2021年3月11日、ツイッター上でギガトラWiFiの利用者に向けたメールが公開されました。
メール内容は「回線元による命令によりデータ通信量の規制要請がありました。」というものです。
3月13日には明確に「2021年4月1日~5月末日に月間50GBにパケット上限を引き下げる」と再度通達がありました。
ギガトラWiFiが利用しているのは、ソフトバンクが自社回線をそのまま卸売りしている「再販型ソフトバンクSIMカード」によるソフトバンク回線です。
ギガトラWiFi利用者向けのメールによれば、今回の規制はギガトラWiFiだけでなく、回線元に関わるWiFi全社が順次規制がかかるとのことです。
フジワイファイが一番に声を上げた「再販型ソフトバンクSIMカード値上げによる問題」はいよいよ「再販型ソフトバンクSIMカードの終焉」に向かう展開となってきました。
目次(見たい項目をタップ)
再販型ソフトバンク回線を使ったギガトラWiFi、データ通信量の規制をアナウンス
悲報
ギガトラWiFi 死す pic.twitter.com/EqXNXNGdAR— おとーふ (@otofu_kusonemi) March 10, 2021
こちらのツイートによると、ギガトラWiFi側からデータ通信量の制限についてアナウンスがあったようです。
回線元=ソフトバンクからの命令により、データ通信量が規制されるとのことです。
規制後の使用可能容量については不明ですが、2021年4月1日よりこれまでの通信ができなくなる可能性があるためユーザーに事前告知したという経緯のようです。
この規制に伴い解約申請も受付けるとのことです。
ギガトラWiFiの月間通信容量は100GB程度
ギガトラWiFiの通信容量は明確にはアナウンスされていません。
回答.A.1日〇GBまでといった縛りもなく、原則としてはデータ利用量の上限はありません。ただし通信品質およびネットワーク利用の公平性確保のために一定期間に大量の通信をご利用される一部のお客様に対して通信速度の制御を実施いたします。
引用:https://www.gigatora-wifi.com/
通信速度の制御が実施されますと128kbpsへと低速化になり、データ通信量のリセットは毎月1日で御座います。
しかし、実際のクチコミを参考にすると、月間100GB程度が速度制限目安となっているようです。
単一プランしか用意がなく、その上で「今までの使い方ができなくなる」というアナウンスがされていることから、月間100GB以下の上限になる可能性が濃厚です。
→月間50GBに制限されることが決定しました。
クラウドSIMモバイルWiFiルーターはじめ多くのサービスが壊滅状態に陥る可能性
これまでにフジワイファイも再販型ソフトバンクSIMカードの卸値の大幅な値上げにより運営が困難になる可能性を公式サイト上でアナウンスしており、抗議文も送っています。
ユーザーに対して消費者庁に対してクレームを進言してほしいととれる旨も記載されていることから、ただごとではないことが容易に想像できました。
今回、ギガトラWiFiのユーザー向けアナウンスでは
今回の規制は弊社のみが特別措置を受ける訳ではなく、回線元に関わるWiFi全社が順々に規制が入る予定で御座います。
としており、フジワイファイやギガトラWiFiだけでなく、再販型ソフトバンクSIMカードを用いて通信を提供している全事業社が規制対象となることを示しています。
一番の懸案事項がクラウドSIMの仕組みを用いたモバイルWiFiルーターサービスです。
「トリプルキャリア対応」としているものの、実際にはソフトバンク回線につながることが非常に多いと言われており、サーバー上に挿入されているSIMカードの大半はおそらくはソフトバンク(もしくは卸売り事業者)から仕入れた再販型ソフトバンクSIMカードの可能性が非常に高いです。
クラウドSIMの仕組みとしては、クラウドサーバーに挿入された物理SIMカードの合計容量を契約者でシェアする形とみられており、1枚あたりのパケット上限が仮に半減した場合、ユーザーが使える容量自体も半減する可能性があります。
半減で済めばいいですが、これが4分の1や5分の1となった場合、サービスの継続自体が困難となるでしょう。
また、サービスが継続できたとしても月間パケット上限の大幅な見直しや料金の値上げがされることとなるでしょう。
背景には「LINEMO」「メリハリ無制限」「自社データSIM」のリリースか
ソフトバンクは2021年3月17日からサブブランド「LINEMO 」とソフトバンク「メリハリ無制限」をリリースします。
合わせて月間50GB上限のデータSIMカードもリリース予定です。
\あなたにぴったりが見つかる/
スマホ乗り換え相談所▶▶
再販型SIMカードに関しては、自社が提供する回線と同品質にもかかわらず自社が提供するサービスよりも安価というのが最大の特徴です。
今回の3つのリリースで
- 競合サービスの影響力の排除
- 自社目玉サービス提供に伴う回線帯域の確保
のために再販型ソフトバンクSIMカードサービスの規約変更を行っている可能性が考えられます。
恐らくはXデーとなるのは2021年3月17日以降となると考えています。
新生活商戦に大打撃か?無難なのはやはりWiMAXとなるか
当サイトでは以前から再販型ソフトバンクSIMカードについて追ってきました。
WiMAXが5G対応! 対応バンドが増えて従来の「屋内での繋がりにくさ」が改善されました。
月額料金:4,818円(税込)
昨年も同時期に大規模な価格改訂が行われており、再販型ソフトバンク回線を使用したサービスは軒並みサービス変更を余儀なくされました。
モバイルWiFiルーターに関しては、大容量通信がキャリアよりも安価に可能ということに加えて、工事が不要ということで新生活を始める学生や社会人に非常に人気があります。
また、自宅に回線工事事業者を入れたくない女性の方でも気軽に契約できるというのも魅力だと伺っています。
そんな中、このニュースです。
大変残念ですが、これからモバイルWiFiルーターを契約される方に関しては、ソフトバンク回線を使用したサービス(ポケットWiFi、クラウドSIM)に関しては契約は控えた方が良いでしょう。
WiMAXに関しては3日で10GB以上使用すると速度制限がかかることが有名ですが、午前2時〜午後6時までの間は制限の対象にはなりません。
ようするに制限中でも日中の通信は問題なく使用できます。
当事業でおすすめしているのは本家UQWiMAXと違約金が1,100円(税込)と良心的でキャッシュバックが翌月に受け取れる
BIGLOBE WiMAX 2+です。
下記記事でも解説していますので参考にしてください。