2020年8月24日追記
どんなときもwifiがパケット無制限サービスの完全終了を発表しました。
サービス終了と受けて、契約者には順次「代替プラン」の案内をメールや電話で行うとされています。
また、代替プランに納得できなかった場合、違約金免除での解約が可能となります。
その場合、9月10月分の請求が発生するため、早急に解約したい方はお客様ページから違約金免除での解約手続きが可能です。
https://greenwaves.jp/donna-migration/
2020年7月18日追記
株式会社グッドラックが運営する「どんなときもwifi」に対する行政指導について、グッドラックから再発防止措置策の報告がありました。
https://greenwaves.jp/goodluck-gyouseishidou-houkoku/
管理人コラムです。
生きているといろいろなことがあります。
急にサイトがペナルティを食らったり、妻に急に構ってもらえなくなったり、子供がかわいすぎだったり、新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るったり…。
まぁ私的なことは置いておいて、最近話題に上ったのはどんなときもWiFiが大規模な通信障害に陥り、ユーザー補償として繋がりにくいなどの不利益を被った利用者に対して、違約金免除での解約を提示したことです。
https://greenwaves.jp/donnatokimo-error/
上記出来事は2020年2月21日~29日までの通信障害に対する補償です。
3月に起こった通信障害については、2020年4月2日の追記執筆現在も続いており、どんなときもWIFIを運営している株式会社グッド・ラックからの公式回答はありません。
2020年3月30日付けの公式発表では、4月1日から問題なく使用でき、通信障害が起こった際には違約金無料での解約も示唆、通信障害とみなす条件までも詳細に記載されてあったのですが…
https://greenwaves.jp/donnna-genkai-error/
さて、2019年ころから増えてきたレンタルWiFiルーターの「パケット上限なし」を謳うサブスクリプションサービスですが、今回の件で「パケット無制限を謳うレンタルWiFiルーターサービスの問題点」が浮き彫りになりました。
本記事ではどんなときもwifiが通信障害に陥って「パンク」してしまった理由について考察していきます。
なお、本記事の考察は私的見解の範囲で記載しますので提供しているサービス事業者の思惑とは異なる場合があることをご了承ください。
*記事概要*
- どんなときもwifiがパンクしたの理由の一つは、用意したデータ量を超過してしまった可能性があります。
- 信頼できる「パケット上限のあるWiFiルーターサービス」を選びましょう。
追記:2020年6月19日どんなときもwifiの運営元である株式会社グッドラックに対して総務省からの行政指導が行われました。
https://greenwaves.jp/goodluck-soumusyoushidou/
目次(見たい項目をタップ)
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クラウドSIMwifiルーターサービスは「販売代理店契約」
実はどんなときもWIFIをはじめ、数多く出てきている「クラウドSIMの仕組み」を利用したレンタルWiFiルーターサービスは中国に拠点を置くuCloudlink社と販売代理店契約を結ぶことでエンドユーザー(私たち一般ユーザー)に提供されています。
ここで注目してほしいのが、uCloudlink社と販売代理店との間では「データを購入している」という点です。
追記:各社へのヒアリングで、uCloudlink社と国内の販売代理店の間に、もう一社入っている可能性があることが判明しました。
この元締めともいえるところがSIMカード等の仕入れを行っていることと思われます。
実はパケット無制限サービスは存在しない?
「パケット無制限」を謳うサービスの中には実は月間でのパケット上限が存在する事業者もありましたが…現在では削除されています。
他にも当サイトではいくつかのパケット無制限WiFiルーターサービスを紹介していますが、速度制限に関してはどんなときもWiFi同様に
国内外の通信会社では、ネットワーク品質の維持および公正な電波利用の観点から、著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当のお客様に対し通信速度を概ね384Kbpsに制限する場合があります。また違法ダウンロードなどの不正利用の疑いがある場合、ご利用停止を行う場合があります。
引用:どんなときもWIFI
とあります。
\ahamo対応決定/
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- dカード GOLD:+5GB
※2021年9月提供予定
★dポイント還元★
毎月のdカード GOLDのご利用金額の3,000円(税込)を上限に10%dポ
※2021年3月26日~
ドコモユーザーは「dカード GOLD」がお得!
違法ダウンロード等の不正利用に関しては著作権侵害にあたるデータをP2P等のソフトでダウンロードすることが当たると考えられますが
著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信
については、「どれくらい」という目安は私が見てきた限りでは明記しているところはありません。
話を冒頭に戻すと、国内の販売代理店はuCloudlink社から「データを購入」しています。
公式サイトから引用した画像にも明記されています。
引用:uCloudlink
中央にしっかり「データ購入」と明記されています。
よって、実際には販売代理店側が購入したデータを契約したユーザーが使う形となっているため、データ上限を超えてしまえば速度制限がかかってしまうという仕組みになっています。
よって、実際のところはパケット無制限のサービスはクラウドSIMwifiルーターにおいては存在しないということになります。
どんなときもWiFiが通信障害に陥ってパンクした理由
どんなときもWIFIの通信障害は何もこれが初めてではありません。
公式サイトの利用者向けの「お知らせ」ページを参考にすると
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- 2019年8月31日~9月3日
- 2019年11月25日
- 2020年2月21日~29日
- 2020年3月19日~現在進行中
の4回起こっていることが分かります。
今回パンクした理由は恐らく
どんなときもWIFI側が購入したデータ量上限を超えたユーザーが通信を行った
ことだと考えています。
「繋がらない」のと「繋がりにくい」では明確に差がある
私も2019年6月からどんなときもWIFIユーザーなのですが、やはり1回目、2回目の通信障害に遭遇しました。
1回目の通信障害の原因は
今回の事象はクラウドサービス特有のものとなり、どんなときもWiFi以外のクラウドサービスにおいても同時に同様の事象が発生していたことを確認致しました。
引用:どんなときもwifi
ということで、クラウドサーバーがダウンしてしまったことにより、すべての通信が「全く使用できない=繋がらない」状況になりました。
冷静に考えてみると、1回目の通信障害の原因が「どんなときもWiFi以外のサービスにも…」という文言があるため、クラウドSIMの技術提供元であるuCloudlink側の障害だった可能性があります。
クラウドSIMサーバーに関しては、サービス毎で個別のクラウドSIMサーバーを所有していると考えるのが通常です。
そう考えないと、どんなときもWIFI以外のクラウドSIMを使ったサービスにも影響が出るからです。
ですが、今回の通信障害はどんなときもwifiばかりが顕著となっています。
話を戻すと、今回の通信障害は「繋がりにくい=速度は遅いが繋がる」という状況でした。
ちょっと繋がります。
そして、3月1日には障害が解消したかどうか分かりませんが問題なく繋がるようになりました。
(一部ユーザーでは別の障害?で繋がらない問い合わせが多くあったようですが)
キャリアでもそうですが、多くの場合使用したパケット通信量がリセットされて低速化が解除されるのは「月初め」だということはご存知のことと思います。
あくまでも想像の域を出ませんが
- どんなときもWIFI側が購入したデータ上限よりもユーザーが使用したデータ量を上回った結果、速度制限が生じ、月が替わったことで利用したパケット上限もリセットされた
- →結果として通常速度に戻った
と考えると、今回の通信障害のつじつまが合ってしまいます。
どんなときもWiFiはラーメンの玉数の用意を間違えてしまったのか
サブスクリプションという言葉が一般的になってしばらく経ちました。
当初はアドビのソフトウェアが月額定額制で使えるというところからスタートし、マイクロソフトオフィスも「office365」で月額定額制サービスを始めました。
最近ではソフトウェア業界だけでなく、飲食店にまでサブスクの波が広がってきています。
ラーメン屋さんのサブスクリプションビジネスモデルは簡単にいうと
月額○○円のラーメンチケットを販売し、1日1杯まで無料
というようなモデルとなっています。
仮にラーメン1杯が500円、月額食べ放題チケットが10000円だったとしましょう。
毎日その店に通っている常連客であれば、
500円×30日=15000円
となり、ユーザーは5000円分=ラーメン10杯分得をするという恰好になります。
しかし、仕事が忙しかったり、体調が悪かったり、今日はラーメンの気分じゃないなぁなんて日は当然行きません。
仮に1か月15杯しか食べなかったとすると
500円×15=7500円
となり、ラーメン屋さんは2500円の儲けになります。
非常にざっくりですが、こような仕組みで「儲け」を出すビジネスモデルが「サブスクリプションビジネス」です。
これをレンタルWiFiルーターサービスに置き換えましょう。
データ量=ラーメンの玉数
です。
ラーメンがなくなれば提供できません。
同様に購入したデータ量がなくなればユーザーに提供できません。
「月額3000円でパケット上限なし」と設定
事業者側に利益がでるパケット通信量が100GB
だったとします。
そのユーザーが仮に150GB使ってしまったとしましょう。
そうなると50GB分多くデータを提供しなくてはいけません。
レンタルWiFiルーターサービスのサブスクリプションビジネスモデルは必要であろうデータ量を購入して、ユーザーに配分するというモデルだと考えらえます。
ある程度購入するデータ量に余裕をもって購入しているはずですが、仮に今回のコロナウィルスの影響で自宅で映画を見る人が多くなったり…契約者数が当初の予想よりも多くなってしまって急激にデータ通信量が多くなってしまったら…
追加でデータ購入をしないかぎり、パンクしてしまうのは想像に易しいでしょう。
これも執筆次点では分からなかった状況ですが、どうやらソフトバンクSIMの供給が停止したことによって、追加でSIMカードが用意できない=データ購入が出来ないという状況になってしまったことが判明しました。
これによって、他のクラウドSIMサービス(確認している時点ではよくばりWiFi・どこよりもWiFi・THE WiFiなど)にも少なからず影響が出ていた様子です。
追加でデータ購入が出来ないと判断した運営側は、状況を明るみにすることなく、「回線休止」の方針を打ち出し、ユーザーに回線の利用をやめてもらう代わりに使用できない期間の日割り分を返金するという措置をとってデータ容量の枯渇を防止し、残ったユーザーへの通信トラフィックを確保するという対策を取りました。
https://greenwaves.jp/donnatokio-kaisenkyuushi/
これが功を奏してか、3月末の時点では高速通信ができるようになったユーザーがいる一方で、外れSIM(=クラウドSIMサーバー上にあるデータ容量がなくなり低速化したSIMに繋がる)をつかんでしまいほとんど通信速度が出ないユーザーが多数いらっしゃったようです。
Twitterでは「回線ガチャ=データ容量があるSIMカードに繋がるまで電源オンオフを繰り返す」という言葉がどんなときもWIFIユーザーの中で話題となるような炎上っぷりを見せていました。
どんなときもWiFiの回線ガチャで楽天は最弱のレア回線だと思ってたけど、この時間なら45Mbps出るのか。悪くないだろう。 pic.twitter.com/9CVUAd11mb
— わせだ (@waseda) March 24, 2020
電話出ないなぁ。通信障害の証明ってどうするんだろう?後出しジャンケンしてくるかな?回線ガチャに電話ガチャ、最後は証明ガチャからの解約ガチャかな。だからグッドラックなんだな。#どんなときもWiFi
— peco-harapeco/観測者/観測部 (@PHarapeco) April 2, 2020
当然のごとく、サポートセンターへは多数のメールや電話での問い合わせが殺到していることでしょう…。
ついにはサポートセンターに繋がらないことを「電話ガチャ」と呼ぶユーザーも現れ、 運営側も対応が追い付いていない様子がうかがい知れます。
WiFiルータービジネスの闇…信頼できる事業者を選びましょう
何もこの状況はクラウドSIMに限ったことではありません。
国内のパケット上限なしを謳っているクラウドSIM以外のWiFiルーターの通信回線はソフトバンクを利用しており、提供している事業者はソフトバンクではありません。
よって、ソフトバンクからデータ通信量を購入しているという可能性も十分に考えられます。
どんなときもWIFIのようにマージンを多く取らずに急にユーザー全体のデータ通信量が急増してしまった場合、パンクする可能性を秘めているのは変わらないのではないでしょうか。
本当の意味での「パケット上限なしのWiFiルーター」は存在しないのです。
今回の通信障害騒動を受けて、uCloudlinkからの4月3日に公式に声明が出されており「CloudSIMプラットフォームや通信端末自体は全く問題なく稼働していることをここに声明します」としています。
>クリックして拡大
引用:uCloudlink
やはり、クラウドSIMの仕組みを利用して販売している国内販売代理店に問題があることが証明された形となりました。
クラウドSIMwifiルーターを提供している各社へヒアリングをしたところ、どうやらSIMカードの調達に関しては販売代理店ごとに大きく異なるようで、SIMカードのコントロールがうまくいっているサービスもあるようです。
実際にパケット無制限サービスは増え続けており、○○wifiが乱立してどれを選べばよいかわからない状況になって来ています。
私たちエンドユーザーはどういったことを基準に事業者を選べば良いのでしょうか?
契約期間に縛りのないWiFiルーターを選ぶというのも1つの手でしょう。
他のパケット無制限サービスも同様に破綻するリスクがあるのであれば、縛り期間がないサービスを契約しておくというもの一つの手だと思います。
通信障害が起きたらノーリスクで逃げることが出来ます。
「パケット無制限」を謳っていない上限のあるサービスであれば、規定容量まで制限をかけられることがないため、こちらの方が安心できるかもしれません。
https://greenwaves.jp/unlock-wifi/
最近ではWiMAXへの原点回帰も進んできています。
https://greenwaves.jp/biglobewimax2plus/
https://greenwaves.jp/uqwimax/
以上、WiFiルーター比較サイト運営者目線のコラムでした。
追記:2020年6月19日どんなときもwifiの運営元である株式会社グッドラックに対して総務省からの行政指導が行われました。
https://greenwaves.jp/goodluck-soumusyoushidou/
2020年7月18日追記
株式会社グッドラックが運営する「どんなときもwifi」に対する行政指導について、グッドラックから再発防止措置策の報告がありました。
https://greenwaves.jp/goodluck-gyouseishidou-houkoku/
https://greenwaves.jp/donna-error-matome/
https://greenwaves.jp/donna-kaiyakuform-open/
https://greenwaves.jp/donnatokimo-norikae/
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