2021年6月1日18時、元レペゼン地球、現Candy Foxx(キャンディーフォックス)のDJ社長が自身のYoutubeチャンネル(レペゼン地球【解散しました】)を更新し、レペゼン地球が解散に至った経緯について説明しました。
https://www.youtube.com/watch?v=7YmKFP7vJiQ
なお当該リンクは2021年12月28日時点では「非公開」に設定されています。
DJ社長こと、木元氏によると、「レペゼン地球って商標権が俺の手元にない」ことで急遽レペゼン地球を解散せざるを得なかったと言及しました。
レペゼン地球はLife Group株式会社に所属しており、DJ社長こと木元駿之介氏が代表を務めていました。
レペゼン地球のブレイク前、「H」と呼ばれる男性からの出資金でLifeGroup株式会社を設立。
動画内では、「H」と呼ばれる男性が株主総会で木元氏を解任し、会社を私物化していたことを暴露、同時に経理関係もH氏が行っていたとみられ、不明な経理が明らかになったことが語られています。
木元氏は現在、商標権や楽曲の権利、経理の不透明さなどについて訴訟を起こし、係争中と説明しています。
木元氏は動画冒頭で暴露動画を掲載した理由について
この動画を出したせいで裁判が不利に動く可能性もあるし動画出さない方がいいってめちゃめちゃ止められとったんやけど、やけど俺は今までレペゼン地球ってすごく多くの人に応援してもらっとって、ファンのみんなとかにはなんかこのまんま黙っとくのとか隠しとくのはなんか本当に申し訳ないなって思って仮に裁判で不利に動こうがそれでも今日の内容を伝えたいなと思ってこの動画を出すことに決めました
コメント引用:https://www.youtube.com/watch?v=7YmKFP7vJiQ
と語っています。
また、6/2に公開した動画で新たに音楽を続けるにあたって新しい団体名義が必要になり、「Repezen Foxx」(レペゼンフォックス)を立ち上げることを発表しました。
【お知らせ】2022年7月1日の改正電気事業通信法施行に伴い、掲載サービスの料金プランが大きく変更されている場合があります。随時修正を行なっておりますが、最新のプランについては公式サイトをご参照くださいますようお願いいたします。
元レペゼン地球、キャンディーフォックスDJ社長が投稿した21分45秒に渡る動画内容
動画内容は非常に長いため、要点を書きにまとめさせていただきました。
- H氏が「木元氏が所有する株式を」を「預かってくれる」約束になっており、借金の6000万円の返済が終わったら「木元氏が所有する株式」を返却するという話だったとのこと。※恐らくは「買い取る」という意味で後の動画で説明
- レペゼン地球が売れ始めたころからH氏が経理関係を担当するようになり、メンバーの給与関係についてもすべて担当しており、ライブ等の売り上げについても公表してくれなかった。
- 木元氏の繰り返しの訴えで、当初約束していた「株式の返却」について、誓約書にサインすることで返却すると応じる。
- 契約書は退職金4800万円、レペゼン地球の楽曲権利の提供、印税の一部を永続的に振込、経理関係に問題があったとしても不問とするという内容
- 恫喝めいた内容の電話内容を公開→H氏が訴訟をちらつかせる発言
- 株主総会?の後に木元氏の代表職を解任
- DJ銀太氏に事務所にH氏が弁明に来た際に「当時100万円で売ってくれるはずだった株を1億2億で売る」と言われていると木元氏
- H氏がH氏の息子に対して多額の金銭を渡す、高額な品物を買い与えていると銀太氏、木元氏がH氏に対して追求する
- レペゼン地球の商標権はライフグループが持っている
動画の最後には2020年10月14日に撮った映像があります。
動画内では「内部事情で解散することに対してのファンへの申し訳なさ、2021年1月1日にCandy Foxxで世界を目指すことを発表して解散詐欺と言われることのつらさ、多くのファンを失う可能性」についても触れており、ファンにとっての「レペゼン地球のイメージ」を最後まで守り通していく彼らの気持ちが伝わってきました。
レペゼン地球の持つ権利について
動画の中で木元氏は「権利関係はすべてH氏が持っている」と繰り返し伝えており、それが理由でレペゼン地球の楽曲を流せなくなっているとみられます。
管理人も自身で音楽活動をしていた経験もあり、原盤権や著作権については触れたことがあります。
基本的に「権利」というのは法で定められているもので、音楽著作権管理者やビジネス著作権上級、知的財産管理技能検定(国家資格)という専門資格もあり、素人には非常に扱いが難しいものとなっています。
原盤権と著作権の違い
原盤権とは下記のように定義されています。
原盤権(げんばんけん)とは、一般に、音楽を録音、編集して完成した音源(いわゆる原盤、マスター音源)に対して発生する権利のこと。著作隣接権の一つである。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%9B%A4%E6%A8%A9
要するに原盤権とは、音楽を録音したマスター音源を持つ権利と言い換えられます。
音楽制作においては、対象となる音楽を録音する作業やマスタリング作業、演奏家による演奏、マスタリング作業などの多くの工数を経て完成するもので、完成までには多額の費用が発生します。
これらの作業に必要な経費を会社が負担する代わりに、最終的な原盤の権利は会社がもつことになります。
著作権は、楽曲製作を行う際の「作詞・作曲」に発生する権利であり、もちろん楽曲の著作権は作詞作曲者に帰属します。
しかし、完成したマスター音源を管理販売できるのは「原盤権を所有する会社」であることから、原盤権を持っていない著作者に関しては流通させることが出来なくなります。
よって、今回の事例においては。レペゼン地球の楽曲の原盤権を「LifeGroup株式会社」が持つのであれば、レペゼン地球の楽曲を自由に配信することができないということになります。
レペゼン地球の楽曲を「Candy Foxx」が演奏する場合は?
レペゼン地球の楽曲がYoutube等で公開できないのは、SutudioCandyFoxx株式会社が原盤権を有していないためだと思われます。
しかし、レペゼン地球の楽曲を演奏することは可能だと思われます。
恐らくはレペゼン地球の楽曲は「チバニャン」氏が制作しているものと思われるため、チバニャン氏の許諾もしくはチバニャン氏がJASRACに著作権を預けているのであればJASRAC側に料金を支払うことで演奏が可能だと思われます。
この辺りのことについてはやはり専門家の意見を伺いたいところです。
Candy Foxxはディレクション担当をつけるべきでは
音楽は人を楽しませるものと同時に、お金を生むものでもあります。
無から有を作り出すものとなり、権利で多額の金銭を生むことが出来るため、権利周りの管理は信頼できる著作権管理者の資格を持つ音楽関係者に頼るべきでしょう。
また、5thシングルの炎上騒動も、第三者からのディレクションが入っていれば防ぐことが出来たはずです。
ディレクションとは「目指すべき方向を示してくれる指標」として機能するため、Candy Foxxの目指すべき方向性をよりタイトに示してくれる可能性があります。
係争中とのことでこの話題には深くは触れない方が恐らくはCandy Foxxのためになるでしょう。
ファンが出来ることは、Candy Foxxがこれからもエンターテインメントを提供してくれるように、楽曲をたくさん聞いて、グッズを購入して、SNSでポジティブコメントをツイートすることです。