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#さよならauがトレンド入り…新プラン発表が期待外れのauに対して楽天モバイルはサブ回線へ路線転換か?

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2020年12月9日、KDDI・沖縄セルラーは2020年12月11日から、データ使い放題 で「Amazonプライム」 と「TELASA」がついてくる5Gスマートフォン向け新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」の提供を開始することを発表しました。

参考:データ使い放題で「Amazonプライム」がついてくる料金プランを月額3,760円から提供開始

2020年12月3日にドコモが月額2,980円/20GB使える新料金プラン「ahamo(アハモ)」をリリースしたことで、auからも追従する新料金プランの発表が待たれていた中での発表となったことを受けて、Twitterでは「#さよならau」ハッシュタグの元、解約を示唆する内容や落胆したという内容のツイートが多く見られました。

一方で楽天モバイルに関しては、1年間無料でデータ通信が可能となる「Rakuten WiFi Pocket」を発表したことで、auと対比してTwitter上では高評価となっている印象です。

auが発表した新料金プランが「がっかり」だった理由

auが発表した新プランはAmazonプライムがセット料金となった5Gが使える新プランです。

表記の通り、月額3,760円〜利用可能ですが、この「割引を前提とした価格表記」についての不満が相次ぎました。

このように大幅な割引の後に表記料金になっていることがユーザーにとってわかりにくかった様子です。

一方、新料金プランを発表したドコモや兼ねてからZERO宣言で1年間完全無料を歌ってきた楽天モバイルに関しては、「そのままの状態で」の価格表記となっており、あくまでも「わかりにくい」セット価格での価格表記が拍車をかけて、「#さよならau」のトレンド入りへと繋がった印象です。

データ専用通信端末を実質無料でリリースし、サブ回線へと路線変更を図る楽天モバイル

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楽天モバイルに関しては2020年12月8日にデータ通信端末を発表し、5Gが利用できる料金プランに加えてアンケートに回答することで、端末代金が実質無料、1年間のデータ通信が無料となる「Rakuten WiFi Pocket」を発表しました。

楽天モバイルに関しては、予想に反してドコモから安価に利用できてかつ、利用ユーザーの約8割をカバーする新料金プランの発表を受けて出方が注目されていました。

それまではメイン回線の獲得に注力していた楽天モバイルですが、モバイルWiFiルーターをリリースすることで、組み合わせによるデータ通信ニーズ=サブ回線の契約獲得にシフトしてきた印象です。

大手キャリアが新料金プランを発表した後でも、乗り換えには一定期間かかることを見越して、1年間データ通信量無料、端末も無料という新たなサービスを打ち出すことで、パケットデータ通信の安さを狙ってきているものと思われます。

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本来であればこのようにスマートフォンで契約した通信事業社の回線を用いて通信を行う必要がありますが

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この図のようにモバイルWiFiルーター経由で通信することで、「1年間無料」の楽天モバイル回線(もしくはパートナー回線)を使ってデータ通信だけを分離して行うことが可能です。

本来、このような方法で通信を行うにはSIMカードが2枚挿入できるSIMフリースマートフォンや、iPhoneやGoogle Pixelのように「eSIM」と呼ばれる仮想通信チップが搭載されているスマートフォンでしかできませんでしたが、その機能事態を個別でできるモバイルWiFiルーターとの組み合わせで提案してきたのは「やるな」という印象です。

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待たれるのはau/ソフトバンクのドコモ対抗プラン

ドコモ新料金プランが発表されてからしばらく経ちますが、auやソフトバンクに関してはまだ対抗プランについてのリリースが発表されていません。

全ての役者が出揃ってからが本当の意味での低価格競争が始まる印象です。

独自路線を模索する楽天モバイル、経営難が心配されるMVNO…通信業界からはしばらくは目が離せそうにありません。

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河村
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GreenWaves著者情報

河村 亮介のアバター 河村 亮介 GreenWaves責任者/事業代表

スマートフォンの乗り換え案内と通信費用節約の専門家です。キャリア・格安スマホに関する知識をはじめ、モバイルWi-Fiルーターや固定回線など通信関連全般に精通しています。専門知識を活かし、UQ WiMAX公式メディアへの寄稿など、様々な媒体で回線系記事の執筆・監修を手がけます。WEBサイト運営事業GreenEchoes Studio代表。プロフィールは一番左のリンクマークからご覧頂けます。