
新型コロナウィルスの影響で「密接・密集・密閉」のいわゆる「3密」を控える風潮が高まる中、第二波第三波に備えて、オンラインでの企業活動へシフトする動きが高まってきています。
7月に入り、大手富士通が勤務体系を原則テレワークにすることを発表し、Yahooも10月から正式に無制限リモートワークを始めることを発表しました。
教育現場においても「GIGAスクール構想」の前倒しが決定、オンライン授業へのニーズが高まってきています。
いずれにしても、離れた2つの空間を繋ぐ手段として、オンラインビデオチャットアプリ「zoom」が使われることが多いでしょう。
テレワークでも、オンライン授業でも、両社に共通している課題が「インターネット通信環境の構築」です。
やはり安定した大容量通信が可能という意味では、固定回線が第一選択肢となるのは間違いありません。
しかし、工事が必要であることから、導入するにはやはりハードルが高い印象です。
そんな中で注目を集めてきているのが「モバイルWIFIルーター」です。
工事不要、契約後すぐに使えるというメリットもある反面、やはりデメリットも存在します。
本記事では、モバイルWIFIルーターのデメリットを踏まえて、モバイルWIFIルーターの代表格であるWiMAXはテレワークやオンライン授業で問題なく使えるのか検証しました。
- WiMAXでもZoomは1対1のビデオチャット・グループチャットでも高画質レベルではでは使用可能
- 1080p画質でのグループチャットでは使えない可能性が高い
- 安定して使用するのであればクラウドSIMWiFiルーターを推奨
WiMAXがつながるかどうか確認するためには短期間のレンタルサービスがおすすめです。

目次(見たい項目をタップ)
WiMAXのデメリット
まず先にWiMAXのデメリットについて知っておきましょう。
WiMAXはBand41=2.5GHz帯という電波を使います。
この電波は周波数が高くなるほど直進性が増すため、建物の中ではつながりにくい傾向があります。
当サイトの調査では「HOME L02」のみ実用に耐えうる速度でした。
電波状況が気になる方はお試しで契約することも検討してください。

安心して大容量通信を行いたい場合は、クラウドSIMの仕組みを用いたWiFiルーターを使いましょう。
クラウドSIMについては運営する企業によって大きく通信速度が異なります。
下記で実測値を計測したので参考にしてください。

法人向けWiFiルーターであればNTTメディアサプライが提供する「DoRACOON」が最もお勧めです。
クラウドSIMの仕組みを用いたサービスですが、NTTグループが提供するということもあり、回線品質も問題なく、何よりもWiMAXと違って電波状況に左右されることがありません。
当サイトはDoRACOON(ドゥラクーン)正規取次店である株式会社縁人と提携しサービス紹介を行っております。
DoRACOONの申込に関しては当社GreenEchoes Studioと株式会社縁人との提携により、当サイトからお問合せのお客様
条件開示については無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

WiMAXを使ってZoomを行った場合
本項では、前項の数値を元に実際にWiMAXを用いてZoomを使った時のシミュレーションを行います。
用いる数値は当サイトで計測した「WiMAX Speed Wi-Fi HOMEL02」の通信速度とします。

Homel02 | DLSpeed (Mbps) |
UPSpeed (Mbps) |
Ping (ms) |
2020/5/1 23:43 | 54.32 | 1.36 | 57 |
2020/5/1 23:44 | 43.31 | 1.90 | 43 |
2020/5/1 23:45 | 69.54 | 1.24 | 40 |
2020/5/1 23:47 | 103.83 | 2.15 | 49 |
2020/5/1 23:49 | 50.36 | 0.99 | 48 |
2020/5/1 23:49 | 71.40 | 1.29 | 47 |
2020/5/1 23:51 | 80.00 | 6.62 | 38 |

これらの数値の平均を取ると
上り/下り=2.22Mbps/67.54Mbps
となります。
Zoomでの推奨利用速度は1対1でのやりとりでは
高画質:上り/下り=1.5Mbps/1.5Mbps
となっているため、問題なく使うことが可能です。
しかし、1080p画質のグループチャットの場合、受信/発信では
受信:上り/下り=2.5Mbps/2.5Mbps
発信:上り/下り=3.0Mbps/3.0Mbps
となっているため、WiMAXでは使用できない可能性があります。
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1対1のビデオチャットの場合
モバイル端末 | パソコン等 | |
高品質ビデオ | 600Kbps(上り/下り) | 600Kbps(上り/下り) |
HDビデオ | 1.2Mbps(上り/下り) | 1.2Mbps(上り/下り) |
1080pHDビデオ | なし | 受信には1.8Mbps (上り/下り) 発信には1.8Mbps (上り/下り) |
1対1のビデオチャットでは、上記値が必要通信速度となります。
WiMAX:上り/下り=2.22Mbps/67.54Mbps
必要速度:上り/下り=1.2Mbps/1.2Mbps
HDビデオであればWiMAXでも問題なく通信可能です。
しかし、高画質1080pでは若干の不安が残ります。
参考:ZoomFAQ
複数人でのビデオチャットの場合
モバイル端末 | パソコン等 | |
高品質ビデオ | 600Kbps/1.2Mbps (上り/下り) |
600Kbps/1.2Mbps (上り/下り) |
ギャラリービュー | 1.5Mbps/1.5Mbps (上り/下り) |
1.5Mbps/1.5Mbps (上り/下り) |
1080pHD画質 | なし | 受信には2.5Mbps (上り/下り) 発信には3.0Mbps (上り/下り) |
複数人でのビデオチャットでは、ギャラリービューを使用すると仮定します。
WiMAX:上り/下り=2.22Mbps/67.54Mbps
必要速度:上り/下り=1.5Mbps/1.5Mbps
高品質ビデオ、ギャラリービューであればWiMAXでも問題なく通信可能です。
しかし、さらに高画質の1080p画質となるとWiMAXでは通信が困難です。
参考:ZoomFAQ
WiMAXを使用してZoomをする際の注意点
このように、WiMAXでも問題なくZoomを使ったビデオチャットが使用可能ということが分かりました。
しかし、WiMAXでZoomを使用する上で注意すべき点が4点あります。
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お好みのWiFiルーターを条件指定して検索!
上り速度の揺らぎに注意
WiMAXだけでなく、モバイルデータ通信は無線でのやり取りになります。
無線でのやりとりは、光回線での通信と比較するとやはり不安定になりやすいです。
特にWiMAXの場合においては、アップロード速度が遅い傾向があり、若干ではありますが必要最低速度の1.2Mbps~1.5Mbpsを下回ってしまう可能性があります。
快適に通信を行いたいのであれば後述のクラウドSIMWiFiルーターを検討しましょう。
通信可能な時間帯に注意
WiMAXでは直近3日間の合計通信量が10GBを超えると、特定の時間帯に限り通信速度が概ね1Mbps 程度に制限されます。
その時間帯は【18時~翌日2時(最大6時)まで】となります。

恐らくWiMAXを使ってビデオチャットを行うのは日中の時間帯になるため、この影響は少ないと思いますが、夜間は通信ができなくなる恐れがあります。
WiMAXは同時接続台数が多いと低速化する
WiMAXのみならず、WiFiルーターは同時接続台数が多くなるだけ、通信速度がつないだ端末の数で等分されます。
仮に当サイトの計測結果の値で、5台が同時接続すると
WiMAX:上り/下り=2.22Mbps/67.54Mbps
→5分の1になると上り/下り=0.44Mbps/13.5Mbps
となります。
ただでさえ上り速度が遅いWiMAXですので、同時接続台数が多くなるとZOOMの推奨通信速度を下回る可能性があります。
基本的にWiMAXでZoomを使ってビデオチャットを行う際は1端末につき1つのWiMAXが必要です。
上り速度が速いモバイルWiFiルーターであれば、クラウドSIMWiFiルーターの方が良いでしょう。
最近では月間300GB以上の大容量を実現しています。

WiMAXは遮蔽物に弱く離れた場所では通信速度が低下する
無線LANの通信可能距離はどれくらいですか?
見通しの良い場所であれば概ね50メートルまで可能ですが、利用環境により通信距離は変わります。また、WiMAX Wi-Fiゲートウェイからパソコンまでの距離に応じて通信速度が遅くなります。
引用:UQWiMAX FAQ
この回答は「UG01OK」という機種のもののため、HOMEL02には当てはまりませんが、WiMAXの最大通信可能距離は案外広いです。
しかし、WiMAXの使用している電波は遮蔽物に弱いという特性があるため、壁などを隔ててしまうと途端に速度が低下したり、通信そのものが出来なくなる可能性があります。
離れた場所で使う際は、あらかじめどれくらい通信速度が低下するのかアプリで確認しましょう。
(WiMAXに接続したスマートフォン等でアプリを起動し、速度測定を行います。)

WiMAXはテレワークで使えない場合がある
このようにテレワークやオンライン授業等でzoomを用いる際、高画質程度であればWiMAXでも通信は可能です。
しかし、1080p画質でのグループチャットは困難であり、1対1でのビデオチャットも上り速度が不安定になれば途切れる可能性が高いです。
加えて使用環境によっては電波特性で遮蔽物に弱いため十分な通信速度がでない可能性があります。
途切れることなく安心して通信を行いたいのであればワイマックスではなく、クラウドSIMの仕組みを採用したWiFiルーターを検討しましょう。
クラウドSIMWiFiルーターはサービスによって大きく通信速度が異なるため、当サイトで測定した結果を元にサービスを選んでください。

テレワーク向きのアップロード速度が早いクラウドSIMサービス
ここからは当サイトで測定した結果を元にテレワークでも使えるアップロード速度が速いサービスを紹介します。
法人向けWiFiルーターDoRACOON

- 会社歴が長く企業として信頼が厚い
- NTTグループが運営するため安心感がある
- 法人向けWiFiルーターサービス
- データ単価12.6円〜
DoRACOONはNTTメディアサプライが提供するクラウドSIMの仕組みを使った法人専用のWiFiルーターサービスです、
株式会社NTTメディアサービスは1985年設立の超老舗で、何よりもNTTグループと言うことで安心感が段違いです。
今回掲載したのはMAYASYSTEM jetfon P6 OEMを用いたプレミアムプランとなります。
端末代金は契約時に一括支払い(19,800円)だが、月額3,800円で1日10GBまで使用可能です。
ただし、〜5GBまでは高速通信が可能だが、5〜10GBまでは下り速度1〜3Mbpsまで制限、10GB以上は下り速度128kbpsに制限される点には注意が必要です。
法人向け回線を使用しているため通信品質も折り紙つきで、当サイトのスピードテスト結果を見ると、下り上りともに10Mbps程度の速度をキープしている印象です。
やはりアップロード速度が低速になるのがモバイルWiFiルーターの特徴で、テレワークでの使用が困難なサービスも多い中、DoRACOONは安心してビデオチャットを用いたテレワークが可能となっています。
個人での申込みは出来ないが、テレワークを検討している法人、オンライン授業に使用したい地方自治体や学校には最もオススメしたいサービスです。


当サイトはDoRACOON取次店である株式会社縁人との提携により、当サイトからの申込みで限定のスタートアップキャンペーンが受けることができます。
詳細については下記フォームから開示申請(無料)を行ってください。
DoRACOON:月額料金
3800円/月
DoRACOON:初期費用
初期費用:3,000円
端末費用:19,800円
DoRACOON:24か月総費用
94,200円
DoRACOON:日割り計算
あり
DoRACOON:解約違約金
なし
DoRACOON: SpeedRank
測定中
<下り速度中央値>
- A|20Mbps以上~
- B|5Mbps以上~20Mbps未満
- C|10Mbps以上~15Mbps未満
- D|~10Mbps
- 未記載|データなし
<上り速度中央値>
- A|6Mbps以上~
- B|4Mbps以上~6Mbps未満
- C|2Mbps以上~4Mbps未満
- D|~2Mbps
- 未記載|データなし
DoRACOONの申込に関しては当社GreenEchoes Studioと株式会社縁人との提携により、当サイトからお問合せのお客様
条件開示については無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

ZEUS WIFI
- 会社歴が長く企業として信頼がある
- 同時接続台数10台
※下記解説では縛りありプランにフォーカスしています。
2020年3月30日からスタートし、現在では縛り期間の有無が選択可能で、月間20GB/40GB/100GBのプランを揃えています。
縛り期間ありの場合、違約金は2年以内の解約で一律9,800円となっており、他社と違い端末割賦代金がないため良心的な価格設定です。
2年経過後は自動更新なしのため違約金も0円になります。
また、2020年11月5日より全プランで使用できるデータチャージ機能が実装されたことで
2GB/500円、5GB/1,000円でチャージ可能となっています。

肝心の通信速度は現在データ解析中ですが、下り20Mbps、上り8Mbps程度がコンスタントに出る印象となっています。
ZEUS WiFi:月額料金
ー縛り期間ありー
1,980円/月(月間20GB)
2,680円/月(月間40GB)
3,480円/月(月間100GB)
※3か月目まで2,980円
―縛り期間なし―
2,380円/月(月間20GB)
2,980円/月(月間40GB)
4,280円/月(月間100GB)
ZEUS WiFi:24か月総費用
―縛り期間あり―
50,520円(月間20GB)
67,320円(月間40GB)
85,020円(月間100GB)
―縛り期間なし―
60,120円(月間20GB)
74,520円(月間40GB)
105,720円(月間100GB)
ZEUS WiFi:データチャージ料金
2GB/500円
5GB/1,000円
ZEUS WiFi:初期費用
契約事務手数料3,000円
ZEUS WiFi:日割り計算
あり
ZEUS WiFi:解約違約金
ー縛り期間ありー
1か月目ー24か月目:9,800円
25か月目以降:無料
※自動更新なし
―縛り期間なし―
なし
ZEUS WiFi SpeedRank
計測中
- A|下り速度中央値20Mbps以上~
- B|下り速度中央値15Mbps以上~20Mbps未満
- C|下り速度中央値10Mbps以上~15Mbps未満
- D|下り速度中央値~10Mbps
- 未記載|データなし
【公式】ゼウスWiFi
\公式サイトをCHECK!/

まとめ
テレワークやオンライン授業を受ける方であれば、賃貸物件に住んでいる方も多く、固定回線を引く際に工事ができないなど、様々な制約があります。
工事が不要という点では、モバイルWiFiルーターは非常に有効なインターネット通信環境構築手段です。
WiMAXだけでなく、安定した通信を行いたいのであればほかサービスも検討してください。


おすすめWiMAXサービス
→3万円キャッシュバックが受けられ、月額3,609円~使用可能
→初期費用として端末代金がかからず、最新端末に無料で機種変更可能
→契約期間3年
UQWiMAX
→縛り期間なしプランがある(4050円/月)
→2年契約プランでも違約金が1000円と安価(3880円/月)
→端末費用15,000円が初期費用としてかかる
→1年契約プランでも違約金が1000円と安価(3980円/月)
→キャッシュバック15,000円が翌月に受け取れる
→端末費用19,200円が分割でかかる


また、当サイトでは一般には公開されていないUQWiMAXの法人専用特別プランのご案内もしておりますので興味のある方はどうぞ。
※個人契約を行うよりもお得に契約が可能です。


3密を避けるためのビデオチャットツール「Zoom」の特徴

引用:Zoom公式
まずはオンラインビデオチャットツールとして恐らく一番有名であるZoomについてです。
基本となる機能は「インターネット通信を利用して離れた空間をつなげて映像と音声で双方向通信を可能にする」というものです。
基本的な機能については、「パーソナルミーティング」プランで可能、無料で利用することが出来ますが
- 参加者は100人まで
- 1対1であれば無制限にミーティング可能
- グループミーティングは1回40分まで
となっています。
「100人の参加者までホスト可能」という意味は
Zoomアカウントを持っている人が100人まで招待できますよ
ということです。
Zoomの概要は下記の通りです。
<必要データ通信量と通信速度>
サービス名 | 必要速度 (上り/下り) |
データ消費(1時間) |
![]() Zoom |
1.5Mbps / 1.5Mbps | 約700MB/約700MB |
※必要通信速度に関しては複数人でのビデオチャットを踏まえて最も推奨される値を参照