
2020年5月19日から新規受付を停止しています。
2020年6月30日追記
GMOインターネット株式会社が当サイトの取材に対して回答されました。

2020年3月23日~GMOインターネット株式会社が運営するレンタルモバイルルーター事業「GMOとくとくBB」より、ギガゴリWiFi”ワールドプラン”の予約受付を開始しました。
4月8日から順次発送手配となります。
次世代通信「クラウドSIM」を採用した端末を使用し、ソフトバンクの電波以外にもドコモ・auの電波を使用して通信できる「トリプルキャリア対応」を一番の特徴としています。
どんなときもwifiの通信障害はソフトバンク回線のSIM供給停止したたことにより起こっているのを考えると、公式コメントに「ドコモ・au回線にもつながる」と書かれてある点で非常に興味があります。
本来のクラウドSIMのあるべき姿なのではないでしょうか。
本記事では、GMO様への直接インタビューを踏まえて、その魅力を紹介していきます。
- 月額料金3,460円
- 2年契約
- 契約期間内での解約違約金一律9,000円(税抜)
- クラウドSIM採用(端末:GlocalMe U2s)
- ソフトバンク回線がメイン(ドコモ・au回線にも繋がる)
- パケット無制限
- サービス提供:4月8日より順次発送
目次(見たい項目をタップ)
どんなときもwifiと何が違うのか?GMO担当者様へのインタビュー

どんなときもWiFiや限界突破WiFiの通信障害を受けて、パケット無制限レンタルWiFiルーターサービス、クラウドSIMについて疑惑の目が向けられている中でのリリースとなったギガゴリWiFiワールドプラン。
新型コロナウィルスという”天災”が理由での通信障害だったとしても、使っているユーザーとしては、生活インフラの一つを絶たれてしまったことで、非常に困惑していることと思います。
またuCloudlinkからの4月3日に公式に声明が出されており「CloudSIMプラットフォームや通信端末自体は全く問題なく稼働していることをここに声明します」としています。

>クリックして拡大
引用:uCloudlink
こうして考えるとやはり、クラウドSIMの仕組み自体に問題はなく、サービスを提供する国内販売代理店の方に問題があったように思います。
新規にクラウドSIMを契約しようとしているユーザーや上記サービスからの乗り換えを検討しているユーザーが一番知りたいのは「安心できるサービスかどうか」ということです。
当サイトとしても、信頼できるサービスでないと紹介できません。
やっぱり、ギガゴリWiFiも「どんなときもwifi」と同じように通信障害が起こるのでは…?
一番知りたい内容はこれでしょう。
クラウドSIMという仕組み自体はuCloudlink社の技術を用いているため、この点についてはどんなときもwifiと変わりありません。
uCloudlink社は技術の提供をしているだけですので、国内の通信状況に関しては代理店に一任しているとの回答をuCloudlink担当者様から直接いただいております。
それを踏まえて、
「本当に安心できるサービスかどうか」GMO担当者様に直接聞いてみました。
その場所で最もいい電波で通信できるわけではない

クラウドSIMWiFiルーターの多くは、(ソフトバンク回線のみにつながると公言しているよくばりWiFiを除いて)
ソフトバンク/ドコモ/auのネットワーク・LTE回線に対応。ご利用いただくエリアや建物の環境によって最適な通信キャリアの回線を自動で掴みます。
というのが一番のうたい文句となっています。
しかし、ギガゴリWiFiワールドプランでは
通信に使うメイン回線はソフトバンク回線となっています。
メイン回線であるソフトバンク回線に繋がらない際は、au、ドコモの回線に繋がるという仕様でございます。
ということで、他社とは大きく異なっています。
- メインで繋がる回線はソフトバンク回線
- メイン回線が繋がらない場合のみドコモ・au回線
また、どんなときもwifiの通信障害で見られた、楽天モバイル回線やmineo回線等のMVNO(大手キャリアから帯域を貸与してもらっている低速になりやすい回線)につながる可能性についても
ギガゴリWi-Fiワールドプランにつきましては、
MVNOのキャリアから借用している回線に繋がるわけではござい
ドコモ、auのスマートフォンがご利用いただけるエリア内でござ
とはっきり否定されました。
ソフトバンク回線が繋がらなくても、低速回線にはつながらないということですね。
どんなときもwifiとはサービス提供元が違う

クラウドSIMは、あらかじめデータを購入し、ユーザーに配分する仕組みで名目上「パケット無制限」を実現しています。
<PR>
![]() |
![]() |
【公式】enひかり ☆契約期間がないから違約金なし ☆UQモバイルユーザーは月額費用割引! |
【公式】おてがる光 ☆契約期間がないから違約金なし <下記から選べる特典> ☆最大12か月月額間500円引き ☆基本料金最大2か月無料 ☆開通までの期間モバイルWiFi貸与 ☆工事費5,000円 ※期間限定のためご注意ください。 |
データの枯渇を府すぐために絶えずデータ購入を行うという、「企業努力」によって成り立っている仕組みです。
上記図では、uCloudlink社と直接国内販売代理店が契約する図となっていますが、どうやらuCloudlink社と国内販売代理店の間にもう一社販売代理店があるようです。

サービス提供元が異なるため同じ仕組みではございません。
という回答からSIMカードの調達経路が異なるということと推察されます。
今回のどんなときもwifiの通信障害については、ソフトバンク回線をメインに使っていたところ、ソフトバンクSIMカードの供給が停止したことで起きました。
SIMが調達できる=通信障害になりにくいということが考えられます。
それでも通信障害に陥った場合は…?
今回のクラウドSIM通信障害騒動は何もクラウドSIMの仕組みが悪いわけでも、サービス提供元が悪かったわけでもありません。
天災による通信障害と言っても過言ではないでしょう。
(限界突破WiFiとどんなときもwifiでは、その後の対応に差が出ましたが…)
仮にギガゴリWiFiでこのような通信障害に陥った場合は
万が一、通信障害などが発生した場合には然るべき対応を取らせていただきます。
とご返答いただきました。
<PR>
お好みのWiFiルーターを条件指定して検索!
以上を踏まえ得ても、ギガゴリWiFiワールドプランは
ユーザーファーストのサービスであることは間違いないようです。
ギガゴリWiFi「ワールドプラン」とは

かねてより「ギガゴリWiFi」では、既存のソフトバンク回線を使用したレンタルWiFiルーターサービスを提供しています。
プランは20GBプラン/月額2,350円、30GBプラン/月額2,650円、契約期間は1年間の自動更新制、2年目からはそれぞれ月額料金が450円(20GBプランは500円)値上がりするという料金設定になっています。
※50GB超プランは新規受付終了
初回契約手数料3,000円、1年以内の解約では違約金として9,000円がかかります。
(ワールドプランに関しては2年縛りの自動更新制)
今回はその2つのプランに加えて、パケット無制限使い放題の「ワールドプラン」が加わることになります。
ギガゴリWiFiはGMOインターネット株式会社が運営
ギガゴリWiFiワールドプランはGMOインターネット株式会社が運営しています。
東証一部上場、インターネット関連事業を手掛けて29年の歴史を誇る大企業です。
サービスとしての信頼性は抜群でしょう。

会社名 | GMOインターネット株式会社 (英文表記:GMO Internet, Inc.) |
---|---|
設立 | 平成4年5月24日 |
代表取締役 | 代表取締役会長兼社長・グループ代表熊谷 正寿 |
所在地 | グループ本社 〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー 4~14階・総合受付11階 TEL 03-5456-2555(代表番号) 03-3461-2222(株主・投資家の皆様) FAX 03-5456-2556グループ第2本社 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号 渋谷フクラス 9~16階・総合受付15階大阪 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪タワーB23階北九州 〒802-0003 福岡県北九州市小倉北区米町1-1-21 大分銀行・明治安田生命ビル 4階宮崎 〒880-0806 宮崎県宮崎市広島1丁目18番7号 大同生命宮崎ビル 6階 |
ホームページ | https://www.gmo.jp/ |
事業内容 | インターネットインフラ事業 インターネット広告・メディア事業 インターネット金融事業 仮想通貨事業 |
資本金 | 50億円 |
株式 | 東京証券取引所 第一部上場(証券コード9449) |
従業員数 | 6,058名(社員 5,305名 / 臨時従業員 753名) |
事業者番号 | 届出電気通信事業者 A-04-531 |
ワールドプランの月額料金と契約(縛り)期間
ワールドプランは月額3,460円で提供され、契約期間は2年間となります。
他社のクラウドSIMプランと比較すると、若干割高となっています。
契約期間内の総費用は下記の通りです。
ギガゴリWiFiワールドプラン費用 | |
月額費用 | 3,460円 |
契約期間 | 24カ月 |
初期費用 | 3,000円 |
24か月総費用 | 86,040円 |
2年以内の解約には一律9,000円の解約違約金が発生します。
ギガゴリWiFiワールドプラン違約金 | |
1-24カ月以内※1 | 9,000円(税抜) |
更新月(25か月目)※2 | 0円 |
※1契約満了月の翌月以外に解約された場合は、解約違約金が発生い
※2契約更新月の20日までの間に所定の解約申請もしくはサービス
また、オプションとして
- 安心サポート 月額300円(故障対応)
- 安心サポートワイド 月額500円(故障+水没対応)
があり、加入時は修理費用が掛かりません。
また、端末レンタルと同時申し込みで最大2カ月オプション料金が無料となります。
ワールドプランの採用端末
ワールドプランで採用される端末はuCloudlink社が販売している「GlocalMe U2s」を採用しています。
他のクラウドSIMWiFiルーターで最も多く採用している端末となります。

GlocalMe U2s仕様
重量 | 151g |
端末サイズ | 127×65.7×14.2mm |
連続通信時間 | 約12時間 |
他端末への給電 | 不可 |
下り最大 | 150.0Mbps |
上り最大 | 50.0Mbps |
対応Band | LTE:1/2/3/4/5/7/8/9/17/19/20/ 38/39/40/41 |
付属品 ※本製品には充電器が付属されておりません。(下記ACアダプタを参照) |
MicroUSBケーブル(充電用) |
ACアダプタ | 2.0A以上の高出力のACアダプタを推奨。 お客様側でご用意いただくか、申込みフォームにて専用充電器の販売もあります。 |
同時接続台数 | 最大5台まで |
実売価格 | 18,000円程度 |
U2sの特徴としては、連続通信時間は12時間と比較的長く、薄型スリムで携帯性に優れている点があります。
また、画面がついていないシンプル設計のため、画面割れのリスクがありません。
設定は接続したスマートフォン等で行うことが出来ます。
注意点は、ACアダプタが同梱されていないため、別途自分で2.0A以上の高出力アダプタを購入する必要があります。
一方でデメリットとしては、同時接続台数が5台と少ないため、ホームルーターとして使用するには少ない印象です。
また、有線LAN接続が出来ず、クレードルも用意されていません。
同時接続台数を増やし、有線LAN接続をするには別途中継器を用意する必要があります。

WPS接続機能はついていません。
故障時に別途端末を購入するもしくは補償にて配送してもらう必要あります。
自分で用意した場合は、IMEI番号の設定をサービス提供社にしてもらう必要があります。
ワールドプランの通信速度
リリース前なので通信速度についての詳細はまだ不明ですが、当サイトで行ったクラウドSIMWiFiルーターの速度調査を参考にすると平均30Mbps程度と思われます。
しかし、これはソフトバンク回線での速度なので、ドコモ、au回線での速度はもっと上がる可能性があります。
ワールドプランの支払方法
サービス提供時はクレジットカードのみとなっています。
口座振替対応に関しては現在はアナウンスされておりません。
今後の対応が期待されます。
ワールドプランの海外使用について
クラウドSIMWiFiルーターのメリットの一つとして、渡航先の海外でも面倒な手続きなしてそのまま使用できるというメリットがあります。
海外で使用する場合は下記料金が適応されます。
ギガゴリWiFiワールドプラン海外利用料金 | |
アジア17か国 | 850円/1GB/日 |
アジア以外の115か国 | 1,250円/1GB/日 |
※上限を超えた場合、翌日まで最大384kbpsの速度制限が生じます。
ワールドプランのサービス提供時期
ワールドプランは3/23〜予約受付、4月8日から順次発送となっています。
現在お使いのサービスを3月末で解約となると若干の空白期間が生じる可能性があります。
ギガゴリWiFiワールドプランは価格以上に最も信頼できるサービス

他社と比較すると、決して月額料金が安いサービスではありません。
24カ月間の総額で86,040円というのは強気の価格設定です。
しかし、どんなときもwifiや限界突破WiFiの通信障害を受けて、安いことがすべてではないということが分かりました。
ギガゴリWiFiワールドプランを選ぶ意味は「安心と信頼」だと思います。
ユーザーを縛る違約金についても、2年間変わらず9,000円というのは、どんなときもwifiの半額以下です。
どんなに安いサービスでも、通信障害が起こってしまうのであれば使っている意味はありません。
通信は生活インフラの一部です。
ガスや電気、水道と言った当たり前に提供されているものと同じと考えれば、いくら安くても障害が起きるライフラインは選ばないはずです。
価格以上にこのサービスの価値を見いだせる人に選んでほしいですね。


