってみようかな…」

そう思った方はぜひチャレンジしてみてください。