本記事は追記更新を行っております。
- 投稿:2020年5月23日
- 追記修正:2020年9月17日
- 追記修正:2021年2月12日
- 追記修正:2021年3月1日
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2021年2月11日、フジワイファイ契約者に向けて「ソフトバンク回線停波」の案内がされました。
また、クラウドSIMWiFiルーターサービスの一部においても月額料金の値上げがあったことから、再度、再販型ソフトバンクSIMについて動き始めています。
加えて、フジワイファイに対してソフトバンク株式会社がデータ通信量の著しい値上げを通達したことから、フジワイファイがソフトバンクに対しての抗議文が送達されるなど非常にあわただしく動いてきています。
当サイトコンテンツでは再販型ソフトバンクSIMカードの動向について追ってきました。
- ソフトバンクSIMカードは停止していない?「学生に50GB支援」からみる国内データトラフィックの内情
- Youtubeが全世界で標準画質に絞るというトピックスからみるソフトバンク回線の危うさ
- どんなときもwifi以外のクラウドSIMサービスへの影響は…?ソフトバンクSIMカード供給停止を受けて
- ソフトバンクマルチUSIM(F)カード供給停止か?新型コロナウィルスによるトラフィック増大の影響で
- ネクストモバイルパケット無制限プラン受付終了…ソフトバンク回線に何かが起こっている…?
本記事では公式発表ではなく、第三者サイトの記事や、サービス停止事実に基づいて、再販型ソフトバンクSIMについて管理人の私見を述べたいと思います。
目次(見たい項目をタップ)
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フジワイファイ、再販型ソフトバンクSIMについて「停波」のアナウンス
2021年2月11日、フジワイファイについてツイッターでの投稿が目立ち始めました。
SIM 100コース
こんなメールきましたよ
最近重いんだよなぁ…
光にしようかなぁ😔#FUJIWifi#フジワイファイ pic.twitter.com/At6TK5vttk— 裁判傍聴ひとりごと (@CBUx7zzpehFO3Im) February 11, 2021
また、公式サイト上でも一部ソフトバンク回線を使用したプランの終了が案内されています。
上記メールは100GB/200GB上限のソフトバンク回線を使用したフジワイファイサービス契約者に送られている様子ですが、一部契約者にはまだ案内されていないようです。
<新規受付停止>
- ルーター30ギガプラン(ソフトバンク回線)
- ルーター50ギガプラン(ソフトバンク回線)
2021年3月15日新規受付終了
<回線停止でSIMカードの交換>
- 再販型ソフトバンクSIM100GB
- 再販型ソフトバンクSIM200GB
2021年3月1日0時から停波
フジワイファイ側に問い合わせをしたユーザーに関しては、交換後も同様にソフトバンク回線になるとのことです。
Fuji WifiのSoftBank回線が使えなくなると思って問い合わせをしたら違うSoftbank回線になること。しかし、具体的に何が変わるかは教えてくれない。Fuji wifiはもしかしたらグレーゾーンの契約だったのかもしれない#Fujiwifi https://t.co/AHUx1mlmR2 pic.twitter.com/naQMaAi9qy
— Hiro@ (@HKK_note) February 11, 2021
可能性として考えられるのは、法人専用回線契約だった再販型ソフトバンクSIMカードを個人にも貸与してしまっていた可能性です。
交換される回線もソフトバンク回線ということであれば、フジワイファイがすべてのソフトバンク回線契約が打ち切りになるわけではない可能性があります。
フジワイファイ、法人専用の回線を個人貸与か?
FUJI WiFiのSoftBank回線提供打ち切り、既存契約まで剥がされるのか。おそらく、法人向け回線をSoftBankの規約に反して再販提供してたのがバレちゃったんだろうなぁ
— riron博士 @Androidアプリ開発中 (@rironriron) February 11, 2021
再販型ソフトバンクSIMカードには、個人に貸与できるものと、法人のみにしか貸与してはいけないものが存在するようです。
Transfone WiFiというサービスの申し込み情報を見るとソフトバンクの正規回線を使用しており、法人専用の申し込みと案内されています。
100GB/200GB プランの契約者において、停波メールが案内されている人とそうでない人が混在しているため、一部ユーザーに対して法人専用契約のSIMカードが渡ってしまっていた可能性があり、これをソフトバンク側が問題視したものと考えています。
再販型ソフトバンクSIM、2021年3月から卸値条件の変更か?
フジワイファイの新規申込が停止するルーター付き30GB/50GBプランだけでなく、2021年2月から値上げした再販型ソフトバンク回線を使ったサービスが存在します。
<値上げしたサービス>
- MUGEN Wi-Fi
|月額3,355円(税込)→3,718円(税込)
- どこよりもWiFi
|月額3,388円(税込)→3,718円(税込)
- それがだいじWi-Fi
|月額3,575円(税込)→3,718円(税込)
※クラウドSIMの仕組みを用いたモバイルWiFiルーターサービスの多くは再販型ソフトバンクSIMを用いていると考えられます。
フジワイファイの件や、今回のクラウドSIMWiFiルーターの値上げを考えると、ソフトバンクもしくは卸売業者との間で何かしらの条件変更があったのは確かでしょう。
今回の一部フジワイファイのソフトバンク回線を使ったサービスが停止になる件と、30/50ギガルータープランが新規受付停止になるのは別の事象の可能性が考えられます。
ルータープランが新規受付停止となるのは、この値上げの影響がありそうです。
値上げについては、フジワイファイの公式サイトにより明言され、これを「到底受け入れられない」とする抗議文が出される事態となっています。
2020年3月の再販型ソフトバンクSIM条件変更による影響
2020年3月にも恐らく再販型ソフトバンク回線を使用したサービスの変更が相次いだことも考えると、ソフトバンク再販型サービスは恐らくは決算を控えた3月に卸値価格の見直しや変更があるものと思われます。
2020年3月以降、これに端を発してどんなときもWIFIや限界突破wifiが大規模な通信障害に陥り、その他パケット無制限を謳うサービスは新規受付を停止、2020年8月以降パケット上限を設けて再スタートしています。
同様にフジワイファイをはじめ、他再販型ソフトバンクSIMカードのレンタルサービスについても価格変更を余儀なくされました。
「神SIM」などはサービスを終了しています。
そもそも「再販型」ソフトバンクSIMとは何なのか?
そもそも再販型のソフトバンクSIMとは何なのでしょうか。
筆者もその契約者の一人ですが、数多くの再販型SIMを契約してきてわかったのは、ソフトバンク再販型SIM=マルチUSIM(F)というカードだということです。
通常のソフトバンク製のSIMカードであればそのSIMカードが他の端末で使用できないように、端末の製造番号(IMEI番号)以外で使えないように紐づけされています。
ソフトバンクのandroidスマートフォンを購入して、そのSIMカードを他のSIMフリースマホで使おうと思っても使えないのはこのIMEIロックがかかっているためです。
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この場合(Android SIMをSIMフリーで使いたい場合)はソフトバンクショップでSIM変更(交換手数料3000円)の手続きをすることでマルチUSIM(F)カードに変更してもらうことが出来ます。
マルチUSIMカードは
- スマートログイン設定ができない
- Yahoo!プレミアム無料・Yahoo!ショッピングポイント1特典が付かない
- おうち割 光セットの割引が付かない
というデメリットがあります。
キャリア回線をそのまま使えるなんて言うことが実際にあるのか…?
自社で通信網を持っている回線事業者をMNO,それらから回線を借りてサービスを提供している事業者をMVNOといいます。
https://greenwaves.jp/mvno-syurui/
再販型ソフトバンクSIMカードは、ソフトバンクのキャリア回線をそのまま使えるため、MVNOに見られがちな混雑時の回線速度低下が少ないとのことです。
要するに、WiMAX同様にソフトバンク側が「単純再販型」という形で他業者に提供しているものは「再販型ソフトバンクSIMカード」であり、キャリア生回線を使用できる代わりにそのサービス内容についてはキャリアのサービスに帰属します。
再販売ということは仕入れ業者と販売御者が存在する
これら再販売型のSIMを販売している事業者のサイトをみても「ソフトバンク正規代理店」等の記述は見当たりません。
UQWiMAXであれば、UQコミュニケーションズ株式会社の代理店であることが明記されています。(サイト上にUQWiMAXロゴがある)
株式会社グッドラックは、先の行政指導を受けて、ソフトバンクSIMカードの仕入れ先を「兼松コミュニケーションズ」ということを公表しました。
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ここから仕入れることで、再々販売をしているという仕組みになっています。
今後懸念されるのはSoftBank on LINEリリースによる再販型サービスの終了
引用:https://www.softbank.jp/mobile/special/softbank-on-line/
今回の規約変更について頭をよぎるのは、ソフトバンクが2021年3月にリリースを予定している「SoftBank on LINE」(SOLと記載)です。
月額2,980円/月間20GB上限/通話は5分間まで無料ということに加えて、LINE全般サービスのパケットカウントフリー(一部を除く)となっており、同様価格帯で販売している再販型ソフトバンクSIMサービスに関しては、SOLの競合となり得ます。
ソフトバンク回線をそのまま使えて且つ、大容量通信が安価にできることで人気を集めていた再販型ソフトバンクSIMサービスですが、SOLのリリースを受けて終了することが懸念されます。
仮に再販型ソフトバンクSIMが終了するとなると、影響を受けるのは同SIMカードをレンタルしている事業者だけでなく、再販型ソフトバンクSIMを使ったソフトバンク回線に依存しているクラウドSIMWiFiルーターについてもサービス提供が困難になる可能性があります。
今回の一件が「うっかり法人専用回線を個人に貸してしまった」というフジワイファイのみの事案であれば問題はなさそうですが、そうでない場合は非常に多くのサービスが営業停止に追いやられることとなります。
2021年3月2日追記
上記内容が現実のものとなりつつあります。
やはり2021年3月17日にサービスインする「LINEMO」と「メリハリ無制限」の通信帯域確保の優先するべく、再販型ソフトバンクSIMカードを潰しにかかっているように思います。
ですが、企業とすれば自社卸サービスが自社よりも安価となっており、自社サービスの優位性が保てないのであれば終了しても致し方ないと思います。
やはり何かに依存するサービスは提供元に従う以外に方法はないようです。
当サイトでは引き続き再販型ソフトバンクSIMの動向について調査していきます。
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