
管理人コラムです。
先日、楽天市場に「Xiaomi楽天オフィシャルストア」がオープンして話題になりました。
Huaweiに続いていよいよシャオミも日本へ進出するということが公式にアナウンスされたことで楽天市場にも出店したんだな…と思うのが普通でしょう。
実は楽天市場の公式と謳っているストア、海外製品を販売しているとのことで…
「Xiaomi楽天オフィシャルストア」は本当に公式なのか?(elibom(エリボム))
個人的に気になったので検証してみました。
追記
ケータイWatchのシャオミ、販売代理店、楽天への聞き取り調査の結果、公式ショップだったということが判明し、記事タイトルを修正いたしました。
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Xiaomi楽天オフィシャルストアは…公式だったのか?
Xiaomi楽天オフィシャルストアでうわさされている「公式ではない」疑惑ですが…実際のところよくわかっていません。
「すまほん!」で楽天市場や運営会社側にも確認をとってくださっていますが、まだはっきりしないようです。
mi note 10を購入手続きをした後、ショップの方に「日本版と書いてあるが、本当に充電器のプラグは国内仕様か?海外版であればキャンセルしたい」という旨を送信しました。
すると、返信がないまま発送連絡→直後にキャンセル手続きが取られました。
直後、上記ストアでは「グランドオープンセールの中止」のアナウンスが…。

グランドオープンイベント延期についてのお詫び
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
2020年3月15日に予定しておりました「Xiaomi オフィシャルストア グランドオープンイベント」に関してですが、商品の入荷に遅延が発生したために延期にさせていただく事を決定いたしました。
本イベントを心待ちいただいておりましたお客様には、ご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。
グランドオープンイベントは通常営業が出来る状態になりましたら開催いたします。何卒ご理解・ご了承賜りますようよろしくお願い申し上げます。
そして現在、すべての商品のページが取り下げられて404エラーとなっています。
…私のせいでしょうか…?
ちょっと事の顛末を説明します。
購入しようとしたのはXiaomi Mi NOTE 10+ワイヤレスイヤフォン

Xiaomi楽天オフィシャルストアのグランドオープンセールで数量10で売られていたMi NOTE 10とワイヤレスイヤフォンのセットを購入しました。
3月15日20時~限定10ということだったので、20時に注文、問題なく購入できました。

ちゃんと注文メールも到着しました。

そして、ページトップで紹介されていた記事を発見、翌朝にショップへ問い合わせを行いました。
「国内版でなければキャンセルしたい」「海外版ではないですよね?」

実はmi note 10はグローバル版でも技適を通過しているため、別に海外版でも問題なく日本国内で使用することが出来ます。
国内版と海外版の一番の違いは「充電プラグの形状が違う」ということです。
海外版の場合は、国内向けの変換プラグを購入する必要があります。
mi note 10の充電器は非常に高性能であり、5000mA以上もある本体をわずか65分で急速充電できます。
これは国内版・海外版共通です。
Amazonで「国内版日本正規代理店」と書いてある商品はプラグ形状も国内向けになっています。
そこも知っており、シャオミ楽天市場でも「mi note 10国内版」という表記があったことをうけて、注文しました。
しかし、「実は海外版でした」なんてオチは絶対に嫌だったので…
ダメ押しに上記文面で公式ストアに問い合わせを行いました。
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問い合わせ番号: 382690-20200316-2o一部レビューでXiaomiの海外向け製品の販売をしているとの情報が多くあります。
私はmi note 10を注文させていただいたのですが、国内向けの充電器が同梱されてある国内モデルでしょうか?
海外向けの変換アダプタが必要な海外モデルであればキャンセルさせて頂きたいです。
至急、回答をお願いしたいです。
この質問に対して公式回答は…

…???
一方的にキャンセルをされる形になりました。
私の文面では「海外向けの変換アダプタが必要な海外モデルであれば」キャンセルしたいという旨を伝えて、キャンセル処理をされたということは…
「当店で販売しているモデルは海外モデルです」と言っているようにも受け取れてしまいました。
実際のところは分かりません。
その後も質問を続けるが回答なし→注文のキャンセル

非常に後味が悪かったので、改めて海外版かどうかを質問しましたが…残念ながらこれ以上の回答は得られませんでした。
その後、瞬時にキャンセル手続きとなりました。

このメール受信後にすでに注文情報は削除されており、公式もクローズとなっていました。
当該ページは404エラーです。
2020年3月17日23時時点では、当該ストアからは大きなポップは外され、Mi NOTE 10は販売から消えていました。
現在は生活家電とイヤフォン類のみのラインナップになっています。
技適未認証品の販売は違法なのか?
「海外版が届いた」とされる記事やSNS上での投稿の中には「技適マークがなかった」という旨がありました。
技適とは、総務省が定めている電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマークです。
国内で使用する通信機器が認可を受けていない場合、使用することで電波法違反になる恐れがあります。
例外的に国内で使えるように改正されましたが基本的には使用することが法令で禁止されています。
- 技適未取得機器を用いた実験等の特例制度 (総務省 電波利用ホームページ)
- 技適未取得機器を用いた実験等の特例制度 関係法令 (総務省 電波利用ホームページ)
しかし、販売に関してはというと
質問6 技適マークが付いていない無線機はどうして使用できないのですか?
回答6 電波は多くの人が利用しており、現在の社会生活に欠かすことのできない重要なものですが、電波は有限希少ですので効率的に使って頂くために、使用するチャンネルや送信出力、無線機の技術基準など様々なルールが設けられています。
技適マークが付いていない無線機の多くは、これらのルールに従っていません。このような無線機を使用すると、知らずに他人の通信を妨害したり、ひいては社会生活に混乱を来すことに(きたすことに)なりかねません。
技適マークの付いていない無線機の購入・使用は十分ご注意下さい。
このように書いており、使用することは推奨されていませんが、購入に関しては特に制限されていません。
購入=販売しているお店がある=特に販売までは禁止していないように受け取れます。
このホームページを読む限りでは販売自体に違法性はなさそうな印象です。
実際に楽天市場でも技適未認証のスマホを販売しているところはありますので…。
ただし、今回の論点はそこではなく「オフィシャルショップ」が技適のない商品を国内版として販売していたというところが問題なのです。
Xiaomi楽天オフィシャルストアは実は公式だった…問題点は?
オープンから数日で実質のクローズになったXiaomi楽天オフィシャルストアとはなんだったのでしょうか?
運営自体もちょっと疑問点がありました。
運営しているのは株式会社DreamWorks(大阪府)です。
通常オフィシャルストアであればXiaomiの日本法人である小米日本合同会社(東京都品川区)が運営しているはずです。
しかもこの大阪の会社、販売元ですらなく「店舗運営代行者」となっています。
販売元についてはHONG KONG SPEED-TRADE NETWORK TECHNOLOGY CO.,LIMITEDとなっています。
海外メーカーが日本に参入するときは、楽天自体が日本語にしか対応していないため、DreamWorksのような海外販売代理店を立てることはよくあることのようです。
今回の一番の問題点は、国内版と書いてあったのに「海外版」が届いたという事実です。
これについては「人為的なミス」とのことです。
3月19日から対象商品の返品対応をしているとのこと。
ことのほとぼりが冷めて、在庫管理等が行届けば再度楽天のXiaomi公式ショップでXiaomi製品の購入が可能になることでしょう。
しかし、それまでの間、Xiaomi製品を購入するのはAmazonの方がよさそうです。

DSDV機の作り方などは下記記事も参考にどうぞ。

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